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対象:住宅設計・構造

本当の意味での健康住宅

住宅・不動産 住宅設計・構造 2005/11/22 08:08

以前、ある建築専門家に下記のようなことを聞きました。

-----------------------------------------------------------
今の住宅の特徴として、断熱材をふんだんに使い、夏は外からの熱を
防ぎ、冬は中からの熱の放出を防ぐなどの対策を施しています。
この特徴を究極まで続けると、カプセルに住むことになるということ
です。
そこで重要などが換気です。強制換気を天井から行っているものが
ありますが、汚い空気は下に溜まる傾向があり、ほとんど機能を
なしていない。窓を開けるのが一番換気によい。

私が最も勧めるのは土壁の在来工法。
自然にできる隙間のせいで夏は暑く、冬は寒いが、そこは人間として
我慢するべき。
夏は打ち水をしたり、冬は重ね着をして対策を施す。
-----------------------------------------------------------

私の実家は、日本の伝統的な在来工法で、これからの季節は
非常に寒いです。マンションだと、実家ほど暖房しなくても温かい
です。
でも、この意見を聞いて、心底納得した覚えがあります。
大手住宅メーカーを否定するような意見なのですが、本当のところ
はどうなんでしょう?

好き嫌いや価値観ではなく、そういった点でのご意見を伺いたい
と思います。宜しくお願いします。

九左衛門さん ( 大阪府 / 男性 / 32歳 )

回答:6件

健康=物と精神のバランス

2007/06/29 14:15 詳細リンク

''「本当の意味での健康住宅」''・・・いいタイトルですね。

私はこの答えのキーは''「物と精神のバランス」''だと
考えています。

物というのは、「家」。精神というのは「家族の心」。

''双方の健全性がマッチして「健康」というものが
促進される''と考えています。

例えば市街地に家を建てる場合は、排気ガスや騒音
色んなものが入ってきます。そうなると、ある程度の
防音や窓を開けなくても換気が出来る仕組みがある
ほうが、「精神」的に安らぎ、落ち着くように思います。

また、郊外や住宅団地の場合は、窓を大きく開けて
換気したり、緑の香りを家に取り込んだりとするのが
「精神」的に合うように思います。

ポイントは''「心」が喜ぶ状態かどうか?''が健康住宅
のポイントだと思います。

また家族の心の形は家族の数だけあるので一概に
「これが正しい」と言い切ることは出来ません。

''それぞれが家を通じて、健全な精神と肉体を維持''
''出来る''のなら、それがその家族にとって健康住宅
になりうるでしょう。

回答専門家

八納 啓造
八納 啓造
(建築家)
株式会社 川本建築設計事務所 代表取締役
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健康住宅の定義

2007/06/05 15:12 詳細リンク

健康とは、辞書(大辞林・三省堂)によると、『体や心がすこやかで、悪いところのない・こと(さま)。医学では単に病気や虚弱でないというだけでなく、肉体的・精神的・社会的に調和のとれた良い状態にあることをいう。』と、ありますから、健康住宅とは、肉体的にも精神的にも社会的にも、住む人に良い影響力や感化力を及ぼす住宅といえます。
住宅とは、人間が人間らしい生活(健全で幸せな生活)を営むための生活機能と生活環境を合わせ持つ建物ですから、 本当の健康住宅とは、人間が人間らしい生活(健全で幸せな生活)を営むために、肉体的にも精神的にも社会的にも、住む人に良い影響力や感化力を及ぼす生活機能と生活環境を合わせ持つ建物ですね。

先人たちは、『居は気を移す(孟子)』 『住まいは人格形成の場である(ソクラテス)』 『住まいは人間形成の道場(松下幸之助)』 などと住まいの環境の重要性を説いてきました。
良い影響や感化力を受けるには、住宅がどうあることが良いのでしょうか? それは、人間は自然からの授かり物であり、自然によって創られ、支配を受け、消滅させられるものであるということを理解することが大切です。
現代化住宅は、省エネという名の下に、新鮮な空気を拒絶した住宅の環境をつくり出しています。その結果、24時間換気をしなければ、検査済証を発行しないとも言っています。人間は、空気中に約21%含まれる酸素を吸って生きているという現実を直視した時におかしい住宅であるということが見えてきます。

不自然な住宅は、その作用により弊害や後遺症や副作用が因果律(自然の法則)により発生しています。最近の事件の多くが、心(精神)の不健康な人によって引き起こされていることを理解できれば、住宅のあり方がおかしいと気づく人も多いのではないでしょうか?


“中庸” 何事も程程が大切!

2005/11/22 10:24 詳細リンク

久左衛門さん はじめまして!


在来工法による伝統的な住宅は風土によって育まれた優れた住宅です。
そして、地球温暖化、大気汚染、騒音問題等の住宅を取り巻く環境が激変してきた現代において、ある程度カプセル化された棲家も優れた住宅といえるでしょう。

ただ、住むという行為は室内だけで完結したものではないので、カプセルの中だけにとどまることは不可能です。
また、暑さ寒さを我慢して暮らすという生き方もあるのでしょうが、禅僧でもない私たちには無理なのではないでしょうか?


仏教用語に“中庸”という言葉があります。
つまり、「何事も“程程”が大切!」という教えだと解釈できますが、
『我慢も“程程”に!』 『カプセル化も“程程”に!』 そして、大切なことは、『サスティナブル(持続可能)は生活を“程程”に楽しむこと!』だと考えます。
そういう住み方の方が、「健康住宅とはこうあるべき!」という呪縛から開放されて、健康的に生活できるのだと思います。


暮らし方も含めて考えましょう

2005/11/22 11:02 詳細リンク

カプセルのような住宅でも健康に配慮した効果的な換気をすることはできます。逆に、伝統的な住宅で温熱環境の安定した環境を得ることは難しいでしょう。私としては、カプセルのような住宅でもあり、その気になればいつでも外の環境を取り込めるような、そういう住宅が良いのではと思います。

確かに伝統的な日本家屋には、季節とともに生活する良さがあります。そうした建物の中で自然の一部となって生活するのはすてきな暮らし方と言えるでしょう。

ただ、昔のように季節ごとに建具を取り替えたり、火鉢などの局所暖房を使ったりする生活ができなければ、ただの燃費の悪い建物ということになってしまいます。日本のような寒暖の差が大きい気候では、建物だけでなく、さまざまな生活の知恵を含んだ暮らし方全体で対処する必要があるんですね。

現代の生活の中では、特に都心では空調機器などを全く使わないのは難しいでしょうから、熱効率の良さは住宅の大切な機能の一つだと思います。その方が環境にも優しく、自然とともにある住宅と言えるかもしれません。


本当の意味での健康住宅とは?

2005/11/23 01:36 詳細リンク

「本当の意味での健康住宅」って、凄く深い意味がありますね。

ご質問は、高気密高断熱に対する疑問のように思えますが、「本当の意味」を考えると、
?住まう人が快適で健康を保てる。
?建物が健康で長持ちする。
?冷暖房費が少なく経済的な健康。
?緑に囲まれて精神的に安らぐ健康。
であり、
その他、?震度5強程度の地震で壊れたり、?火に弱い家、?泥棒に簡単に入られる家なども、広い意味では本当の健康住宅とは言えないんじゃないかと思います。

?〜?に関して昔取った杵柄で答えます。

日本古来の家は、高温多湿の風土から夏を基準にしていて風通しの良い家が基本でしたが、現在のように地球温暖化など環境問題が大きくなるとやはり高気密高断熱の家を基本にして、※エアーサイクルや集中冷暖房と熱交換機(ヒートエクスチェンジャー)を併用するのが良いでしょう。

過去に2×6やログハウスを造った時、キチッとしたエアーシステムを導入すると真冬に夕方暖房を切っても朝まで温かく、冷房費も少なくて本当に快適でしたし家も長持ちします。

?は立地条件が必要ですが、観葉植物でも解決出来ますね。

??は、現在の優良なハウスメーカーの新築なら耐火は勿論、耐震・免震どこでも研究が進んでいるので、まず問題は少ないでしょう。

さて、?の防犯ですが、戦後長い間「安全」な生活を享受してきた我々に残された大きな問題です。

今や「安全神話」は完全に崩壊し、「住宅の防犯」は官民合同会議でも取り上げているように、住宅の基本性能です。

万が一でも泥棒(空き巣・強盗)に侵入されると、金銭的、肉体的及び精神的被害が大きく健康を損なう要因だからです。

質問者

九左衛門さん

Re: “中庸” 何事も程程が大切!

2005/11/23 07:55 固定リンク

>「何事も“程程”が大切!」

はい。心底納得です。「極端」という気持ちはありません。

事実として、日本って水道の水を普通に飲めますよね。(ウマイ、マズイは別にして)
そういう環境であるために、東南アジアに行った人がヒドイ下痢をしたり、他の国の人が感染しない病気になったりする話を聞きます。

ようは、快適になりすぎることにより、人間本来持っている免疫や、抵抗力といったものがなくなっていくんじゃないかと思うことがあるんです。

また、今の流れとして「ファーストフード」に反して「スローフード」という言葉が出てきたりするのは、人間としての原点回帰を表しているんじゃないかなぁと思うことがあります。
今後は、超快適住宅と、添付したような住宅と住み分けが出てくるんですかね。

九左衛門さん (大阪府/32歳/男性)

質問者

九左衛門さん

Re: 暮らし方も含めて考えましょう

2005/11/23 08:21 固定リンク

ご回答ありがとうございます。

快適さを求めると、何かしらのリスクがつきまうと思うんです。
例えば、昔は徒歩や馬を利用していたものを自動車での移動という快適さを求めると、大気汚染や石油の枯渇というリスクがあります。
また、おいしいものを食べるということを求め続けると、肥満という健康リスクが伴います。

今年流行ったクールビズやウォームビズも空調に対するリスクを軽減しようというのが目的だと思います。(クールビズ対応の服装の生産に伴うエネルギー消費は無視できないですが)

高気密、高断熱はそんなリスクを背負わなくても済むんでしょうか。例えば、人間本来の免疫力や、抵抗力の低下など。

両方いいとこ取りの住宅ができるのなら、最高だと思うのですが、いかがでしょうか。

九左衛門さん (大阪府/32歳/男性)

質問者

九左衛門さん

Re: 本当の意味での健康住宅とは?

2005/11/23 08:33 固定リンク

> エアーサイクルや集中冷暖房と熱交換機(ヒートエクス
> チェンジャー)を併用するのが良いでしょう。

これが本当に可能であるならば、納得です。
10年ほど前に聞いた話によると、質問にも書かせていただいたのですが、強制換気機能は眉唾ものであるということだったんです。
その専門家が調査したところ、家の前は幹線道路で、自動車がバンバン走っている。そんな家で強制換気を施した時の部屋の空気の汚染度(朝が一番汚染度が高いそうです)と、窓を開けた時の汚染度では、窓を開けた時の方が汚染度が低かったそうなんです(排気ガスを含んだ空気であっても)。

今の技術で、充分に換気ができるということがわかる第三者機関によるデータってあるんでしょうか。それがあるなら、見てみたいです。

九左衛門さん (大阪府/32歳/男性)


いいとこ取りも可能だと思います

2005/11/23 16:19 詳細リンク
(4.0)

ご回答ありがとうございます。

私は高機密、高断熱住宅そのもののリスクはあまり高くないと考えています。リスクがあるとしたら、それは暮らし方によるものだと思っています。

機密性や断熱性はもともと住宅に求められている性能です。すきま風のある伝統家屋でも、当然ある程度の気密性、断熱性をもっています。高機密、高断熱とは、そのもともとあった性能を高めただけです。だから、そこにもともとあったリスクが、性能を高めた分だけ増えるのではないかと思います。

例えば、外気より温熱環境が安定しているので害虫や雑菌などにとっても比較的繁殖しやすいこと。
また、季節や時間による温度差が少なくなるので、温度差に弱い体質になる可能性があること、など。

これらを回避するためには、きちんと掃除をするとか、必要のない時は空調を止めて外気を取り込む、といったことを習慣づけることが効果的だと思います。まさに暮らし方ですね。クールビズ・ウォームビズ的に言うとクールリブ・ウォームリブといったところでしょうか。そして、こうしたことは高機密、高断熱の住宅でなくても、健康や環境を守るために大切なことだといえるでしょう。ただ、高機密、高断熱の住宅ではより意識的にそうした暮らし方をする必要があるかもしれません。

住宅というのは、住宅そのものだけでは快適な暮らしを保証してくれません。どのように暮らすか、その暮らしをちゃんとサポートしてくれる計画になっているのかが、とても重要です。

高機密、高断熱というのは、そうした住宅の計画を成立させる要素の一つに過ぎない、と言えます。ですから計画が優れていれば、高機密、高断熱で快適さを得ていても、十分に健康的で自然とともにあるような暮らしが実現できるでしょう。

評価・お礼

九左衛門さん

> どのように暮らすか、その暮らしをちゃんとサポートして
> くれる計画になっているのかが、とても重要です。

おっしゃるように、専門家の方はこの点を消費者の方に伝えて
いってもらえたらと思います。
ありがとうございました。

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