ナレッジマネジメントにおける「SECIモデル」とは？

共同化 Socialization 情報共有
表出化 Externalization アイディアの明文化
連結化 Combination 表出化のブラッシュアップ版と文字通り、アイディア同士を結びつけ形にする
内面化 Internalization コミットというか、全員に落とし込む

簡単すぎたかな？私はこのように解釈しています。

講演会などで、定められた時間内に「ぴったり」と終了する講演者のことを、「あの人はタイムマネジメントがしっかりしている」と評します。

では、――

「あの人はナレッジマネジメントがしっかりしている」
と、言われる人はどんな人でしょうか?

自分が設定した目標を達成するに際して、的確な「ナレッジ」を過不足なく集めて的確に行動し、その結果として目標を所定の時間内に達成する人のことをいうと私は考えます。

―― マネジメント
とは、「なんとかやり遂げる」という概念です。だから、ナレッジを活用して所定時間内に目標に到達する活動を「ナレッジマネジメント」と私は理解しています。

―― デミングのマネジメントサイクル
デミング賞で有名なデミングが提唱したそうです。「計画⇒実行⇒チェック⇒是正」(PDCA)を繰返しながら、設定した目標に「なんとか」たどり着くというサイクルです。試行錯誤のサイクルです。

―― SECIモデル
は、マネジメントモデルですから、「共同化⇒表出化⇒連結化⇒内面化」を試行錯誤(サイクル)しながら何とか目標にたどりつくと理解すればよいでしょう。

―― こんな予備知識をもって勉強されると面白いように理解が進むと思います。お勉強されるに際して、日本ナレッジマネジメント学会のホームページを開くことをお勧めします。

以上は''ISO''マネジメントシステムを日本に普及する仕事をしている経験から申し上げました。