新しい病院での　伝え方。摂食障害、他。

過食嘔吐、自傷行為、気分循環･･･など生じながらも、主治医が十分に聞いてくれず、転院されるとのこと、心よりお見舞い申し上げます。

主治医には''現病歴・家族歴・生活歴''などを全て伝えるのが良いでしょう。ＤＶなどに関してもご自身の気持ちが許されるならばお伝え下さい。それには事前に''ワードやエクセル''でまとめておくと情報や思考・感情が整理できて良いと思います。

過食嘔吐や自傷行為の治療には長い時間がかかります。ご本人のみならず、ご家族を交えた面接（''家族療法''）や''環境調整''が必要になることもあります。時には医者や家族が信じられなくなり、絶望的な気持ちになってしまうこともあるかもしれません。

つきましては焦らず急がず、主治医との''治療関係''を確かめながら治療に当たられると良いでしょう。医者の選び方に関しては拙著コラム医者や病院の選び方もご参考にしていただけると幸いです。どうぞお大事にして下さい。

茅野 分（銀座泰明クリニック）

ＤＶなどつらい経験をされた方で摂食障害の状態になって通院されている方を思い浮かべました。
気分の変動、死にたいと思う、自傷行為、などは摂食障害に関連した症状で、よく合併しているものです。
それで、先生にどうやって伝えるかですが、経過をノートにまとめておき、持参することです。それを渡してしまうと次に困りますので、コピーを先生にお願いしてそれを渡して、原本は取っておくことです。
他の医療機関にいく場合に、また経過を継ぎ足さなくてはいけないからです。
ひとつ、ひとつ聞いてくれない場合には、その不満を受付で言ってみたり患者さんご意見箱みたいなところへ投書することです。それでも変化がなければ、他の医療機関に行きたいとまた言うことです。