ネコと犬の口臭

なかなか難しい問題です。ワンちゃんも猫ちゃんも同時に悪臭だそうですね。年齢はどうなんでしょう？もしまだ５才位で、歯石もそんなに付着していないにも関わらず、口臭がひどいとなると困りますね。動物の口臭は、歯周病が原因となる場合が多いのですが、まず動物病院で歯周病の検査をしてもらって下さい。歯石付着具合はその子その子で着く速さが違います。４歳くらいからすでに相当着けてくる子もいまして、またそんな子の場合は半年位でまた、着いてきます。フードの影響もあるでしょうし、そのこの唾液の性状も大きく影響しているように思えます。ワンちゃんの場合は、クロロフィルの含まれたガムも発売されているようです。これもお試しになる価値はあると思います。でも何度も繰り返しますが、歯周病の有無をまず調べてあげて下さい。

井上先生のおっしゃるとおりだと思います。もし歯石によって臭いが出ているのでしたら、それを獣医師にとってもらい、できれば歯磨きをすることをお勧めします。歯をきれいに保つことは犬猫の寿命を１５％延ばすといわれています。歯磨きはかなり大切なものだと思います。

口臭の原因の多くは、歯石や歯垢の付着によるものです。また、歯周病を伴っていることが多く早期の治療が必要な場合もあります。
口腔内を健康に保つには、毎日のデンタルケアがもっとも重要です。ワンちゃんの歯磨きが習慣になっていることはとてもよいことです。ご自宅でのケアとして、他にゲルタイプのマキシガードやペースト状の歯磨き（チキン味など）などの口腔内洗浄液や歯垢付着を予防するデンタルガム、歯石をとるドライフードもあります。
当院では、鎮静や麻酔下で超音波スケーラーを用いて歯石除去や歯周病の治療を行なっています。処置の時間は、重症度により異なりますが、経度であれば１５〜３０分くらいで終了します。
歯石、歯垢が付着している場合は、超音波スケーラーがおすすめです。一度、口腔内検査を実施し、歯石の付着程度を見るだけでなく、歯肉炎や口内炎、歯の動揺がないかなどの診察を受けましょう。