対象:住宅設計・構造
2003年竣工の分譲マンションに住んでいます。
排水ピットの異常による警報が何度かあり、調べてみると炭酸カルシウムを含む地下水が湧いていることが分かったと売主側より管理組合理事会に説明がありました。
建築設計時に排水量を計算し対応できるであろう排水ポンプを設置しているから、今後のポンプの清掃・維持管理を管理組合側に依頼してきました。
地質調査をしたのではないか?というこちら側の質問には法の施工前だという「土対法」を引き合いにだしているかのようなつじつまが合わない説明です。
地質調査はしているはずでその時点で地下水の有無は分かるのでは・・・と思うのですが、この場合設計時のミスにならないのでしょうか?また売主側に責任はないのでしょうか?管理組合で維持していかないといけない問題になるのでしょうか?
ますこさん ( 大阪府 / 女性 / 32歳 )
回答:1件
第三者に調査を依頼してみてはいかがですか。
ますこさん、こんにちは。
集合住宅の場合では、共用部の維持管理のことで納得行かなくて、腹が立つことが多いこととお察しします。
また、排水ポンプは仕様や性能、設置条件、排水の種類によって、かなりの維持管理費用が掛かりますからご心配もよく分かります。
まず排水ピットとは、湧水ピットのことでしょうか?
屋上などに降った雨水など一時貯めておくピットで、設計時に湧水を含めない設定なのに、地下水が浸水するのであれば、不具合が生じていると言えるでしょう。
しかし、はじめから地下水が上がってきたときに貯めておく湧水ピットでしたら、瑕疵と言えないと思います。ただその場合は通常時に強制的に排水する必要があるのかが疑問です。
浸水して警報が鳴ると言うことは何らかの問題があるようには思います。
いずれにしても、ますこさんが売り主の説明に承伏できないのであれば、第三者に瑕疵の範疇に含まれるかどうかを判断してもらうことをお勧めします。管理組合理事会にその旨を要望し、専門家に調査を依頼することになると思います。
売り主が非は設計・施工サイドにあると認識していれば、組合がそこまで動くことを知れば、何らかの是正対策を提案してくると考えられます。
しかし、専門家の調査で瑕疵と判断されても、売り主が責任を認めないければ、最終的には訴訟するかどうかの話になります。
この問題は、ますこさん一人で対応するには無理があり、理事会役員と協働して売り主と折衝しないことには一歩も進まないと思います。多少面倒ですが、ポンプの維持管理は半永久的に続くことですから、是非頑張ってください。
アトリエ24・飯沼
評価・お礼
ますこさん
どうもありがとうございました。
長期的にも非常に役立ちそうでうれしいです。
リンクを参考にTRYしてみます。
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ますこさん
調査はどこへ?
2007/10/19 09:59早速回答いただきましてありがとうございます。
わたしも理事会の議事録を読んだだけなので、どこまでの話があったのかは詳しく分かりませんが、地下水が上ってくることは想定していない内容でした。
次のステップとして調査をしてもうらうよう理事会へお願いしようと思います。
ただ、この場合の第3者の専門家とはどういう分野のなんというところを探したらいいのか教えて頂ければと思います。
ますこさん (大阪府/32歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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