自分より大きい犬が苦手
2007/10/15 00:49Mダックス・♂・2歳10ヶ月についてです
公園デビューしたての頃、シェルティー、ラブラドール
に続けて耳を噛まれてしまったせいか、自分よりも
大きな犬がとにかく苦手で普段の散歩から(反対側の道路に相手がいても気配を感じるだけで)吠えてしまいます。
NOと低い声で言い目を見ると、お腹を出すので
自分でも悪いとは理解しているようですが、それでも
毎回犬に合うたびに吠えてしまいます。
こちらが吠えても相手にしない犬はなんとか
NOでやりすごせますが、相手も吠え返してくると
興奮してしまいNOだけでは聞かなくなってしまいます。
マズルコントロールや、天罰法(小石の入った缶を落とす)など色々試してみましたがなかなか効果がありません。
自分と同じくらい〜小さい犬や人(年齢問わず)には
とてもフレンドリーです。
パンジーさん ( 宮城県 / 女性 / 39歳 )
回答:3件
自分より大きい犬が苦手
耳を2回も噛まれている。それも本気で相手に噛まれているのなら、そうならない方が不思議なくらいです。
例えば、赤い帽子深くかぶった人から2回、ナイフで斬りつけられたら、あなたはどうなるでしょう。
きっと、赤い帽子深くかぶったに恐怖を感じるようになるでしょう。
いわゆる、心的外傷後ストレス性障害(PTSD)です。
では、あなたが赤い帽子深くかぶった人に恐怖を感じ、「こっちに来ないで」と叫ぶのを、誰かからきつく叱られたらあなたどう感じますか?
恐怖から起こしている行動を、恐怖で押さえ込むのは、もっと状況を酷くしていきます。
「NOと低い声で言い目を見ると、お腹を出す」のは、悪いと感じているのではなく、あなたに「お願いだから私を攻撃しないで」と主張しているのだと考えてください。
マズルコントロールや、天罰法(小石の入った缶を落とす)もなさらないように、状況を悪くするだけです、
改善のための道筋は、相手(この場合は自分より大きな犬)が恐くない存在と感じさせる、慣らすことです。
そして、飼い主がそばにいれば大きな犬がいても不安をじゃない、という犬との信頼関係を構築することです。
問題の解決にはつながらないと考えてください。
補足
*補足
具体的な方法は、逆条件付けや系統的脱感作を行うのですが、実際にはその犬を見ての直接のアドバイスが必要となります。
宮城には(社)日本動物病院福祉協会(=JAHA)認定の家庭犬しつけインストラクター
がおりますので、ぜひ直接相談してみてください。
※拙書「犬は知的に育てる」
には、他の犬に吠えつく犬の改善法を、脳の反応から詳しく説明をしています。ぜひご一読下さい。
※コラム「アグレッシブドッグのリハビリ」
もご一読下さい。
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どこまでなら大丈夫か?
公園デビューしたてで随分可哀想な経験をされたんですね。大きな犬が苦手になってしまったとのことですが、小さな犬とはフレンドリーなんですね。
ということは・・・
ダックスちゃんには我慢できる境界があるはずです。
たとえば相手の大きさ(小ぶりな中型犬は大丈夫だけど、大柄な中型犬は全然ダメなど)
それから、相手との距離(道幅くらいでは我慢できなくても、数十メートル離れれば大丈夫、など)
さらに、相手の姿勢や動き(こっちを見てるとダメだけど、背中向けてじっとしててくれればなんとかOKなど)
そして、ぎりぎり我慢できる状況でとにかく褒めてご褒美をあげ、勇気づけてあげて欲しいのです。
ちょっと怖かったけど、何も起こらなかった。大丈夫だった。ママに注目したら褒められ、おいしい思いができた、と。
こうした経験を続けることで、どんどん大きな犬の存在を無視できるようになっていきます。
焦らず、絶対に無理強いはせず、ダックスちゃんが我慢できる限界を見極め、少しずつそのレベルを引き上げて下さい。
このトレーニングは境界の見極めや、ご褒美を与えるタイミングなど、ご自身で取り組むには少し難しい点もありますので、一度専門家に直接指導してもらうといいと思います。
可哀想なトラウマを是非パンジーさんの愛情で癒してあげて下さい。
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小川 亜紀子
しつけインストラクター
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自分より大きい犬が“怖い”んですね
子犬のときに立て続けに大きい犬に噛まれた経験をしたのであれば、大きな犬種が怖くなってしまいますよね。
となると、怖くて吠えているダックス君を叱っても、問題改善はしません。
「怖い」と感じている状態でさらに飼い主さんから怒られれば、パニック状態になりもっと吠えてしまいます。
そして「大型犬と会う=嫌なことが起きる」と学んでしまいます。
通常恐怖心を克服させるためには、良いことと結び付けていきます。
ですから、今とは逆のことをしてあげれば良いのです。
一般的に、犬にとって良いこととは食べ物をもらうことです。
大型犬(吠えそうな犬種)を見たら、ダックス君が吠える前におやつを与え、吠えないようにしてください。
※もしタイミングが合わず吠え出してしまったら、とにかく急いで離れてください。
「怖い犬種を見たらおやつがもらえる」と教えれば、吠えることはなくなります。
ただし、これはごくごく簡単な説明なので、ご自身でトライしてみても上手くいかなければ、専門家に直接見てもらってください。
まだまだ2歳10ヶ月ですから、叱って我慢させるのではなく、「大きい犬も小さい犬と同じで怖くないんだよ」と今から教えてあげてください。
(現在のポイント:-pt)
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