他犬の吠え声に吠え返すのは･･･

2007/10/03 10:18

いつも参考にさせていただいています。先日は「病院での攻撃性」について質問させていただきました。
再び、コーギー（オス、6ヶ月）について相談させてください。

問題は山積していますが、今最も頭を悩ませているのが「吠える」ことについてです。あいにく、当初は犬を飼う計画がなかったので、我が家は角地で3方よく見通せるような塀のつくりになっており、庭に出すと人の話し声や慣れない音に敏感に反応して吠えます。こちらについては「吠えない環境作り」を作っていけるようトレーナーさんにも訪問レッスンをお願いしています。
今回は特に、家の中（土間）にいるときの状況についてアドバイスいただきたくお願いいたします。
家の中では土間にサークルをおき、仕切りをおいて、室内には上らせていません。外の様子はわからないのですが、他の犬が吠えるが遠くからでも聞こえると、反応して吠え返します。これが加勢しているのか、警戒しているのかはわかりませんが、連続して吠えています。吠えるとその都度行っては「シーッ！」と口に指をあてて言いながら、おやつで気をそらすこともありますが、興奮度によってはあまり効き目がありません。
「吠える→私が来る→おやつもくれる」という図式が出来上がってはいけないと思うのですが、どのようにしつけていけばいいでしょうか。

しゅえっとさん（兵庫県 / 女性 / 41歳）

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他犬の吠え声に吠え返すのは･･･

2007/10/03 11:43 詳細リンク

: (4.0)

吠える対象の音（犬の吠え声）を録音し、吠えないレベルで再生しフードを提供します。

吠えないギリギリのレベルで慣らしてゆくと、徐々にボリュームを大きくしていけます。

「犬の鳴き声→吠えない→いいこと起きる」
という図式を作っていくということです。

ただ犬は音のする方向も理解しますから、犬によっては室内で再生した音には反応しなくなっても、外から聞こえる音には反応する場合もあります。

その場合は（または大事を取るのであれば）録音した音を外で再生することです。もちろん吠えないレベルから徐々にボリュームを高めていきます。

ところで、「トレーナーさんにも訪問レッスンをお願いしています」とのことですが、その方になぜ相談なさらないのか不思議です。

前回もお話ししましたが、「系統的脱感作」および「逆（拮抗）条件付け」に詳しいインストラクターなら、こうしたことも相談に乗ってもらえるはずです。

もし、その方が「系統的脱感作」および「逆（拮抗）条件付け」に詳しくないのであれば、他の方を探すことです。

犬の問題は前回も記しましたが、実際にはケースバイケースで、ネットなどで情報を探ってもそうはうまく行きません。

「問題は山積み」ということも書かれていますので、後手後手に回らないように、まずはトレーナーをJAHA認定のインストラクターなどに替えることですね。

※音に対する慣らしは、拙書「犬は知的にしつける」
の142〜147ページ、および155〜157ページをご参照下さい。

補足

吠える対象の鳴き声ならず、いろんな犬の鳴き声に慣らすことです。

プロのトレーナーなら、契約期間中に困った問題が生じたのであれば、電話で相談に乗ってくれるのはずです。
せっかくお金を払っているのなら、有効活用なされることです。

実際の犬を見ているのと、見ていないのでは、アドバイスの的確さが全然違いますので。