貸家築２６年木造住宅に雨漏り、１５００万の見積もりで直すか？

住宅・不動産住宅・不動産トラブル 2016/10/25 11:44

建売住宅の建築会社は倒産し、雨漏りが７～８年後に始まる。その都度直し、（シーリングなど）台風などで雨漏りが４か所ある。見積もりを出してもらうと、壊さないとはっきりわからないが、柱と内部の壁紙はそのままで防水シートなどから貼り直し、屋根（５年前に一部やりなおし、塗ったが、）ベランダ（３年前にやり直した）が別業者のため、そこも含めやり直したほうがよい。とのことでした。最悪は壊してみて柱などに白アリなどがあるともっとお金と期間がかかるとのことです。２６年の木造住宅でそこまでお金をかけるべきか、売価、建て替えたほうがよいか相談させてください。

AT山本さん（東京都 / 女性 / 54歳）

回答：1件

十文字洋一
建築家

雨漏りによる腐食は予想不可、建て替えをお勧めします。

2016/10/28 13:57 詳細リンク

AT山本様
はじめまして。
町田市で建築設計事務所を営んでいます
ド－ム建築設計事務所の十文字です。

丁度都内で雨漏りによる改修工事にかかわっています。（画像添付）
このお宅は築16年、某地域ビルダ－が施工した物件ですが
完成当初より雨漏りが始まり、保証期間に改修工事を２回
行いましたが雨漏りは止まらず、当事務所に相談がありました。

当初は室内のカビが発生している部分の壁をはがし
シロアリの駆除、腐食箇所の補修、窓回りのシ－イングで対処しましたが
雨漏りは止まらず、原因が不明のため雨漏り調査会社に依頼
結果は窓回りだけでなく数か所からの漏水が確認されました。

結果漏水している壁一面（タイル貼り）を解体したところ
予想をはるかに上回る結果となり、壁全体の躯体、サッシの交換となりました。

AT山本様のお宅も、雨漏りからおおよそ２０年が経過していることから
躯体の腐食、白アリの被害が予測され
改修費用のMAXが把握できません。
又、表面には見えない壁や屋根の防水紙、ルーフィング等の耐用年数
設備（水道、電気、ガス）配管の老朽化などを考慮しますと

1.500万円の改修費用を見込んでいられるのであれば
新築することをお勧めいたします。

2.000年以降に構造基準の改正もあり、耐震的にも当時と比較すると安全です。
当事務所では木造の坪単価はで最低55～60万円／坪でご案内しておりますが

ロ－コストビルダ－であれば、50万円／坪程度の予算で建築可能です。

ご検討ください。

以上