対象:子供の教育・受験
はじめまして。学校(担任)への対処方法を教えてください。
小学校6年生の娘がおります。
彼女は4年生の時から6年生の後期の児童会会長になることを目標にしていました。 ここの学校は児童会会長が前期と後期で交代します。
会長になるにはまず学級代表になることが前提です。
今週の月曜日にクラスで選挙があり、娘は3名の中から学級代表に選ばれました。
次の月曜日に児童会会長の選挙があり、娘はその選挙のための演説も考え、一生懸命練習していました。
学級担任にも前期の家庭訪問の際に児童会会長になりたいと言っていますと伝えていました。
ところが、今週の水曜日に他のお子さんが自分も学級代表(副会長)になりたいと言い出しました。
今日になって担任の先生が○○さん(うちの子供)は一度生徒会を経験したので、××さん(あとから言ってきたお子さん)に譲ってあげたらどうかと教室の全生徒の前で言いました。
そして再度選挙することになり、全員一致で××さんに決まりました。
その選挙は顔を上げての全員挙手だったそうです。
一度決まったことを再度覆し、担任という独裁政治をできる立場の人がこんなことをするなんて信じられません。
この先生は赴任してきた時からえこひいきがすごいと有名でした。
うちの子はその先生の中ではワースト10、××さんはベスト10に入るそうです。
あまりにも理不尽で許せないと思い、クレームを入れたいところですが、そんなことをすると、
子供が学校に居れなくなると泣きます。
絶対に先生に言わないでと言います。
娘も私も今更再選挙してなどとは望んでいません。
今後私はどのように対処したらいいのでしょうか。
泣き寝入りも納得がいきません。
何かいい案がありましたら、ご教授ください。
nyanyanyannyさん ( 大阪府 / 女性 / 42歳 )
回答:1件
人生は長期戦、そしてこの世には因果の法則が働いています
お話を伺い、nyanyanyannyさんと娘さんの今の悔しいお気持ち、察するに余り有ります。
客観的に観ても、一度正当な選挙で決まった後に再選挙をするというのは、後から立候補を申し出た生徒も含めてルール違反であり(それに疑問を持ち指摘する生徒や保護者は誰もいなかったのでしょうか?)、もし担任が自分の私情を入れてその様な非常識な事までして独裁的に、しかも独断で挙手という本来の正当な選挙ではない形で選ぶという不可解さは何なのでしょうか?
担任が見ている前では、皆が自分の立場を考えて怖くて誰も逆らえない様なスタイルを取るという卑劣さは、教育者のやるべき事ではないでしょう。
そしてこの不可解さの裏には、もしかしたら新たに立候補した生徒も含めて「教師に仕組まれた」という憶測を持ってしまうほどの不自然さと結果です。
教師が自分の権限を誤用・乱用し、この様な非常識を行うのであれば、本来ならば担任の先生より上の立場の者や、何も知らない方達に知ってもらう為にも、勇気を持ってその不当性と非常識と理不尽さを訴えるべきでしょう。
今回の一件は、もしかしたらその様に学校側に「一石を投じる」という役目があり、今回の様な事が起きたという事も、一つ考えられます。
もし私が保護者でしたら、こちらの道を取るでしょう。でもその場合は保護者である自分も含めて、娘さん自身に「たとえ誰も味方になってくれなくても、裏切られても、自分を信じる」という強さを貫くという毅然とした覚悟が必要になります。
そして、もし学校側に常識的な人間がいないのであれば、公的な手段に訴えるという事も考えるくらいに真剣でなければ、その様な非常識な相手には伝わらないという事でもあります。そのくらいの決意と覚悟がなければ、逆に深く傷を負うという事になりますから、その道を選ぶならば、それ相応の覚悟は必要です。
今の世の中は、皆自分の事が可愛くて、自分の保身しか考えなくなっており、面倒な事に巻き込まれたくないなどといった、何とも情けなく無機質な風潮が世の中に蔓延っておりますが、でもですから今回の様な非常識な教師の行いが成功するとも言えます。
でももし「自分はそこまでの覚悟はできない」というのであれば、そのまま涙を飲んで悔しい思いを持ち続けながら学校生活を送るという試練が待っていますね。完全に割り切れるならばそれでも良いですが、それは口で言うほど簡単ではないでしょう。
どちらにしても試練ですので、どちらであっても「自分で選んだ道」と覚悟を持って、後は「愚痴らない」「人を恨まない」という姿勢を貫く事が最良の道となります。
何故なら、この世には「因果の法則」というものが、どの様な人にも必ず平等に働いているからです。
この世は一見理不尽な事ばかりと感じる事もあるのは、それぞれに課題があっての事なのですね。その課題をどの様に受け取り、どの様に克服して行くのかというのは、各個人の自由意思による選択であり、又克服の道は一つではないという事です。
今回「勇気を持って一石を投じる」という能動的な克服法を選ぶか、「理不尽な事をしたのは自分ではなく教師であり、自分には何もやましい事がないから問題無い」と、人生を長期戦と捉え、因果の法則を理解した上で毅然と静かに克服するスタイルを取るかは、nyanyanyannyさんと娘さんの自由意思です。
因果の法則とは「自分のした事が、自分に返る」「自分の与えたものを受け取る」という法則です。これは全ての人間に当てはまりますが、その結果がそれぞれいつ出るかというのは、法則が非常に複雑である為すぐに結果が出ない事もあり、長期戦故に相手の結果を自分が目にする事ができない場合もありますが、どの人間も間違いなく「死ぬ時は、プラスマイナスゼロ」という事です。
どちらにしても、後悔の無い選択をされて下さい。
補足
もし勇気を持って「正当性を訴える」という事を選択された場合、当事者や部外者達にどの様な反応をされるのか?というのにも因果の法則が働きますが、少なくとも後から立候補した方や、そのルール違反を許した教師の非常識という事を部外者に伝える事に繋がります。
自分にやましい事が無ければ、何が起きても、人からどの様な反応をされても、結果はどうであれ正々堂々とされていれば良いと私は思います。
評価・お礼
nyanyanyannyさん
2016/10/18 10:40こんにちは。
早速のご回答ありがとうございました。
何人かのお友達へヒアリングし、主人と娘と3人の話し合いの結果、今回は何も先生には伝えないことにしました。
世の中には理不尽なことも沢山あり、皆の合意で決まった事を今さら蒸し返しても、更に娘も傷き、プラスになることはないと判断したからです。
ただし、次にこんな理不尽な事があった場合は、娘がいくら反対してもしっかりと先生にはお伝えするつもりです。
娘にもそれによって何か辛いことが起こった時には全力で守るからと伝えました。
親身なご回答、本当に感謝しております。
ありがとうございました。
大園 エリカ
2016/10/18 12:13今回は娘さんの気持ちを一番に考え、ご家族で出された決断ですので、最良のものであると私は思います。そして娘さんが黙って静観する事で、今回負ったマイナスがいずれ良い方向に転換して行くかもしれません。人生はプラスマイナスゼロですから。
その為に「愚痴らない」「恨まない」事は大事です。負を負で返したら自分もマイナスになってしまい、相手と同じ土壌に立つ事になるからです。
今後は今までよりも明るく元気に、新しく学級代表に選ばれた生徒さんを応援するなど娘さんがされたら、きっと教師を始めとする周りの評価にも大きな変化が起きるのではないでしょうか。
人生は長期戦です。努力家の娘さんですので、今回の事はいつかきっと良い方向に向かう為の厄落としだと捉えれば、自然に明るく過ごせると思います。
お返事と評価をありがとうございました。
回答専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング