対象:年金・社会保険
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フリーランスの個人事業主をしています40歳の主婦です。
旦那の扶養を抜けて1年。今年度の所得が増えそうなので、
税金対策と自分の老後の資金作りとして年金への加入を
考えています。
今は国民年金と住友生命の個人年金(月額2万)のみです。
国民年金基金や確定拠出年金への加入といっても
まだ満額を毎月払えるほどの余裕はないので、
個人年金2万と追加であと2万ほどと考えています。
個人年金は65歳まで払って、75歳から10年
もらえるパターンですと払戻率が112.5%ですが、
65歳で一括で受け取ると107・1%です。
それほど払戻率が良くないこと、インフレ対策にならないことから
思い切って解約してその分を確定拠出年金に回そうと思っています。
1.個人年金を解約して確定拠出年金にする選択はどうなのか
2.個人年金をそのままで、プラスで確定拠出年金または国民年金基金にするか
3.国民年金基金は入らずに全額、確定拠出年金がいいか
いずれ収入が増えてくれば、個人年金をそのまま2万払い続けても
確定拠出年金を満額払えるようになるかも知れませんが、そんな保障もないので
今から取れる対策としてどのようにしたらいいでしょうか。
確定拠出年金や国民年金基金が全額所得控除できるメリット、
個人年金は控除が少ないデメリットは理解しています。
税金が少なくなることも大事なのですが、老後の資金作りとして
考えた場合に個人年金プラス確定拠出年金(もしくは国民年金基金)がいいか
全部を確定拠出年金、または確定拠出年金と国民年金基金の併用でいったほうが
いいのか、結論が出ません。
なにか良いアドバイスをいただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
さくやこのはさん ( 石川県 / 女性 / 40歳 )
回答:1件
個人年金の見直しについて
さくやこのは様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
税金対策であれば、お書き頂いた通り、国民年金基金や個人型確定拠出年金(以下、個人型DC)が有利です。
ただし、国民年金基金や個人型DCは、いつでも解約して返戻金を受け取れる仕組みではありません。
あくまで、老後の公的年金を補完する制度です。
またインフレ対策の観点では、国民年金基金と一般の個人年金は、掛けた時点で年金額が決まってしまうので不向きです。
国民年金基金は、国債のマイナス金利など厳しい運用環境が続くと、基金が解散となり、元本割れになる可能性もあります。
一方、個人型DCは、定期預金や投資信託など、提示された金融商品の中から自分で選択し、資金を管理しますので、例えば、株式や不動産の投資信託など、インフレ対応型の商品も選べます。
スイッチングといって、運用途中で投資信託と定期預金の配分変更などもできます。
来年からは、専業主婦や公務員でも加入できるようになりますし、ポータビリティといって、転職先などのDCに資金を移管できるなど、自由度は高いです。
個人型DCは、日本でなかなか普及が進みませんが、これはおそらく、金融知識が不足している人が多いことも、理由のひとつです。
学校で金融(会計学を含む)を習わない人もいますし、金融教育は、民間の金融機関に委ねられているのが実情です。
例えば、保険会社が、自社の商品を販売したければ、個人型DCにはあえて触れないという選択もありえるでしょう。
まとめますと、
1.個人年金を解約して確定拠出年金にする選択はどうなのか
2.個人年金をそのままで、プラスで確定拠出年金または国民年金基金にするか
3.国民年金基金は入らずに全額、確定拠出年金がいいか
は、どの程度インフレが進むと予想するか、どの程度のリターンを求めるか、によるのではないでしょうか。
高いリターンを求めるのであれば、リスク(振れ幅)を許容しなければならないのが基本の考え方です。
ちなみに、比較的、個人型DCの案内に積極的なのが、独立系のファイナンシャルプランナーです。
個人事業なので、大々的な宣伝はしていませんが、例えば、当サイト「専門家プロファイル」や「FP事務所」等、関連ワードによるネット検索などで探せます。
投資や金融の考え方など、じっくりと時間をとって総合的に相談したい方には向いています。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
(現在のポイント:-pt)
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