野良犬の保護
2016/07/29 10:15ある工場内に1年位前から住み着いた野良犬が居ます。その工場には守衛が居まして、守衛が飼いたいと捕獲しょうとしても触らせません、そこで、エサ水を毎日替え手馴れして捕獲しょうとしても駄目でした。私も、協力しエサ水オヤツとあげ手から食べる迄になりましたが、私はその会社を辞めてしまい、今は行く事も出来なくなってしまいましたが、未だに守衛と可哀想に思う人がエサやりをしてるけど、捕獲には至ってないと聞きました。保健所や行政にも相談しましたが、捕獲作業はしてないと断れました。愛護団体を調べ連絡してみても、捕獲はしてないと。捕獲が出来れば飼いたいと言ってくれてる守衛も動物病院に相談し、睡眠薬を購入し捕獲しょうとしても、効き目がなかったらしく失敗してしまいました。そのワンちゃんは、そのままが幸せなんでしょうか?人間に辛い思いをさせられ、警戒から信じて貰えないまま。捕獲は諦めた方が良いでしょうか?
補足
2016/07/29 17:32川添さん、アドバイスありがとうございます。ただ、私がその工場に居る時も、その守衛さんも、ご飯をあげる時に、私が付けた名前を呼ぶと、ご飯を食べに来てました。お水が無いと、私や守衛の休憩には催促する迄馴れてくれました。ワンちゃんに、「新しいお家に行こう!もう怖い思いさせないよ」と毎日言い聞かせていました。今現状は私は辞めてしまい、判らないですが、その会社に居る方もそうしてくれてると、言ってましたが、相変わらず触らせる事は無いと。
K- chanさん ( 群馬県 / 女性 / 50歳 )
回答:2件
野良犬の保護
野良犬を一生懸命に保護されようとここまで努力していらっしゃるのですね。私は野良犬で保護をされたワンちゃんが新しいご家庭にもらわれて、そして幸せに生活をしているご家庭をたくさん知っています。ただ、注意点も必要です。捕獲のことに関しても簡単にお話しいたします。
1)捕獲をされて新しい家庭にもらわれたワンちゃんに良くある問題行動は、つなぎなどを着た男性に恐怖を覚えることです。捕獲をされる場合は、長い棒の先に紐がついていてそれでワンちゃんを「捕まえる」ことをします。ここでワンちゃんは男性にたいしてトラウマとなり、新しいご家庭のご主人に攻撃的になるケースがあります。なので、保健所の方の捕獲方法で捕獲しない方がいいかもしれません。もちろん、それ以外のやり方で、ワンちゃんを怖がらせることなしに捕獲している保健所がありましたら、それは全く問題はないはずです。
2)ではその守衛の方ができること。そのワンちゃんもきっと色々な経験があり、怖い思いもたくさんしていてトラウマがあるはずです。その場合は、ワンちゃんに近づいてはいけません。ワンちゃんから近づくようにさせるのです。餌を使うのはひとつです。あとは、人がしゃがんで優しい声で呼びかけてあげます。その時に手は絶対に差し出してはいけません。しゃがんだまま優しく呼びます。ある程度の距離まで来れば、また優しい声で褒めてあげます。そして、ある程度の距離まで来たら餌を置いてその場を立ち去ります。そのようにして、声が聞こえたらご飯の時間だなとワンちゃんが思い、近くまで近付いたらご飯をあの人が置いていってくれる、と思ってもらいます。これを毎日少しずつでもして近くまで来させるのです。ただし、焦ってはいけません。時間をかけて近くまで来させて、近くまで来ても急いで手を出してはいけません。声だけで優しく褒めてあげます。これを続ければ、信頼関係ができてくると思います。
これでやってみてください。ワンちゃんは群れで生活をする動物なので、一匹で生活をするのは不安だと思います。優しい飼い主さんに飼ってもらえれば、ワンちゃんも幸せだと思います。
回答専門家
- 川添 千絵
- (犬の問題行動解消セラピスト)
- バークバスターズ ジャパン 代表取締役
問題行動がある犬と飼い主さんをハッピーにできるしつけです。
ワンちゃんが大好きで始めたお仕事ですが、今はもっともっと好きになってます。ワンちゃんも飼い主さんもハッピーになってもらえるのは、本当にうれしいです。餌を使うことなし、無理矢理押さえることもなし。年齢や問題行動問いません。
野良犬の保護
野良犬を触って捕獲することは難しいかもしれませんね。捕獲用のケージかロープを使って専門家がやったとしてもすぐに上手くいかないケースもあります。
ご飯を食べに来てくれるのであれば、大きな柵の中で扉を開けっ放しにして、その中でご飯をあげる。警戒心無しに入ってくるようになったら、ドアを閉める。その状態で、しばらく過ごして、落ち着いたら、リードをかける。リードで繋がれることになれたら、少しずつ触っていく方が良いと思います。
捕まえることよりも、ある程度の広さのある柵の中に閉じ込めることから始めた方が早いかもしれません。ただし、野良犬は2メートル以上の柵を乗り越えるという話もありますので、大き目のケージなどの方が良いかもしれませんね。
私の関わっている行政のセンターでは、捕獲されて収容されてくるワンちゃんも多いですが、飼育員やボランティアさんたちの優しいケアで、新しい飼い主さんのところに行って幸せに暮らしています。
一時的に捕獲されるときに怖い思いをしても、それは必ず解消されることだと思います。焦らず、少しづつ犬から近づいてくるのを待つ方が早く犬が近づいてくることになると思います。
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
千田 純子が提供する商品・サービス
愛犬や愛猫を理解し、困った行動を改善するお手伝いをしていきます。
犬や猫の行動にお困りの飼い主さんにアドバイスしています。
(現在のポイント:-pt)
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