矯正による見た目の変化について

（回答）

自分の顔が長くなったような気がするのであれば、２つの理由が考えられます。

（１） 矯正期間中は、咬み合わせが安定しないため、咬筋などの咀嚼筋が十分に使われないため
筋肉が痩せて、細くなったため。
（２） 矯正治療によって、奥歯の咬み合わせの高径が大きくなったため。

（１） の原因であれば、また咬合状態に問題が無ければ、経次的に回復するとおもわれます。
また、（２）の原因であれば、矯正治療の後戻りとともに回復する可能性はあります。
いずれにしても、半年程様子を見て、改善する兆候が無ければ大学病院で検査を受けられては
いかがでしょうか。

こんにちは、長崎の堀内と申します。さて、お問い合わせの件ですが矯正治療した後にお顔が長くなった気がするということですね。外科矯正の予定だったということもあるんですね。

外科矯正治療予定だったということは、おそらくけっこう上が出ていたんですね。というよりも実は、下顎のほうが実質的には後ろに下がっているんですが、外科矯正予定だった治療を外科なしでするためには、何らかの代償が伴うこともあります。もしかしたら、ゴムを上下の顎にかけて長い期間治療をされていませんか？もし、そうでしたら、そのゴムによって顎が開いていった可能性はあります。

もともと上が出ておられる方は、猫背になって口呼吸になっている方が多く、口が開くことでさらにそれがさらに助長されることはあります。ただし、ゆってもそれによって5ミリとか1センチとかお顔が長くなることは理論的ありえない部分もあります。
もしかしたら、上の前歯が長くなったような感覚がされるのではないでしょうか？もしそうでしたら、上の前歯が前に傾斜していた分を後ろに傾斜させることで長く見える形になることもたしかです。

最後に、今回の矯正治療によって長くなった？かもしれないお顔の長さを元に戻すあるいは、それ以上に短くするためには、インプラントという矯正治療用のねじを顎の骨にチョッとさして、それを固定源にして歯列ごと顎の骨に埋め込むような矯正で可能ですね。ご参考にされてください。