確定拠出年金について

ねんね 様

はじめまして。
私、マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社の小川正之と申します。

確定拠出年金は老後の資産づくり・資産形成のための大切な制度の一つです。
ねんね様のお考えに合わせて上手に活用していただければと思います。
以下、お役立ていただければ幸いです。


具体的な資産配分については、ねんね様の目標やお考えに合わせた資産配分での運用が望ましいです(人それぞれです)。“この商品が1番良いですよ”と一概には言えません。
加入期間が残り15年で、月1,700円とのことでしたら、「60歳時に○○万円の資産をつくることが目標…そのために毎月1,700円の拠出で年率○○%の運用が必要…その目標達成のための資産配分は…」という順番で逆算してお考えになるのが良いと思います。
また、掛金が月1,700円とのことですが、お考えによってはご自身での拠出(マッチング拠出)を検討されるのも一考です。

ご参考までにですが、日本の公的年金を運用している機関(GPIF)の目標ポートフォリオ(資産配分)は下記の通りです。
・国内株式：25%（４．５．６．７．８．）
・国内債券：35%
・外国株式：25%（10．）
・外国債券：15%（９．）
ご質問欄の商品には国内債券が無いようですので、GPIFを真似た資産配分で運用するのは難しいかもしれません(国内債券は１．の預金で代用するしかないかもしれません)。それ以外の資産については、インデックスファンドと呼ばれる投資信託(４．９．10．)が、投資信託自体の信託報酬(運用期間中の費用)が比較的安いという点ではオススメです。
上記のようにご自身で資産配分を決めて管理・運用をしながら、定期的(1年毎など)に崩れたバランスを整える(スイッチングをする)のが良いと思います。それがご面倒であればバランス型ファンド(11．12．)を活用されるのも一考です。
長期分散投資においては、タイミングよりも資産配分の方が成績に与える影響が大きいと言われています。毎月の積立投資ですし、タイミングや時期は気にしなくて良いと思います。

定期預金の満期前解約についてのペナルティーは、“金利が2分の１になる”か“金利が普通預金の利率になる”だと思います。ですので、満期前に他の商品へのスイッチングをしても元本割れはしないはずです。ご確認ください。

ねんね様の勤務先では、新たに確定拠出年金を導入されたということですが、他の退職金制度(年金制度)もあるのではないでしょうか。
確定拠出年金だけで考えるのではなく、他の制度やご自身での貯蓄等も含めて、老後資金準備(資金計画)をしていただければと思います。
インフレ(物価上昇)は国策であり、政府・日銀はインフレ目標2%を掲げています。お金の価値が目減りする時代になりますし、お金にも働いてもらうことは大切だと思います。この機会に(確定拠出年金をキッカケにして)、ねんね様に合ったご資産管理・ご資産運用についてお考えいただければと思います。


以上、明確な回答になっていないかもしれませんが、お役立ていただけますと幸いです。

弊社は、お考えに合わせた資産配分の作成やリタイアメントプランニング(老後資産設計)についてのアドバイスも提供しております。
ご質問やご相談等がございましたら、お気軽にお申し付けください。

マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社
小川 正之