対象:新築工事・施工
回答:1件
シーリングファンを設けるという方法もあります。
はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
透明な板材としては、ガラスより軽いが傷つきやすいアクリル板があります。しかし4.5畳分敷くとなると下地材を細かく配さなければならず、せっかくの明るさが損なわれ、うっとおしくもなります。また透明板材の上は埃が溜まり掃除が大変です。上を歩くには材料や納まりをかなり頑丈にしなければならず、ますますうっとおしく、費用もかなり高くなってしまいます。
暖気の上昇を抑えるには、吹抜天井に大きめのプロペラ(シーリングファン)を設けてゆっくり回し、暖気を下に吹き返すという方法もあり、こちらのほうが一般的です。照明とセットになったものもあります。配線や据付はプロの手が必要で、簡単に触れぬよう位置も気をつけなければなりません。もしよろしければ、売主側にご相談されてみてはいかがでしょうか?
以上、多少なりともご参考になれば幸いです。
評価・お礼
もんさんさん
2015/06/06 19:09早々のご回答ありがとうございました。
透明床材で塞ぐことはあまりオススメではないということがわかりました。
シーリングファンも先に検討したのですが、回るたびに光がチカチカすることを嫌い床を塞ぐことを検討した次第です。
大沼 徹
2015/06/06 23:48評価と返信をありがとうございます。
シーリングファンは既にご検討済みとのこと。チカチカ対策は現地次第の細かい話になりますのでここではさておき、その上で他の選択肢となりますと、床暖房やホットカーペットなどで床面を暖め部屋の空気全体を暖める負担を減らす、吹抜天井に向けて扇風機を回して上昇した暖気を動かす、などが挙げられましょう。透明床材で塞ぐという建築的な対処は、それらではどうしても満足できない場合の最後の手段とお考えいただければと思います。
新築時はつい、諸問題をあらかじめ建築的に対処したくなってしまいがちですが、むしろ住まい方をちょっと工夫したほうがコストパフォーマンス的に良い場合が多々あります。私をはじめ建築家との家造りでは、総じてそういった仕訳も含めて合理的な設計が目標となっています。
以上、もんさんさまにとって多少なりともご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 大沼 徹
- (東京都 / 建築家)
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
(現在のポイント:-pt)
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