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甘い野菜のスープをお勧め致します。
お腹が空いて食欲がコントロールできない原因の一つに「低血糖症」というものがあります。
それは「体が食べ物を欲している」という勘違いを脳に起こさせる、云わば偽りの食欲を起こさせる元でもあり、「午後から夜になるとやたら甘いものが欲しくなる」とか「食べないとイライラしてしまう」とか「食べ始めたら止まらない」(※甘いものがアルコールへの嗜好になる方もいます) などの症状を引き起こすものでもあります。
飽食の時代の今、殆どの方がこの症状に悩まされていると言っても良いでしょう。
…と言うのは、今の日本人の食生活が完全に欧米化された上に、行き過ぎのグルメブーム&贅沢過ぎるデザートスイーツの日常が当たり前になっている食生活では、「糖尿病」や先ほど申し上げた「低血糖症」を引き起こす条件は揃っているからです。
低血糖症の方は炭水化物や甘いものを摂ると、その時はホッとした気分になるのですが、その後又血糖値が下がれば急激に甘いものや炭水化物が病的に欲しくなりの繰り返しになります。
それ故、いつも最終的には精神的な落ち込みや体重増加などが付いて回る為、精神的に癒される事が無いというおまけ付きです。
ここで今回のご相談へのアドバイスになりますが、本来は胃腸を休める深夜には、極力固形物を摂らない様にされた方が良い事と、低血糖症対策として「玉ねぎ・ニンジン・かぼちゃ (・キャベツ)」などの根菜類のスープを作られて夜食代わりに召し上がる事をお勧め致します。(※食塩は使わないか、極力控えられるのが理想)
本当は特に深夜は具は食べずに、甘いスープのみをカップに1~2杯程度頂くのが本当は理想ですが、どうしてもお腹が空いて我慢できないならば、ご飯やパンを食べてしまうよりは具を頂いて空腹感を凌がれるという方が良い様に思います。
(※その場合は50回以上良く噛む事で、胃腸の消化の働きを助けてあげて下さい)
血糖値に急激な負担を与えない自然の甘味を生かした野菜スープを、常備菜として夜食やおやつとして召し上がる事を食習慣にされると、やたら炭水化物が欲しくなる体質を少しずつ改善してくれます。
補足
血糖値を一気に上げる食べ物を多食すればするほど、体は糖質を欲する様になります。
お砂糖を使ったお菓子類やパン・麺類・粉物製品よりもご飯(できれば玄米)の方が良いですが、やはりそれもバランスによりますので、食べ方や食べ過ぎには重々気を付けましょう。
回答専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年
(現在のポイント:-pt)
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