噛みつき
2015/04/24 19:091歳9カ月のラブラドールなのですが、主人に対して噛みつきは無いのですが私や特に娘に対して大変噛みつき、生傷が絶えない状態です。確実に私達2人は下に見られているようです。 噛んだ時にNO!と叱るのですが、余計興奮し噛みつきがエスカレートしていきます。マズルも試みましたが力がやはり強くなってきているので、押さえきれず効果無しです。 家族に対して噛むことをもちろんしない様にしつけをしたいのですが、他人に対し噛むことがあってはいけないのできっちりしこみたいのです。 どうしたらよいでしょうか?
補足
2015/04/25 00:04ちなみにクレートトレーニングは出来ていて昼間などはきちんとお利口にお留守番できています。 またお座り待てなどもできます。
ただ来いが遊びに夢中になってしまうと出来ない事があります。
トリプルゴンさん ( 山梨県 / 女性 / 40歳 )
回答:2件
1歳9ヶ月のラブラドールの噛みつきの対処の方法
ペット行動コンサルタントSENDAの千田です。
ラブラドールは賢い犬ですが、それだけに、経験の浅い飼い主さんがしつけをした場合と、経験のあるトレーナーがしつけをした場合では全く違う犬のように見えるのも、ラブラドールの賢さゆえでしょうか。
ラブラドールは賢い犬ではありますが、興奮性が高く、また、叱られても叱られても、めげないところがトレーニングの性能の高さと評価されている点でもありますので、素人が叱ったり、痛みを与えても、ラブラドールは遊んでくれているぐらいにしか感じません。
ラブラドールは「してはいけないことを叱って止めさせる」トレーニングよりも、「してほしいことをしてくれたら褒める」トレーニングが適している犬種です。「してほしいこと」をしてくれたら、ご褒美をあげて褒めてあげるトレーニング(陽性強化トレーニング)をすることをお勧めします。
また、犬のしつけは子犬の時にクレートの中や、サークルの中で大人しくすることから始めます。トリプルゴンさんもワンちゃんの行動を制限するところからトレーニングをする必要があると思いますが、1歳9ヶ月のラブラドールではそれも難しい場合がありますね。
私も何百頭のラブラドールを指導してきましたが、1歳9ヶ月で、もう既に飼い主がコントロールできない状態であれば、素人判断でし続けても問題はなかなか解決しないように思います。なるべく早く、専門のトレーナーさんやしつけインストラクターの指導を受けることをお勧めします。トレーナーさんの手から食べられる犬であれば、すぐに解決すると思いますが、トレーナーさんを警戒してご褒美を食べないような状態でしたら、半年ぐらいはかかることは覚悟しておいたほうが良いと思います。
ラブラドールは何歳になってもトレーニングがよく入る犬種なので、諦めずに根気よくトレーニングをしてあげてください。
評価・お礼
トリプルゴンさん
2015/04/25 00:10早々の回答ありがとうございました。
自分達で頑張ってしつけようと考えていたのですがやはり専門のトレナーさんにお願いした方よいようですね・・・家族で話し合ってみようと思います。
千田 純子
2015/04/25 08:39評価していただきありがとうございます。
飼い主さんがしつけができることが大切なので、専門家に全て任せてしまうのではなく、手に負えない部分は専門家に依頼し、なるべくは、インストラクターの指導のもと、飼い主のご家族が全員でしつけに関わることが大切です。
私どもの場合は、クレートトレーニングまでこちらでさせていただいて、後は週に1時間しつけ教室に通ってしつけの方法を飼い主さん自身が身につけていくのをサポートしていきます。ご褒美の上げ方、タイミング、位置、持ち方など、細かい指導が必要になる場合もありますが、
1週間に1回指導してもらい、あと1週間は自宅で実践し、できないところはまた指導してもらい、というふうにしていくことを行っています。
専門家に全てを任せてしまうと、専門家の言うことは聞くけれど、飼い主の言うことは聞かない犬に育って場合がありますので、飼い主を指導してくれるのが上手なしつけインストラー、訓練士さんを探してください。
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
千田 純子が提供する商品・サービス
愛犬や愛猫を理解し、困った行動を改善するお手伝いをしていきます。
犬や猫の行動にお困りの飼い主さんにアドバイスしています。
噛みつき
ワンちゃんの特に大きなワンちゃんの咬みつきは怖いですね。そして、飼い主さんが大けがをしてしまうこともあります。これは絶対にやめさせなければいけません。
生まれながらにして攻撃的な犬はいません。攻撃的になる理由は大きく分けて二つあります。一つは、犬がリーダーでそのリーダーシップを強めるために咬むと言う行動を選択して強さをアピールする。もう一つは、今までに怖いことや痛い事があってそれに似た状況になると、その行動をしようとしている人を咬むです。
リーダーシップを強くするために咬むワンちゃんの例をあげます。ある7~8歳の柴のワンちゃんが飼い主の方をかなり咬んでいたので、外のケージに入れて離して飼っていらっしゃいました。そのワンちゃんは自分がリーダーだと思っているので、他のメンバー(飼い主さん)に対して強さをアピールしたいのですが離れているのでできません。しかし、1日に2回のお散歩のときだけ一緒です。その時にだけ自分の強さのアピールができます。どのようにしてアピールしたかと言うと、リードの引っ張りとお散歩の途中で急にくるっと振り返りガウガウと飼い主さんに襲い掛かるのです。これが毎回ありました。しかし私が伺って飼い主さんにリーダーシップを取って頂いた途端に、このガウガウ行く行動とリード引っ張りを全くやめてしまいました。もしこのラブラドールのワンちゃんがこのパターンでしたら、飼い主さんがリーダーシップを取る事によって、ガウガウ行く事は激減するはずです。ワンちゃんの行動を良く観察して、どこで強さをアピールしているか見て下さい。例えば、ワンちゃんが飼い主さんにボールを持って投げてと言う命令をしていたり、飼い主さんに前足をかけて飛びつくと言う行為をしていたり、これは全て強さの知らしめです。飼い主さんもワンちゃんから弱いな、と思われている行動を取っている可能性が高いです。リーダーとして堂々と行動して頂く事が大事です。
もう一つのトラウマ。これはプードルのワンちゃんに良くありますが、ブラッシングをする時に毛玉に引っかかって毛が引っ張られる痛さを覚えると、ブラシを持ってワンちゃんに近づくだけで、飼い主さんの手を咬むようになります。あと、しつけのために手でワンちゃんを押さえたり、マズルを掴むなどをしてしまうと手が嫌なものとなり、何かあったらすぐに手を咬みついて来るワンちゃんにもなってしまいます。このトラウマは今までの怖い体験から植え付けられたことなので、取り除く事に時間がかかる可能性がありますが、取り除く事は可能です。その怖い事が何なのかを判断して、怖くない物と時間をかけてゆっくり教えてあげます。
ただ、咬むワンちゃんに間違えた事をしてしまうと、より攻撃的になって手がつけられなくなってしまう事もあります。プロの方に指導して頂いて、飼い主さんがワンちゃんから見て尊敬をされるリーダーになってあげる事が一番だと思います。今は咬まれないように十分に注意して下さいね。
評価・お礼
トリプルゴンさん
2015/04/25 18:15回答ありがとうございました。
やはりそうですね。私達ではどんな方法がよいのかわからない所もあったりするので、なるべく専門の方にお願いする事も必要ですね。 よいトレナーの方会えるよう色々問い合わせたいと思います。
回答専門家
- 川添 千絵
- (犬の問題行動解消セラピスト)
- バークバスターズ ジャパン 代表取締役
問題行動がある犬と飼い主さんをハッピーにできるしつけです。
ワンちゃんが大好きで始めたお仕事ですが、今はもっともっと好きになってます。ワンちゃんも飼い主さんもハッピーになってもらえるのは、本当にうれしいです。餌を使うことなし、無理矢理押さえることもなし。年齢や問題行動問いません。
(現在のポイント:-pt)
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