対象:ペットの医療・健康
今年11才になるミニチュアダックス(オス)を飼っています。
昨年辺りから口臭が気になりはじめ、最近は歯磨き時に出血もあるので、
先日、年に1度のワクチンの際に、獣医さんに口臭について相談してみた所、
「出血もある様でしたら、酷くならないうちに
歯石除去をした方が良い」(全身麻酔をかけて)
と言われました。そして、その際、去勢についても聴いてみた所、オス犬は高齢になると、前立腺肥大や前立腺がん等の病気のリスクが高くなるため、
ついでに去勢もした方が良いのでは?と、勧められました。
様々なサイトを検索してみましたが、歯石除去の様に菌が飛び散る施術と
メスを使う施術を一緒にしない方が良い。現時点で、前立腺に以上がないのであれば
手術をする事は犬の負担になるのでお勧めしない。逆に、将来もし病気になった時に
再度、麻酔をかけるのは犬の負担になるので、歯石のついでに去勢はした方が良いなど賛否両論です。歯石を取る為に麻酔をかけるのも正直不安なので、
歯石除去の必要性も含めて、去勢の必要性についても
お教え頂ければ、幸いです。
homesさん ( 大阪府 / 男性 / 41歳 )
回答:1件
Re:シニア犬の歯石除去と去勢について
歯石除去の必要性についてですが、歯石沈着に伴い口腔内環境が悪化すると、細菌が血流を介して心臓や腎臓などに到達してしまい、心臓病や腎臓病などを引き起こすことがあります。また重度の歯石沈着により、歯根が化膿してしまい外歯瘻(がいしろう)といって皮膚を破って膿が出ることもあります。
去勢手術の必要性に関しては、手術をしない場合、高齢になってから前立腺肥大や肛門周囲腺腫、精巣腫瘍などの病気になる可能性があります。これらの病気は、手術を実施することで予防できます。デメリットとしては、体重増加などが挙げられます。
ご心配のように手術に関してはリスクも有りますが、麻酔リスクは手術前に各種検査(血液検査、尿検査、レントゲン検査、胸腹部超音波検査など)を実施することで疾患の有無を把握し、リスクを軽減できます。
また、去勢手術と歯科処置の手術室を移動することや、抗生剤の使用、歯科処置を去勢手術のあとに実施すること、去勢手術の術創をバンテージや包帯で保護しながら歯科処置を実施するなどにより、口腔内細菌の去勢手術術創への感染リスクは減らすことができます。
再度メリット・デメリットを踏まえて、かかりつけの獣医師と十分に話し合い、今後のプランを立てるのが良いと思います。
(現在のポイント:-pt)
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