対象:ペットの医療・健康
実家で飼われている12歳の犬の事です。
約4年ほど前のレントゲン検査で
胸の辺りに何か写ってる、、、と言われました。
癌の可能性もあったのですが
事情があり特別な検査はしない事にしました。
それから治療せずに4年経っているので、恐らく癌ではなかったのだと思います。
最近になり、胸腺腫という病気を知ったのですが
ネットで患っているワンちゃんのレントゲンを見たところ
実家の犬と全く同じだったので、胸腺腫じゃないか?と思っています。
胸腺腫はゆっくり進行するそうですが
4年間、治療せずにいても問題なく過ごせるのでしょうか?
他の病気なら、どんなものの可能性がありますか?
今のところ、症状は出ていません。
4年間放置した事で(定期的に検査は受けていました)
すでに早期ではなく、その分、手術も難しいのでしょうか?
症状が出ていないうちなら、早期になりますか?
かかりつけの動物病院では
「詳しく調べたいのなら設備の揃った病院に行って~」と言われていて
あまり重病な感じではなく
「どんなものの可能性がありますか?」と聞いても「わからない」と言われ
失礼ながら「胸腺腫という病気では?」と聞いたら
「うん?・・・どうでしょうねえ」(知らない???)という反応だったのですが
町獣医者が知らないくらいに稀な病気なのでしょうか?
よろしくお願いします。
rein0101さん ( 東京都 / 女性 / 35歳 )
回答:1件
Re:犬の胸腺腫
胸腺腫とは、胸腺の上皮組織が腫瘍化したものをいいます。犬の胸腺腫は犬の前縦隔に最も多く発生し、外科的治療が可能なものが多く、ほとんどが良性です。
胸腺腫が拡大すると、肺や気管を圧迫したり、胸水が貯留するため、呼吸困難の状態に陥る事が考えられます。また、発咳や体重減少、活動性の低下、嚥下困難、流涎などがみられます。胸腺腫であれば腫瘍の拡大は遅いですが、臨床症状は急性に発現します。
治療は、その腫瘤がどのくらい組織に悪性度を有するか、診断時の大きさ、および腫瘍に伴うそのほかの臨床症状が発現しているか否かによって異なります。外科的切除はそれらの要因により難しさも変わるので、各検査を実施することが重要です。組織に対する悪性度の低いものであれば予後は良好です。
恐らくレントゲンでは、前縦隔と呼ばれる胸腔内の正中に位置する領域に白くうつったものがあったと思われますが、考えられる疾患として、腫瘍、膿瘍、良性の腫瘤などが挙げられます。これらは血液検査、レントゲン検査、胸部・腹部超音波検査、ならびに可能であれば生検、CT,MRIを実施し鑑別診断を実施しますが、外科的に切除するまで鑑別に至らないこともあります。
4年間経過しているので早期ではないですが、各検査にて大きさと進行具合などを確認することが必要と思います。
(現在のポイント:-pt)
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