住宅ローン35年について

おまささんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャルプランナーとして活動しています、
渡辺と申します。

『この計画で大丈夫でしょうか？』
につきまして、

住宅ローンを組む場合、
多くの金融機関で７９歳までの期間で住宅ローンを組むことができますので、
住宅ローンを組む方の多くがおまささんと同様に６０歳で定年を迎えた以降も、
住宅ローンの返済が残ってしまいます。

そして、６０歳以降のローンの残りの返済のために、
退職金を充てている場合がほとんどとなります。

ただし、ここでお考えいただきたい点として、
退職金を住宅ローンの返済に充ててしまって、
老後資金に支障をきたすようなことにならないかという点です。

十分に年金が受け取れる方ならばそれほど心配する必要はありませんが、
これから年金を受け取れるようになるおまささんのような世帯の場合でしたら、
退職金を老後資金の一部に充当していかないと、
老後の資金設計に支障をきたいしてまう可能性も否定できません。

よって、おまささんも心配されているとおり、
住宅ローンを組んだあとからの住宅ローン対策はとても重要なこととなります。

尚、ローン対策として最も効果的な方法として、
繰り上げ返済があげられます。

特に、返済当初は毎月の返済額に占めるローン利息の割合が高くなっていますので、
出来るだけ返済当初に行った方が、
その効果も大きくなります。

計画的に繰り上げ返済を行うようにして、
ご主人様が定年を迎えるまでには、
少なくとも完済の目処がたてられるようにしていってください。

以上、ご参考にしていただけますとさいわいです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/