対象:お金と資産の運用
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教育資金100万円の運用について
ka110811様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
教育資金としての100万円ですが、もし円建て元本確保を重視する場合は、お書きいただいた預け先などが候補です。
保険商品の場合は、貯蓄性の高い学資保険や低解約返戻金型の終身保険などを利用される方が多いようです。
ちなみに、保険商品の場合は、生命保険会社が破たんすると、全額の保証はありませんので、その保険会社の財務力などを事前によく調べておいた方が良いです。
ただし、万一の時も、生命保険契約者保護機構という枠組みがあり、一定の保護はあります。
あとは、円建て元本保証であれば絶対安全、ではないことにも注意してください。
最近は、日銀による異次元の金融緩和、公的年金資金の株式への運用シフト、NISA枠を2倍以上に拡大する案など、インフレ政策が強化されつつあります。
もしも政策が目指すインフレ、円安が行き過ぎると、預けた資金の実質的な価値は目減りし、物価上昇により、家計も圧迫されてしまいます。
結果として、教育資金をまかなえなくなるという展開も絶対にないとはいえません。
そこで、円安、インフレにも対処でき、かつ、ある程度のリターンも期待できる運用方法として、投資信託があります。
もちろん、価格変動リスクはありますが、例えば、10年以上などの長期であれば、統計学的には、元本を損なう確率をゼロに近付けられると考えられています。
また、最近は、リスクコントロール型と呼ばれる下落リスクを抑えた投資信託などもあります。
投資信託なら、NISA(少額投資非課税制度)の枠も活用できますし、運用の中身は、幅広く複数の銘柄に分散されていますので、預け先のすべての銘柄が一度に破たんするリスクも低いです。
よく情報を集めて、後悔しない選択を模索してみてはいかがでしょうか。
評価・お礼
ka110811さん
2014/08/13 18:05ご回答いただき、ありがとうございます。
投資はハイリスクのイメージがありましたが、リスクが低いものもあることを知り、投資についても自分なりに調べてみようと思いました。
ありがとうございました。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
効率性も大事だけれど、他に気をつけたいこと。
ka110811さんへ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。
普通預金から、次のステップをお考えのようですね。
まずは、それぞれの特徴を大まかにお話します。
定期預金は、満期まで預けることができれば普通預金よりも高い利回りになります。
中途解約すると普通預金程度の利回りになることが多いですが、預けた金額以上のものを受け取ることができます。
養老保険は、貯蓄性はありますが保険の役割を持っています。
万が一のことがあっても、満期まで生きていても、同じ金額を受け取ることができます。現在の予定利率ですと、満期が短い場合や中途解約の場合は支払った保険料より受け取る金額の方が少なくなりがちです。
一時払いですと、一時払い終身保険が貯蓄性という点では似ています。
個人向け国債は、10年満期(変動金利)、5年満期(固定金利)、3年満期(固定金利)のものがあります。国債は国の債券ですので、ka110811さんが国にお金を貸すということになります。
代表的な10年満期のものでお話ししますと、半年ごとに利息を受け取ることができます。(利息の額はもらえる都度変動します。0.05%/年利が保証されています)
ただし中途で換金するときは、直近1年間にもらった利息(2回分)を返す必要があります。
これら3つの特徴をお話ししましたが、いかがでしょうか。どれがお気持ちに合っていましたか。次に、効率的かどうか以外にも、気にかけたいことがあるのでお話しします。
子どもさんの教育費を効率よくふやすということになると、預けたものを、解約や中途換金することなく持ち続けることが大切です。
加えて、将来大きな買い物をする予定がある場合も注意が必要です。
時折、学資保険を掛けながら、マイカーローンでお金を借りて車を買われる方をお見かけします。多くの場合、お金をふやして得られる利益よりも、お金を借りて支払う利息の方が多くなってしまいます。
よって、ある程度の大きな買い物を現金で支払えることを確認して、教育費の準備をするためのお金のふやし方を選ぶとよいのではないでしょうか。
効率性は、普段の家計管理がしっかりしてこそ活かされます。
お気持ちにあったお金のふやし方ができること、お祈りいたします。
評価・お礼
ka110811さん
2014/08/13 18:18ご回答いただき、ありがとうございます。
学資保険をかけながら、ローンで車の支払いという例はとても具体的で、貯蓄性だけに片寄らずに、大きな出費のための資金の確保の大切さを再確認しました。
よく考えたうえで決断したいと思います。
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
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「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
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