対象:リフォーム・増改築
とある会社の事務所兼社員寮ですが、
木造住宅のリフォームを検討しています。
つきましては、画像にあるような間取りが可能かどうか教えてください。
特に「1F」の事務所としての空間内の、柱・壁位置について詳しい方が
いらっしゃいましたら、お願いします。
極力、空間内の柱・壁を無くしたいと考えています。
※コストアップはとりあえず置いといて、工法的に可能かどうかが知りたいです。
また、可能な場合、どのような工法になるのかも併せて教えてください。
「1F」 http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=3891388301.jpg
「2F」 http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=6270417168.jpg
hirobutaさん ( 福岡県 / 男性 / 34歳 )
回答:3件
既存建物は?
スタジオドゥカの畔柳です。
木造の建物のリフォームは、可能性の塊のように思います。
但し、工事が大きければ、それだけ大きな工事費に成ります。リフォームがいいのか、新しく建てるのがいいのかは、元の建物/既存建物によります。どのくらい古いか、屋根は何で葺いてある?柱の径はいくつ?工法は何?基礎はどのような?等々を検討する必要があります。
このご質問では、元々の建物がどうなのか(どのくらい古いか、柱の径はいくつか、工法は何か、基礎はどのような物?、等々)が解らないので、実際に柱を抜いたり壁を取り払ったりする予定かどうかがわからないのですが、
基本的には、この形のプランニングで、十分な強度/耐震性能を有する建物は、可能と思います。
耐震性等に関しては、今は様々な工法や製品が、高い耐震性能を持つと認められていますので、そういった工法を使うことで、ある程度の大空間も可能と思います。どれを使うかについては、施主の方の詳しい建物に対するご希望や、使用状況等によって異なると思います。
しかも、もしかしたら、プランニングを変更することで、もっと使いよく、しかも耐震性能的にバランスの良い空間を作ることもできるかもしれません。
回答専門家
- 畔柳 美知子
- (東京都 / 建築家)
- スタジオドゥカ建築設計室 管理建築士
時の変化を受け入れる揺るがない空間を
住宅/建築は、完成した瞬間から時の流れを受け、変化し、やがてオーナーのかけがえのない空間として熟成してゆきます。その為の空間を作るのが私の仕事です。また、特に、犬と暮らす住まいのアイデアをご提供しています。
中舎 重之
建築家
-
事務所兼社員寮のリフォーム
当方は神奈川県で、木造建築の耐震補強の設計・監理を仕事にしています。
1階の耐震性能により、結論を記します。
福岡県に建築基準法に定めている、気象庁震度5強の地震が起きなければ、OKです。
此の建物を、建築基準法で必要されている耐震強度の最低ラインを守るならば、NGです。
略算ですが、此の建物の1階の必要耐力は、107kNです。
計画案の存在耐力が、X方向で12kN、不足が95kNです。
Y方向が35kN、不足が72kNになります。
計画自体が耐震性能から見ると無謀と言えます。
1階のプランと2階のプランを入れ替えれば、OKです。
以上です。 2014.7.26 中舎重之
参考に、当方のホームページを見て下さい。
スーパーフレーム「やすらぎ」にて検索できます。
評価・お礼
hirobutaさん
2014/07/28 09:55ご回答ありがとうございました!
参考にして再度検討してみます!
中舎 重之
2014/07/28 10:28リフォームの言葉には、簡単な内装工事のイメージがあります。
柱や壁を取り除く工事は、内装の範囲を超えています。
意匠設計事務所が担当すると、お客様の満足度が優先されて、
木造の構造の基本を忘れると思われます。
木造の基本とは、地震に対しては、柱は頑張りません。
壁が全ての地震力を負担します。ですから耐力壁を合理的に配置すべきなのです。
慎重に検討をして下さい。
2014.7.28 中舎重之
日比生 寛史
建築家
-
縦横方向それぞれの壁のバランスが大切です
はじめまして、日比生建築計画研究所の日比生と申します。
お問い合わせの件ですが、2階の壁量に対して1階の壁量が少々不足するように思います。
勿論、耐震性は非常に重要であることは間違いありませんが、耐震性を重んじるあまり、使い勝手が悪いプランになるのも考えものです。
何を大切とするかによっては、構造的な解決は様々な方法で可能性があります。
デザインと構造と設備のトータルなバランスを考えることが出来るのが建築家です。
私は福岡県出身で、父の設計事務所も福岡にありますので、直接お伺いすることも充分可能です。
詳細なご相談でしたら遠慮なくご連絡下さい。お役に立てれば幸いです。
よろしくお願い致します。
日比生寛史/日比生寛史建築計画研究所
hiroshi hibio architects
東京都渋谷区渋谷1-3-18
ヴィラ・モデルナA303 〒150-0002
tel/fax:03-3407-8034
mobile:090-4700-5515
hiro-hha@herb.ocn.ne.jp
http://hha.bz/
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング