北側部屋の窓位置

窓の役割には、採光、換気、眺望（開放感）等があります。北西角部屋４．５帖に於いては西側の窓とトップライトにて採光と換気は理論的には十分です。 ただし、日本の気象には６月の梅雨と９月の秋雨の時期にはトップライトが十分に機能しないと思われます。
北側の視線が気になるとの事ですが、北側に開口部がなく西側のみに窓がある部屋は閉鎖的になり精神的に良いとは思われません。それと窓の寸法が縦９００ｘ横８００ｍｍの「引違い」とは視覚的に非常に小さく感じられ、当方のイメージでは独房の感があり「ゾー」としています。北側の視線を遮るのであれば目隠しを外壁側に付けるか、ガラスを不透明な物にするとか、工夫が出来ると思います。それと９００ｘ８００の「引違い」は設計者として芸がなさ過ぎます。
以上です。 ２０１４．６．１４ 中舎重之

東京地方ではかなりの多くの場合風は南北に吹きます。と言うことは換気を考えると、出来れば北か南のどちらかに開けられる窓があれば、もうひとつの窓はその風が吹き抜ける道になる訳ですからどの方向でも良いことになります。

北側屋根のトップライトは北方向ですから一応換気は出来ますが、とはいうものの屋根ですから雨の日には開けることが出来ません。お子さんの健康を考えると、なるべくエアコンに頼らない自然な風による温度調整が出来て、換気も出来る北側の窓が有ることが良いのではないでしょうか？

隣家からの視線が気になるとの事ですが、引き違い窓でなくてもすべり出し窓や開き窓など、開け方で視線を上手く遮られるタイプの窓を選んで透明ではないガラスを入れれば、視線は殆ど問題ありませんし、引き違い窓よりすっきりして建物の外観も素敵になります。

北側隣家との距離も結構ありますし、素敵な窓を付けて解決なさることをお勧めします。