対象:住宅設計・構造
現在、新築の検討をしています。
検討している団地は全11区画(平均60坪)の土地で北面は既存の団地、その他は全て田んぼ。ただし西、東は将来団地が出来る可能性があります。
検討している土地の情報は以下の通りです。
北、南面12m/東、西面16m/南面西側から3mX7mの土地が付いたL字型の土地です。
北面は隣の家と面しています。西、東は共に6m道路があります。南は調整区域の田んぼが一枚。
ここに、東・西で通り抜けれる駐車場と東側に縦列できる駐車場1台、3mx7mに臨時駐車場1台 南面に3m少々の庭、総2階の総建坪40坪(1F: LDK, 和室、土間玄関、リビング階段、2F:主寝室ウォークインクローゼット、子供部屋2室)
このような家を検討しています。
出来れば、土地の開発図をみていただきどこの場所がいいかもアドバイスをいただきたいのですが可能でしょうか。
一生の買い物のため、悩んでいます。
どうか、宜しくお願いいたします。
現実的に可能なプランでしょうか。
補足
2014/06/09 11:53本日、初めて質問を投稿しましたが、あまりに思いつくままの記載であったので
改めて書き直すことにしました。
何人かの先生方には、大変貴重なアドバイスをいただきまして誠に感謝しております。
大変勝手ではありますが、再度記載しました内容にてアドバイスをいただきますようお願い致します。
現在、念願のマイホーム建設を計画中です。
希望する地域にて団地の開発が行なわれることになりその土地を購入予定です。
-全11区画で以下の様な区割りになっています。
北
3 2 1
| ←進入
西 4 7 9 東
5 | 10
6-8-11
南
-値段: (高) 7,1,8=9,10,2=4,3=5,11,6 (低)
-65坪-60坪大きさです。
-123の北面は既存住宅
-東、西、南は田圃で南面は一反分は市街化調整区域
熟慮しました結果、8を購入予定です。
理由は、隣家とのプライバシー、南面リビングを最も大きい理由とし且つ通り抜け可能な駐車場などアイディア次第で価値があるかと思いました。
次に購入予定の8番の土地の詳細です。
東西に12m, 南北16m, 東西に3m, 南北7mの長方形が西側の南面にくっいたL字の形になっています。
東西は6mの道路があり、袋小路の場所に位置しています。
北面に幅一台分の通り抜ける駐車場(2-3台は停められる?)と東面に縦列駐車1台分、更に臨時駐車場として東西に3m, 南北7mの長方形にも1台分
家は総2階で総建坪は40-42坪(1F:LDK、和室、土間収納 2F:主寝室ウォークインクロゼット、子供部屋2室)
南面には3m位の庭
以上のようなイメージを持っています。
そこで質問です。
①私が8番に決めた理由に関して、何かコメントをお願いします。
②長所短所はあり100%は難しいと思いますが、プロの方のご意見は何番か理由を沿えてお聞かせください。
③8番で考えられる長所/短所を教えてください。
④この敷地で希望とするような家を建てることができますでしょうか。
⑤通り抜けられる駐車場に関して、コメントやアイディア、長所短所などご意見をお聞かせください。
⑥その他、アドバイスがあれば宜しくお願いします。
じばにゃんさん ( 三重県 / 男性 / 33歳 )
回答:4件
中舎 重之
建築家
-
新築の為の区画について
敷地面積は(東西12x南北16m)+(東西3x南北7m)=192+21=213m2ですね。そこに東西に抜けれる駐車場+縦列1台の駐車スペースに、南面3mの庭と総2階で建坪40坪の建物を希望との事ですね。敷地面積に誤りがなければ希望の全てがOKです。さて悩みは何でしょうか。将来南側が開発されても、敷地の南側には3mの駐車スペースと3~4mの庭が有りますので問題は派生しないと思われます。
建設に当たり注意点を列挙します。第一に地盤です。南側が田圃との事は此の敷地も道路も田圃である可能性が大です。第二は地盤調査はSS試験調査です。地下水位の位置を調べさせて下さい。第三は安易な地盤改良は考えないことです。西と東の道路からかならず交通振動が伝わります。第四は基礎も安易に「べた基礎」にしないで下さい。基礎は深くして道路からの振動に抵抗させなければ建物が揺れる原因になります。
SS試験調査が出ても其のデータが読めずに失敗する設計事務所、工務店、大手のハウスメーカーが多すぎます。それらの人々は失敗した自覚が有りませんので、失敗があっても誰も責任は取りません。何故なら検査機関に建築確認申請書類を出して、確認が下りている事で責任は免除されていると思っています。しかし建物の揺れは建築基準法に規定がないのですから当然です。最終的にはお金を出したお客様が泣き寝入りする事態になります。
最後に三重県における地震の話です。東海・東南海・南海のM8クラスの巨大地震が3連発して計画中の建物を揺らします。 耐震性能を基準の2倍を予定して下さい。軟弱地盤には建築基準法での1.5倍の耐力壁を入れる事が規定されています。
以上です。 2014.6.9 中舎重之
評価・お礼
じばにゃんさん
2014/06/13 08:44大変親切なアドバイスありがとうございます。
現在、希望地が造成中なのですが、素人レベルで造成中の土地でチャックすべき状態などありましたら加えてアドバイスいただけると幸いです。
重ねてありがとうございました。
中舎 重之
2014/06/13 09:32造成中であれば、敷地に入らず工事用の道路に立ち工事車両の往来で道路地盤が、どれだけ揺れるか確認して下さい。ご自身の五感を研ぎ澄ます事で何かを掴まえられると思います。
造成が完了しましたら、購入予定の敷地に入り地面の湿りぐわいを見て下さい。降雨の中でであれば地面の水の流れを確認して下さい。雨が上がった後であれば地面に浮いた水の引き具合を時間を掛けて観察して下さい。最終的には地盤調査のSS試験調査を実施してデータでの専門家の判断にはなりますが、予備知識としてご自身が身体で感じて於くことが大事と思っております。人生において高度な判断をするのですから人任せにしないで下さい。
2014.6.13 中舎重之
東島 鋭
建築家
-
良い土地ですね。
こんにちは。
ご質問内容読ませていただきました。
当該土地ですが、
計画されている建物の規模及び敷地利用条件を満たすには十分な大きさがあり、
なによりも東西南の三方がオープン(隣家がない)ということですので
とても良い土地だと思います。
陽や風の取り込み方を工夫するなど、土地が持っている好条件を最大限に生かしながら、
ご家族が健やかに暮らしていける家づくりが可能だと思います。
名刺代わりの回答で申し訳ありませんが、
家づくりに関することであれば色んなアドバイスをさせていただけると思います。
東島 鋭(ひがしじま さとし)
一級建築士事務所 東島鋭建築設計工房
http://www.jima-architects.com/
評価・お礼
じばにゃんさん
2014/06/13 08:47大変親切なアドバイスありがとうございます。
アドバイスを参考にさせていただき、具体的なプランを検討していきたいと思います。
日比生 寛史
建築家
-
敷地の個性を活かして下さい
はじめまして、日比生寛史建築計画研究所の日比生と申します。
文面を拝見致しますと、敷地の二面が道路に面しており非常に楽しい暮らし方が出来る敷地だと感じました。
東西への通り抜けや、そのスペースから住宅へと連続する繋がりなど・・・さらにそのスペースは車を止めていない時には子供達の遊び場にするなど、外構の仕上げの工夫を考えてみると楽しくなると思います。
住宅内部につきましても、意識せずとも家族の気配が自然につながる工夫を考えてみることもお薦めです。そこにはきっと風や光も伝わるはずです。
夢の広がる暮らし方がいろいろと工夫出来る敷地だと思います。
もし何かしらのアドバイスや夢のお手伝いが出来るようでしたら、遠慮なくご相談下さい。
以上、よろしくお願い致します。
日比生寛史建築計画研究所/日比生
評価・お礼
じばにゃんさん
2014/06/13 08:47大変親切なアドバイスありがとうございます。
アドバイスを参考にさせていただき、具体的なプランを検討していきたいと思います。
上村 美智夫
建築家
-
新築に際しての敷地等の調査について
はじめまして、PAO建築設計の上村です。
その敷地の建ぺい率、容積率等の法規制が分かりませんが、そう厳しそうな地域ではないように思われますので、書かれている全ての内容は、おそらく全て可能であろうと思われます。
東側と西側が6m道路。南側が現在田んぼとのことですので、東南西の3方に解放された、恵まれた敷地環境と言えると思います。大変採光に恵まれた、明るい住宅が望めると思います。
東西に2つある道路の特徴を生かしての、通り抜けられる駐車場という発想なのでしょうが、おそらく、使い勝手も良く、庭や住宅と絡めてデザインすることで、個性的で魅力ある外観となるのではないでしょうか。
現地でのアドバイスの件ですが、当方は東京ですが、現地までの交通費等を実費で頂くことになりますが、そのような対応も可能です。ご希望であれば、メール等でその旨お知らせください。
周囲に田んぼが多いことから想像すると、田んぼを埋め立てて造成した敷地ではないかと思われます。そのこと自体は特に問題はありませんが、敷地の地面をどのような方法で造成したのか(作ったのか)、造成後に地盤調査等を実施して、地面の硬さ等を調査しているのであれば、その内容も合わせても確認しておくことをお勧めします。地面の硬さは地耐力等と呼ばれ、平方メートル当たり何トンの数値で示されます。地耐力が2トン(約20キロニュートン)/平方メートル以上であれば、杭は不要ですが、2トン/平方メートル未満の場合、一般的には杭工事が必要になり、大よそ、100万円くらいが追加で必要になります。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
評価・お礼
じばにゃんさん
2014/06/13 08:48日比生寛史建築計画研究所/日比生
(現在のポイント:-pt)
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