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対象:リフォーム・増改築

平屋の吹き抜けにしたい

住宅・不動産 リフォーム・増改築 2014/04/13 11:45

築50年の平屋をリフォーム予定です。
建物は南北に長く、切妻屋根です。
柱や梁を活かしたく、狭さ対策、採光の面からも吹き抜けにしたいと考えているのですが、暑さや寒さ対策の面でデメリットを目にするので悩んでいます。今の家で寒い思いをしてきたので…。
ただ、吹き抜けの例が2階建住宅のかなり高さのある例ばかりなので、平屋での吹き抜けというのはいかがなものなのか知りたいです。
吹き抜けにしたいのは南側のリビングと寝室1室です(合わせて12畳くらい)。

また、屋根材を瓦にするか、鋼板にするか検討中ですが、吹き抜けにするなら断熱・防音の面で瓦屋根が必須でしょうか?

柱や梁が素敵で気に入っているので、それを活かしたレトロな作りにしたいと思いますが、あまりに暮らしにくかったら意味がないので、アドバイスをお願いいたします。

きゅーさん ( 神奈川県 / 女性 / 46歳 )

回答:5件

平屋のリノベーション

2014/04/14 13:08 詳細リンク
(5.0)

横浜駅の近くで開業している設計事務所です。

同じように平屋でリノベーションした家の画像を添付します。
築50年くらいの家は松の丸太梁やたいこ梁といった今ではなかなか手に入りにくい材料を使ってあるので、それを上手く使うと素敵な空間になりますね。

梁を出すには天井を屋根成りに貼る必要がありますが、頭の上が広いとほんとに開放感があります。
トップライト(天窓)などもつけると明るいですし空が見えるのは楽しいです。

暑さ寒さ対策としては断熱が重要です。
写真のように現場発泡のウレタンで壁の中をびっちり埋めるのがコストパフォーマンスが高いです。
施工した家の方からはほんとに暖かいと言われます。
また、冬には陽が入り、夏には風が抜けるプランニングも同じく重要です。
陽の入りが良い家だとほとんど暖房使わなかったと言われることもあります。

築50年の場合は、躯体が傷んで腐っている部分もありますし耐震性能をどのように上げていくかという耐震設計も重要です。

腕の良い大工さんと設計事務所が必須です。
ぜひ良い選択をしてください。

<オフィス・アースワークス http://office-ew.com

平屋
リノベーション
耐震性
断熱
設計

評価・お礼

きゅーさん

2014/04/16 23:51

ご回答ありがとうございます。
そうなんです。見えない天井裏に丸みのある梁があるので、もったいないと思ってしまうんですよね。
添付の写真ですが、天井まで白くする発想はありませんでしたが、梁が引き立って素敵ですね。イメージしていたものに近く、好みです。

不勉強ですみませんが、天井断熱の画像はとても具体的で分かり易く、参考になりました!

回答専門家

小松原 敬
小松原 敬
(神奈川県 / 建築家)
一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
045-314-5360
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

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清水 煬二

清水 煬二
建築家

1 good

リフォーム工事を楽しんでください。

2014/04/13 12:13 詳細リンク
(4.0)

昔の住宅は、おっしゃる通り梁が素敵です。

そういう建物をリフォームする場合、平屋であっても
2階建てであっても、必ず、それを生かせないかを考えて設計しています。
完成後も、大変喜ばれています。

ビフォーアンドアフターで私が手がけた住宅も
築50年の平屋で、吹き抜けにして梁を現しにしました。
南北に長い切り妻でした。

暑さと寒さ対策は、もちろん必要ですが、
今よりも暑さや寒さには、

正しく設計し、正しい工事を行えば
快適に過ごせます。

屋根断熱は当然ですが、外壁、床、サッシの断熱と
空気の流れを正しく考えれば、心配しなくて良いでしょう。

屋根材は、瓦は蓄熱量が大きいので、
断熱を考慮したうえで熱環境を考えれば、

鋼板の方が輻射熱の関係で体感上でも、お勧めです。

音の問題も、鋼板に断熱と遮音を持たせたものを使えば
気になるほどではありません。

築50年の良さを生かしながらも、
構造的に問題のある箇所は必ずありますので、
リフォーム部分は今回、手直ししておきましょう。

リフォーム工事を楽しまれると良いですね。

平屋
リフォーム
断熱
吹き抜け
屋根材

評価・お礼

きゅーさん

2014/04/16 21:10

ご回答ありがとうございます。
写真の梁がとても素敵ですね!ウチはここまで立派ではないですが、やはりいいなあと思いました。
鋼板の屋根材も断熱に有効なんですね。意外でした。
参考にさせていただきます。

島崎 義治

島崎 義治
建築家

- good

柱や梁を生かしながら、空間全体を素敵に発想で。

2014/04/13 16:02 詳細リンク
(4.0)

柱や梁の木構造を生かした生活、いいと思います。特に平屋の場合、身近に木構造を感じられるのでとてもいいと思います。
暖房に気をつける必要があります。壁や床の断熱性をあげること、できるだけ低い部分にエアコンを設置するか、床暖房を併設すること、天井上部に溜まった暖気をファンとダクト使って循環させること、など、一般的なやり方で十分対応できます。居住性の高い素敵な空間になりますよ。

むしろ、採光のためのトップライトは注意をするべきかもしれません。また、照明計画が重要になってくると思いますので十分検討してください。柱や梁を生かしながら、空間全体を素敵にするという発想が不可欠です。

屋根材はもちろん瓦がいいと思いますが、重量が問題ないかどうかチェックする必要がありますね。ただ、平屋ですので柱にかかる重量も少なく、また昔の住宅なので柱が太い可能性もありますので検討されたらよいと思います。鋼板屋根は断熱や雨音など遮音が気になりますので、今の屋根の下地の上に通気層を設けたうえで屋根を葺いてはいかがでしょうか。断熱にも遮音にも効果があると思います。予算があれば、鋼板ではなく、耐久性のある屋根にしておきたいところです。

いいお住まいになりそうですね。わからないことがあれば、ご遠慮なく相談ください。
ぜひがんばってください。

島崎義治
/株式会社島崎義治建築設計事務所
2012年、13年グッドデザイン賞を受賞しました
http://architect-studio.com Email:info@architect-studio.com

木構造
デザイン
住宅
構造

評価・お礼

きゅーさん

2014/04/16 21:20

簡潔かつ明瞭なご回答ありがとうございました。
採光は吹き抜けが実現すれば、天井ではなく壁面の高い位置に明かりとりの窓があれば十分と考えています。
照明計画はまだ全く具体的に考えていませんでしたが、今回そこを同時に決めておく重要性を感じ、参考になりました。

上村 美智夫

上村 美智夫
建築家

- good

平屋の吹抜け(舟底天井)は天井が高く解放感を演出できます

2014/04/14 12:59 詳細リンク
(4.0)

屋根と天井の間の空間(小屋裏)が無くなりますので、夏は屋根からの熱が入り、冬は逆に室内の熱が逃げることとなり、今よりは、夏は暑く、冬はより寒くなると思われます。
そうならない為には、床、壁、屋根を断熱する必要があります。断熱性能が十分確保されていれば、天井が高く、解放感がアップして、快適な空間になると思います。平屋だけに限らず、水平な天井を作らず、屋根の勾配をそのまま見せる、舟底天井形式のものは、比較的多く見られます。私も多数設計しています。2階にLDKを計画する場合は、天井高が高く、解放感のある舟底天井形式とすることが多くあります。

屋根材の瓦と鋼板の違いですが、これは一般的によく言われていることですが、瓦の方が重いため建物により負担がかかり、耐震性の面では不利な方向に作用します。新築時であれば、その分強度を増すことが可能ですので問題はありません。ですので、今回のようなリフォームの場合は、強度的な心配があるようで有れば、何らかの補強をすればより安心できます。断熱性については、瓦であれ鋼板であれ、快適に生活する為には共に同程度の断熱が必要になります。
また、鋼板は夕立等の雨音が、室内に伝わりやすいと言われています。水平な天井がない場合は、小屋裏空間が無くなりますので、更に雨音等が伝わりやすいといえます。しかし、屋根裏の面をグラスウール等の吸音性の高い断熱材を使用することで、ほぼ解決できると思います。何件かの経験があり、これは建て主の感じ方にもよるとは思いますが、今のところ大きな支障はないようです。

断熱性能をしっかり確保すれば、既存の柱や梁を生かして、レトロな雰囲気の天井の高い、吹き抜けのある開放的な空間でも十分快適なものになると思います。

参考までに、舟底天井形式の実例
・平塚の家(プロファイル/PAO建築設計)
http://profile.ne.jp/pf/k-michio/g/l-5982/
・国分寺の家(PAO建築設計ホームページ)
http://www2.gol.com/users/paoarchi/asa_jirei-2.html
・松戸の家(PAO建築設計ホームページ)
http://www2.gol.com/users/paoarchi/jirei-MAT/MAT-jirei-2.html

少しでも参考になれば幸いです。

解放感
舟底天井
吹抜け
リフォーム
断熱

評価・お礼

きゅーさん

2014/04/16 21:29

舟底天井、いいですね。
平屋の屋根の勾配が見えるのは住宅と別の何か違う建物の雰囲気が共存しているようで、興味深いです。
鋼板についてのご説明もどうもありがとうございました。
参考にさせていただきます。

上村 美智夫

上村 美智夫

2014/04/17 16:04

天井は直接触ったりはできない、これといった具体的な使用目的のない存在ではありますが、いつも広い範囲で見えているという点では、そこで長い時間を過ごす者にとって、心理面に与える影響は大きいものがあるとは、容易に想像できます。特に高い、舟底天井等は、瞑想や、心をふと別の世界へと開放させてくれる効果があるでしょう。
どなたかが触れていましたが、家全体で見たときは、平らな天井も適宜配して、その高い天井が効果的に感じられる、心理的なシークエンス(移動することで変化する景色)を工夫してみるのも一つのアイディアかなと思いました。

返信ありがとうございました。

伊藤 一郎

伊藤 一郎
建築家

- good

吹き抜けはメリハリをつけて

2014/04/15 21:44 詳細リンク
(4.0)

東京で設計事務所をやっております、伊藤と申します。

今や土地が高い都市部においては、平屋に住むことはある意味贅沢とも言える訳ですが、
階段の上り下りもなく、地面に近い所で暮らすメリットは多分にあると思います。

暑さに関しましては天井が高ければ暖気は上方にいってしまうので、
通風や換気をきちんと取り、屋根の断熱を十分にすれば
夏は涼しく過ごせるのでメリットになるかと思います。

寒さの方が対策が必要かと思いますが、南関東エリアですので、
床下や壁の断熱をしっかりすれば十分快適になると思いますし、
足元の寒さ、底冷えを少しでも解消するなら床暖房も有効でしょう。

平屋の小屋組を見せる吹き抜けに、とのこと、
気に入られているご様子の木組みを現して、木の骨組みを見ながら暮らすことは
古民家などでもよくあります通り、安心感のあるあたたかい住まいとなることと思います。

おそらく庭に面した大きな開口によって平屋の水平方向の広がりに加えて、
天井を高く取ることで上方への広がりも得られれば、
開放的な気持ちの良い住まいとすることができます。

なおも部屋によって天井高を使い分けて、
水廻りや収納部分、また狭い部屋ではフラットな天井としてすっきりさせ、
広い部屋やLDKなど開放的にしたい部分で天井を高くすれば
メリハリの効いた居心地の良い空間が出来ると思います。

トップライトは暑さの面でデメリットになる場合もあるので、
他で十分採光が取れるなら必ずしも無くても良いと思いますし
もしつけるなら一般的には北向きがお勧めです。

断熱・防音面よりも構造耐力の面で、瓦屋根は重くて不利なので、
屋根断熱と雨音の対する防音をきちんとした上で、
鋼板の方が軽くて良いのではないでしょうか?
いずれにしても構造チェックはされた方が良いでしょう。


梁組みを見せた平屋ではありませんが、2階建ての2階の天井高にメリハリをつけ
明るく開放的な空間とした実例の写真をつけさせていただきます。
内装のイメージはおそらく違う感じだと思いますが、
ここではロフトなども上手く活用して下向きの風景も取り入れつつ
変化のある空間になっています。

平屋
吹き抜け
断熱

評価・お礼

きゅーさん

2014/04/17 00:09

ご回答いただきありがとうございました。
小さな家なので、どの部屋も小ぢんまりとしている方です。なので、横の面積の代わりに縦の空間を活かし体積を大きくするのはどうかな?と思ったのも、吹き抜けにしたいと思った理由のひとつです。

トップライトですが、南北に長い建物なので、中央と北側の部屋にはあるといいなと思います。
構造耐力については、耐震補強工事を行う予定です。
でも思っていたよりも、鋼板についてはお勧めのご意見が多いですね。参考にさせていただきます。

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