ロンドン渡しの現物市場での資産運用について

sebunnn 様 バームスコーポレーションの杉山と申します。

「ロンドン渡しの現物市場」でよくわからないところがあります。それから、「大変素晴らしい利益が出ています」とありますが、本当に利益は出ていますか？

利益は現金化するまで確定しませんからできるだけ早く確定させましょう。業者の口座に入っているだけでは不十分です。sebunnn 様が安心できる金融機関の口座に入って初めて安心できます。

一般的に、金融商品は、現物を渡してもらってうれしいものではありません。株券をもらってもうれしくないでしょうし、ましてや、商品取引などであれば現物を受け渡されるととんでもないことになります。（100トンのコーヒーをロンドンで渡されるとしたらどうしましょう？）

これが現時点でできる私のアドバイスです。

これから先の良い投資方法のアドバイスですが、良いかどうかはsebunnn 様によって変わります。勇気を持ってどなたか専門的な方に相談されると良いでしょう。

sebunnn様 初めまして。CFP®の吉野充巨です。

ロンドンでの現物市場とのことですが、現物は、株式、債券、原油などの商品、それとも金でしょうか？

誠に恐縮ですが、資産運用の知識が少ないまま、遠隔地での取引そのものがリスクが高いと考えます。出来るだけ早い時期の手仕舞いをお勧めします。

手仕舞い後は、様々な実証研究によれば資産運用の出来・不出来の91%が資産配分によって決まるとされています。
従いまして、日本債券(国債)、日本株式(ETF)、外国債券(国債、インデックスファンド)、外国株式(インデックス・ファンドかETF)の4資産への配分をお勧めします。

いま少し現物に近い金融商品が欲しい場合は、NYSEのETFに株式だけでなく商品指数に連動するものや、債券に連動するものがあります。
また近々東京証券取引所に金のETFも上場される予定です。
私のホームページに資産配分シリーズとして、資産配分検討表、企業年金基金の資産配分例や主要なインデックス・ファンドを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
http://www.officemyfp.com/toushishintaku-7.html

なお、万が一のためお尋ねします。この現物市場は「ロコロンドン金市場」ではないでしょうね。もし、そうであれば国民生活センターの情報提供をお読みください。
下記にURLを載せます。
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/locoLondon.html