対象:夫婦問題
離婚か復縁か
2013/12/11 06:31初めまして。
夫と別居して約半年が経ち、実家で生後6ヶ月の子と住んでおります。
別居理由は、夫のパチンコ中毒、虚言癖、他人依存(相手を悪く言い被害者ぶる、責任逃れする)、思いやりの無さ、常識の無さ(一般的なことを知らなすぎて言動が異常)そして、義母のやはり他人依存、孫が産まれてからの干渉、我の強さ(間違っていても正当化する、謝るべきところで謝らず逆切れする)…で、結婚してまもなくから現在までその人間関係にほとほと疲れ、離婚したいのが本音です。
しかし、まだ小さい子供が成長する過程で父親の存在の無さにより、心の障害が出てくるのではないか、いくらダメでも父親は必要なんじゃないかと思うと迷ってしまい、葛藤で答えがいつまでも出せません。
離婚したいけど、実際に離婚する勇気も無いような気がしています。
自分が決めることではありますが、子供のこれからの将来を考えると悩んで塞ぎこんでしまいます。
どうか解決策やアドバイスをよろしくお願いいたします。
りゅーさん ( 秋田県 / 女性 / 33歳 )
回答:1件
お子さんが愛されていると感じられ、安心できることが大切です
りゅーさん、はじめまして、アダルトチルドレンや共依存の方のサポートをさせて頂いております、
安希カウンセリング事務所の鈴木安希子と申します。
離婚するか復縁するか、
お子さんのことを思うと、何が子供にとっていいことか、
未来は見えないですし、
でも、自分の選択が子供に影響を与えると思うと、不安と恐怖で
どうしていいかわからず、深刻にならざるえないですね。
とても苦しいことお察し致します。
私がサポートさせて頂いている人々の多くは、アダルトチルドレンの方です。
アダルトチルドレンとは、子供が子供らしくのびのびと、
ありのままの自分で生きることができない環境で育ち、
大人になっても、その生き辛さが拭えない人々をさします。
その人たちの多くは、アルコールやさまざまな(ギャンブルも含め)依存症などの、
問題行動を起こしたり、情緒が不安定な親や身近な大人がいる家庭に育っています。
親や周囲の大人から、充分な愛情が注がれていると感じられず、
子供にとって、家庭が、暖かで、安心できる場になっていません。
すると、
子供は、自分は愛されていない、いつか見捨てられるという
空しさや不安、恐怖を抱えて生きることになります。
そして、多くの子供たちは、幼いながらも、
自分が愛されなかったり、
親や周りの大人が不機嫌で、問題を起こすのは、
「自分がいい子ではないからだ」と誤った思い込みをしてしまいます。
すると、何とか親や大人の機嫌をとり戻そうとして、過剰な努力をしたり、
自分の素直な感情を押し殺して我慢したり、
うまくいかなかった自分を責めるようになります。
すると大人になっても、その癖は消えず、
他人との距離感がわからず、健全で、良好な人間関係が築かなかったり、
過剰な努力で自分を追い込んで、燃え尽きてしまったり、
強い自己否定感で生きるのがしんどくなったり
鎖にしばられたような苦しい生き方しかできなくなります。
同じ環境に育っても、
アダルトチルドレン的な生き方を跳ね返す方もいらっしゃるので、
確立は高いけれど、100%そうなってしまうとは言えません。
また、シングルマザーも昔のような偏見は
持たれない時代にはなってきたとは思いますが、
偏見の目で見る人もまだまだ、いらっしゃいます。
その人々とりゅーさんがどう向き合っていくかも考えてゆく必要もあるでしょう。
あるいは、「どうして、自分にはお父さんはいないの?」と問われたり、
子供が淋しい思いをすることあるかもしれません。
また、思春期になって、反抗した時に、
一時的に、お子さんが離婚を責めるかもしれません。
それらのことがおきた時に、
りゅーさんが、子供に対して、
申し訳なさや罪悪感を感じることもあるでしょう。
その時に、りゅーさんが、お子さんと誠実に向き合って、
話し合って、ふたりの絆を確認し合って前に進む、
その覚悟は必要だとは思います。
それも楽なことではないかもしれません。
いずれにしても、今ある現状を変化させる時には、
人間は誰しも、不安や怖さを感じますし、
勇気や覚悟も必要かもしれません。
けれど、子供にとって、
愛されていると感じられる、
ありのままの自分でいても安心感を感じる家庭は、とても大切です。
しかし、それは、両親がそろっていなければできないことではないですし、
逆に、両親がそろっていても、愛情と安心感のない家庭なら、
子供に悪影響を与えることもあるのです。
私のかつてのクライアントさんのひとりに、
お子さんが2歳の時に、ギャンブルと言葉の暴力の激しいご主人と離婚した方がいます。
カウンセリングをうけた後、
お子さんが、幼稚園の年長さんになった時に、
「お母さんは、お父さんにいじめられてつらかったし、
お父さんは、◯ちゃんのことを叩いたり、怒鳴ったりしたから、離婚したの、
淋しい思いをさせてごめんね」といったら、
その子が
「お母さんが悲しいのが一番イヤだよ!前はお母さん泣いていたもん。我慢してたもん。
そんなの嫌だよ。ちょっぴり淋しくてもいいの、
だって、◯ちゃんは、今のニコニコのお母さんが、
だあ〜い好き、ぎゅうしてあげる」
と、ぎゅっと抱きしめてくれたそうです。
その後、その方は、幼なじみの誠実な男性と恋に落ち、
その子にも素敵なお父さんができました。
お母さんいわく、新しいお父さんは、
「彼は、私のことよりも、子供のほうが大好きで、
子供も彼のことが大好きなんです。ちょっと嫉妬します(笑)」
とおっしゃっていました。
そんな方もいらっしゃいます。
もちろん、そんなに上手くことばかりではないとは思います。
しかし、選択の基準は、
「何があったら、あるいは、何がなかったら、
子供が、自分は愛されているのだと実感できて、
子供がありのままの自分でいても、安心できるのか」だと思います。
りゅーさんにとっても、お子様にとっても、
より良い未来につながる選択ができますことを
心よりお祈り申し上げます。
評価・お礼
りゅーさん
2013/12/12 14:49鈴木安希子先生、ありがとうございました。
この問題に深く悩むようになってからなんだか周りとの関わりも今までのように自由に自分らしくできなくなってしまい、精神的に辛くなってしまいました。
子供にしっかり対応ができる自信ができたら、シングルマザーの道を選びたいです。
回答専門家
- 鈴木 安希子
- (東京都 / メンタルヘルスコンサルタント)
- 安希カウンセリング事務所 代表
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