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犬の強迫障害、神経症について(自分のしっぽを追いかける)

人生・ライフスタイル ペットの医療・健康 2013/07/24 02:54

こんにちは。はじめまして。
最近、柴犬のオスの仔犬を飼い始めました。今の年齢は、11週目です。最初私の家に来たときは、とてもおとなしく、自分のペースを持っていて、扱いやすい仔犬でした。あまりにもおとなしいので心配していたのですが、一緒に遊んでいるときはとても、アクティブで、ボールを追いかけたり、私の投げたおもちゃを拾ってきては、もう一度投げ、とその繰り返しで楽しくしているように思います。

しかし、だんだんエキサイトしてくると、仔犬自身のしっぽをぐるぐるまわって追いかけたり、また、仔犬自身の手や足を柔らかくかんだりしています。最初は、微笑ましいなぁと思っていたのですが、あるサイトでそれは犬の強迫神経症の症状かもしれないと書かれてました。それを見て以来、犬がその仕草をする度に、ストレスが溜まっているのかな?それとも、心の病気?など、徐々に心配になってきました。突然、しっぽを追いかけたりするときもあります。仔犬自身、一匹でバルコニーでいるときも、たまに追いかけてます。前に飼ってた犬はこのようなことはしませんでした。こちらからみると、ただじゃれているだけに見えるのですが、そのサイトには、ひどくなると自分のしっぽを引きちぎるほど噛んだり、自傷行為をするようになると書いてあったのですが、この仔犬の場合も、強迫神経症に当てはまるのでしょうか?

この病気の原因は何でしょうか?うまれつき?また、こういった場合は獣医さんに診てもらったほうが良いのでしょうか?もし、強迫神経症だった場合、どのように治療していったらいいのでしょうか?教えて下さい。たくさん質問しましたが、よろしくお願いします。

柴犬・新米ママさん ( 大阪府 / 女性 / 42歳 )

回答:1件

Re:犬の強迫障害、神経症について(自分のしっぽを追いかける)

2013/08/09 13:41 詳細リンク
(5.0)

我々も若い犬が常同的な行動をすると心配になってしまいます。気にされない方もたくさんいますが、飼い犬が若いころからきちんとした対応ができることはとてもすばらしいことだと思います。

強迫性障害ということですが『動物に強迫観念が存在するのかどうかは不明』ということで、動物では一般に常同障害(常同行動)と呼ばれます。

柴犬は犬種的に常同障害の尾追い行動が出やすいことがわかっており、現在柴犬では東京大学を中心にして遺伝子探索のプロジェクトなども進行しています。

常同行動になってしまう前に、尾追い行動、足を舐めるといった行動を抑制したいのは飼い主の方も我々獣医師も同じです。

一般に常同行動が現れる理由として説明されているのは、以下の4つです。
・暇つぶしとしての遊び
・飼い主の注目を得たい
・不快感
・ストレス回避の転位行動

暇つぶしの遊びだったものが、「止めなさい」などと注意したことで飼い主の注目を得る結果(ごほうび)となり、注意すればするほど行動が強化される結果になる。不快感(痒い、痛い)から同様の行動が見られる。これらの場合は比較的行動も軽いですが、環境から改善していくことも必要になるかもしれません。

最も問題なのはストレス回避の転位行動の場合です。転位行動は個体によって色々な行動がみられるのですが、普段から回りやすい犬はストレスを受けた際に回りやすいかもしれません。一般的にはストレスやフラストレーションが影響するといわれていますので、リラックスした状況でみられる草を食べる行動・臭いの中での転がり行動、社会的緩衝作用を目的とした他犬との接触などを十分に取らせることが必要とされています(こういったものを含めて十分な遊びと表現することもあります)。尾や大腿部の毛をむしる行動が見られた場合には早期に治療が必要となります。治療は行動プログラムに乗っ取った正しい方法が推奨されますので、きちんとした専門家(行動診療を理解している獣医師)に相談することをお勧めします。

今回のケースは、4ヵ月齢と若齢でありながら、回ったり足をかんだりするのは、興奮したときにみられる行動としては少し過剰でしょう。まずは興奮したときに遊びをストップして落ち着く練習が必要です。将来的なことも考えて今から対策を取っていくことが非常に重要だと思います。しかし、今からすぐに行動治療というわけではなく、まずは近隣でパピーパティなどしつけを行なう会に参加するのが良いのではないでしょうか?

問題
しつけ
強迫性障害
行動

評価・お礼

柴犬・新米ママさん

2013/08/11 13:59

丁寧に解説、回答ありがとうございます。
私の犬の場合、2注目を浴びたい3不快感に当てはまるような気がしました。しっぽを追いかける場合は、おもちゃに気を引くようにしたり、あまり、怒らないようにしました。すると、だんだん、そのうような行動が減ってきたようなきがしたんですが、

最近、ドッグトレーニングに行き始めて、してはいけない行動を叱るといきなりしっぽを追いかけるようにもなりました。この犬の場合、ストレスを感じると回る習性がある犬だと感じてきたので、声などをかけて、落ち着かせるようにしています。今は、予防接種の関係でまだ外へ散歩できることはできませんが、2週間後には外に出れるので、先生の言われるような十分な遊びを心がけたいと思います。また、そのドッグスクールで、パピーパティもしているので、参加して、様子を見ようと思います。
ひとまず、心配の原因がわかりましたので、安心しました。
御回答ありがとうございました!

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