高齢の妻の両親が、住宅ローン借り換えを希望

マネー住宅資金・住宅ローン 2013/05/21 18:56

25年ほど前に妻の両親が組んだ住宅ローンについて、「金利が高く、毎月の返済が厳しいので借り換えしたい、ついては連帯保証人になってほしい」と妻に依頼があったそうです。両親ともすでに年金生活に入っており、保証人がないと借り換えは難しいとのこと。

・妻は収入合算者として自宅のローンの連帯保証人になっています。（団信はついていません）
・昨年、病気療養のため１年近く休業しており、その間、給与は支払われていません。（現在も治療継続中）
このような状況でも連帯保証人になれるものでしょうか？

万一、義父母の返済が滞った場合、妻だけでなく私自身にも、債務が発生するのでしょうか？
私たちの自宅は共有名義になっているため、最悪の場合、両親だけでなく、私たち自身が住宅を失うのではないかと心配です。
できれば保証人を断りたいのですが、義父母の苦境を思うと、妻にも言いづらく…対応を苦慮しています。

ヤマタヒコさん（東京都 / 男性 / 43歳）

回答：1件

大浦正
住宅ローンアドバイザー

奥様が連帯保証人として認められる可能性は低いと考えます。

2013/05/21 21:35 詳細リンク

: (5.0)

住宅ローン診断士オフィス”MPcfas”の大浦と申します。

早速ですが、お尋ねの件についてお答えします。

まず、通常の金融機関が連帯保証人に求める資質として、債務を代替して支払う能力の有無があげられます。

昨年の年収がほとんど計上できない現状において、金融機関が奥様を連帯保証人として認める可能性は高くは無いでしょう。

もし、連帯保証人として契約を認められた場合において、債務者の返済が滞った場合には、奥様に代位弁済を求めてくることは考えられます。

代位弁済が出来ない場合には、奥様の共有持ち分に対し競売をかけることは可能ですが、ヤマタヒコさんの持ち分に対し競売の効力は及びませんので、実際に競落をしようとする人が現れることはありません。

実際の残高や、金利の状況が判りませんので有効なアドバイスは出来かねますが、金銭的な補助や、場合によってはリバースモーゲージの利用を考えられても良いのかもしれません。

住宅の取得をお考えの方は、将来のリスクに備えるための細心の注意が必要です。
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