対象:ブランド戦略・ネーミング
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革製品(鞄や小物入れなど)の作成、販売をしています。
商品の質には自信があるのですが、ブランド自体の知名度が低いため、思ったように売上が上がりません。WEB広告や、DMの配布はしておりますが、セールなどで安く売ることはしたくありません。自社や自社商品のブランド価値を高めるためにはどのような戦略を立てればいいのでしょうか?ポイントや注意点などがありましたらぜひアドバイスをお願いします!
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、プロファイル運営事務局が編集して掲載しています。
専門家プロファイルさん
回答:2件
砂川 哲夫
クリエイティブディレクター
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ブランド戦略は様々なものがあります。
大手企業のブランド戦略と小さな会社のブランド戦略には違いがあります。大手の会社は企業広告やCMなどに莫大な予算を使っていますので、ベースになるものが存在します。それが無い企業が認知浸透を図るには、限られた予算の中で「自社の販売戦略とターゲットの絞り込み」が重要になります。まず、核になるターゲット、仮想ターゲットプロフィール、ライフスタイルなどを想定します。そのターゲットの価値観に合う商品であるかどうかもチェックポイントになります。構想と実際が違っていれば、どちらかを修正する必要があります。長く使用して愛着が湧くような革製品を欲しているターゲット層・ターゲット像を熟考する必要があります。そして、その層の価値観を捉えた広告戦略を組み立てます。デザインと革の品質や縫製などだけをアピールしても共感してもらえません。アプターサービス体制、ケアの方法、道具など「小さな心配り」もリピーターを創る上で重要です。さらに、企業のオリジナリティ、商品特長を共感レベルまで高めた広告表現が必要になります。例えば雑誌でもターゲットによっては専門誌などを活用する、そういった層が来るバーに広告ポスターを出す、熟年層で釣り好きをターゲットにするなら、釣り船の船頭にチラシ配りをお願いするなど手法は様々です。企業と商品に合わせてブランド戦略は構築しますので、1000社1000個の商品があれば、その種類以上にブランド戦略が存在します。ブランド戦略の一環で商品をアートまで高めた写真集を出したなどという例もあります。
須田 早
ブランドコンサルタント
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「出版戦略」+「セミナー展開」では如何ですか?
自社や自社商品のブランド価値を高める、ということで、最強なのが出版戦略です。
短期的にユーザーを集めるならWeb戦略が有効ですが、人のイメージに関わること、つまり、20分以上プレゼンが必要な製品やサービスは、絶対に本が必要です。
出版戦略といっても、その中身は次のような内容だと言えます。
(1)雑誌や新聞などに取材記事を書いてもらう
(2)本を出版する
(3)自社ブランドに関わるセミナー(例えば、「革製品の良し悪しの基礎知識」など)を開催する。そこで著書を付ける、または販売するとともに、製品をアピール。
このような感じです。
(1)の場合、ターゲットにしたい雑誌に商品をおくって、まず編集者と仲良くなる必要があります。
また(3)のセミナーはどのようにして効果的に集客するべきかが重要です。
当方は出版戦略を考える会社でもあり、過去の例からみて、第一歩としてお勧めするのは(2)です。(1)に取材してもらいやすくなり、本を出版している人(会社)ということで、(3)に来てくれる人も集めやすくなります。
Webに比べるとリーチ(告知人数)は少ないものの、本による「信憑性」「信頼性」は絶対です。小冊子でも構いませんが、できれば書店ルートでも販売される本がいいでしょう。
間違えてはいけないのは、本を出したら自動的にユーザーが増える、というスキームではなくて、興味を持ってくれた人、あるいは、これからユーザーになってくれる人を、確実にファン(プレミアムユーザー)にする、という効果がきわめて大きいのです。
(現在のポイント:-pt)
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