一時払い終身医療保険

ライフプランを元にマネープランをご提案するファイナンシャルプランナーの奥野です。

そらまめイチゴさんは、終身保険と医療保険のどちらに入りたいのでしょうか。
また、がんが気になるのならば、がん保険または特約の内容はしっかり調べて入りましょう。

がん特約の場合、一時金が払われるものや入院給付金が一般の病気の2倍給付されるものがありますが、本当にがんにかかった場合、必要なのは、一時金や入院給付金ばかりではありません。最近のがん治療は、入院期間が短くなる一方、通院期間が延びており、入院せずに通院だけということも少なくありません。また、抗がん剤の治療費の負担が大きくなっています。がん特約だからといって安心せずに、通院や抗がん剤、または、治療実費がしっかり保障されているかどうかを確認ください。

さて、終身保険ですが、そらまめイチゴさんは、死亡後、お金を残すためにおばあさまの遺産を使いたいのでしょうか。終身保険は、死亡保険として使うばかりでなく、死亡保障を確保しながら、将来使うためのお金の準備として貯めておくこともできます。目的を明らかにしないで、終身医療特約付きの一時払終身保険に入ると、終身医療保険がなくなってしまうので、必要なときに終身保険を解約してお金を使うことができません。

目的を明らかにして、終身払いのがん保険と一時払いの終身保険に加入されてはいかがでしょうか。医療保険はあえて加入されなくても、高額の医療費が必要な場合は、終身保険を一部解約するという考え方もあります。一時払終身保険は、数年から10年ほどで、解約返戻金が元本を超えるものがあります。大切なおばあさまからのお金ですので、そらまめイチゴさんの人生を豊かにするために、お使いになってはいかがでしょうか。

この度はご質問をいただきまして、ありがとうございます。
保険実務に強いファイナンシャルプランナーの釜口です。
http://www.bys-planning.com

そらまめイチゴさんが幸せと感じるものに600万円を使うことが、
祖母さんに対する一番の供養になると思います。

それが、一時払い終身医療保険というのも一つの選択肢ですが･･･

保険で貯蓄することのデメリットは理解されておかれた方が
よいかと思います。

以下3点は私が考える保険で貯蓄することのリスク
１．保険会社破綻リスク
貯蓄性が高い保険ほど痛手が大きい。
保険は保障部分以外のセーフティーネットはありません。

２．インフレリスク
保険はほとんどが長期固定利率のため、インフレになった場合、
契約時に決められた保険金や解約返戻金の価値が相対的に
下がっている可能性がある。

３．途中解約リスク
不測の事態が発生し、解約しなければいけない事由が発生する
可能性はゼロではない。
そらまめイチゴ様がご理解されている通り、途中解約時は原本
割れになります。

保険のよく理解しているファイナンシャルプランナーは
保険で貯蓄はしません。
なぜなら、上記のデメリットをよく理解しているからです。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。

そらまめイチゴ様
初めまして、ファイナンシャル・プランナーの土面(ひじつら)と申します。
よろしくお願いいたします。
http://fp-hijitsura.com

ご質問についてですが、
先月、東京海上日動あんしん生命さんより全く新しい医療保険が発売されております。
特徴は70才時にそれまでに払い込んだ保険料が返金されるという点です。
つまり、一度も保険金を受け取っていなければ、全額返金となります。
一時払いがないという点など、ご希望と相違する点はありますが、大切な方がとっておいてくれてただけに大事に使いたいという趣旨には合致するのではないかと考えます。

以上、よろしくお願いいたします

fp-hijitsura 代表 土面 歩史
http://fp-hijitsura.com

東京海上日動あんしん生命サイト
http://www.tmn-anshin.co.jp/kojin/goods_medical/kit_r/