家賃値下げって出来るのでしょうか。

不動産コンサルタントの野口です。

psymon様が12年間同一家賃で更新を続けてきた結果、45,000円と28,000円の差が開いたのと理解します。実に1.7倍の差がありますね。これほど開いた場合は契約中と言えども十分交渉の余地があります。
同一条件（広さ、設備、方位、通風、眺望・日照など）が前提となります。

更に、契約内容（敷金、契約金、更新料、管理費、共益費、期間など）が同等が比較の対象ですが、この辺が貸し主は比較にならないと言うでしょうが。

一般的に家賃等の変更は、契約更新時に行うのが通例ですが、psymon様の家賃は同一マンション内でも乖離がひどすぎます。また、近隣と比しても高過ぎます。多分、12年前は当時としては築年数も新しく、相場に近かったと思われます。

psymon様同様のマンションは新築のマンション賃料でしょう。マンションの築30年経過すると経年と共にこの様に下落し、また最近のデフレで家賃も下がり続けた結果がこの差を広げたと思います。

psymon様にしてみれば、高く払い過ぎた分を返して欲しい気持ちでしょう。十分、比較出来る資料を作成して、仲介した不動産業者、又は直接貸し主に交渉してみて下さい。

万一、納得が出来ない回答で有れば、退去を覚悟で臨まれるよう。
幸い、２月3月は賃貸物件が多く出る季節です。お一人では引っ越しもそれほど苦にならないでしょう。

ご注意 psymon様が期間中（12年間）貸し主などに大きいリフォームや設備増強など要求したりしていればその分はくみ取る必要が有ります。

こんにちは、契約書診断士（宅地建物取引主任者）の小山です。

psymon様のお住まいの家賃と近隣の家賃相場を見て
びっくりされたことと思います。

通常は更新時に賃料条件などの交渉をすることが一般的ですが
更新時期まで期間があるようでしたら、早めに管理会社もしくは
仲介不動産会社、または家主に賃料値下げの交渉をお勧めいたします。

交渉のときに、psymon様のお住まいのマンションと近隣の家賃、
貸し出し条件、築年数、所在階数、日当たり、駅からの所要時間・・など、
できるだけ多くの条件を調べてご納得のいく賃料値下げ交渉に望んでください。
但し、これまでに家賃の不払いや遅延、また、エアコン、ユニットバス、など
設備入れ替えをされているとその分を含んだ賃料内容になるのでご注意ください。

年間24万円の開きを考えると、交渉によっては転居も視野に入れては
いかがでしょうか。
たとえば、3万円の物件にお引越しを考えた場合敷金2ヶ月・礼金1ヶ月・賃料
あわせて12万、残金の12万円で引越運送料を賄う。安いパックならば2万円から
お引越しが可能という業者もあります。

まずは、資料を整え、12年間、良好な関係で契約を続けてきたこと、これからも
気持ちよく住み続けたいというお気持ちを前面に押し出し、がんばって交渉に
望んでくださいませ。