対象:新築工事・施工
エコキュートの導入を考えています。
オール電化ではありません。
コンロのみガス仕様は必須です。
少しでも光熱費を節約したいとは思っていますが、
諸事情により、IHクッキングヒーターは使えません。
暖房機は蓄熱式暖房機を導入予定です。
専業主婦のため、日中電気を使います。
ガスは都市ガスではなく、プロパンガスです。
大人3人、小学生1人、幼児1人、計5人家族です。
夜間電力使用の恩恵は受けたいですが、
日中電気を使用するので、
逆に電気代が上がるのではないか不安です。
特にガス併用なので、オール電化割引などは
適用外になってしまいます。
冬場は蓄熱式暖房も給湯もよく使うので、
夜間電力使用で問題ないと思いますが、
夏場の昼間は子供も小さいので、
絶対にエアコンを使います。
冬場に比べると、食器洗いなどに
給湯のお湯を使うわけでもないので、
夏場は損をするのではないかと・・・
電力会社の試算では、当然電気代が下がる結果なので、
参考になるのか不安です。
エコキュートも安いものではないので、
それだけのお金をかけても大丈夫か、
アドバイスいただけると嬉しいです。
kiyokiyotodさん ( 宮崎県 / 女性 / 37歳 )
回答:1件
島崎 義治
建築家
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蓄熱式電気暖房機の方が問題が多いのでは。
状況を正確に把握できていないため、的を得た回答になっているか不安なのですが、ご参考になれば幸いです。
まず、電気代とガス代の比較は、深夜電力を使う貯湯式エコキュートとガス給湯器とを同じ条件で電気とガス、それぞれのメーカーへ試算を依頼されたらいかがでしょうか。
ただ、電気代の比較だけではなく、オール電化ではない住宅では深夜電力のための基本契約が別途必要になるので、ガス代と二重に必要となりご負担ではありませんか。
しかし、今回の重要点はエコキュートの問題ではないように感じましたので、その点についてもう少し述べさせていただきます。
深夜電力を使わざるを得ない条件は蓄熱式電気暖房機とエコキュートを使うことによります。仮に蓄熱式電気暖房機を使わなければ、給湯はガス給湯器にすれば、いいと思います。経済的にも使用上もその方が一般的であると思います。
なぜ、蓄熱式電気暖房機をお使いになるのでしょうか?西日本の太平洋側でなぜ必要と感じられるのかがわかりません。輻射熱で健康的である、部屋全体が常時暖かい、制御が簡単で壊れない、などなどメリットばかりを言われたのでしょうか?その通りですが、ドイツの酷寒の地で生まれ、日本では北海道のような寒冷地でこそ必要になる暖房設備のようです。とても大きいですので置き場所はうまく確保されていますか。大変重いので床と基礎の補強が必要になります。夜間に暖房機内部の煉瓦に蓄熱されますが、同時に放熱され続けますので、不要な時も放熱され続けます。
蓄熱電気暖房機をお使いになる場合は深夜電力の基本料金も必要になり、給湯をエコキュートにする動機もなくはないのですが、ただ、エコキュートも深夜電力を使用した貯湯式ですから、湯量の不足や余る場合も生じますので幾分無駄な面もあります。
ガス用調理器をお考えになっているのですから、給湯もガスとし、蓄熱電気暖房機はやめて、深夜電力の新たな契約をやめられるのが一般的ではないかと感じます。どうしても、輻射熱暖房が必要であれば、ガス給湯器による床暖房も考えられます。
エコキュートや蓄熱電気暖房機の目的を整理することが必要と感じました。新築をお考えであれば、ぜひ、建築家にご相談されたらいかがでしょうか。
島崎義治/島崎義治建築設計事務所
2012グッドデザイン賞を受賞しました
http://architect-studio.com
(現在のポイント:-pt)
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