対象:リフォーム・増改築
家全体をフローリングにしようと思っていますが、廊下のフローリングを張る方向について決めかねています。
ヨーロッパに住んでいるので、日本の家にある、部屋間のドアの下の高さのある仕切りがない構造です。改装業者からは、フローリング全部の方向を一致させて家全体の一体感を重視した方がよいとアドバイスをもらっています。ヨーロッパではそれが主流のようです。
ただ、一番広い居間(リビング+ダイニング+オープンキッチン)のフローリングの方向を優先させると、細長い廊下のフローリングの方向が、廊下の長さ(長い壁)に対して直角になってしまいます。それは避けたい気がします。玄関を入るとすぐその廊下なのでより避けたいです。玄関を入って廊下を2、3歩歩いたすぐ右側に前述の広い居間があります。廊下とこの居間を仕切るドアもなくオープンな空間です。どうしたらいいでしょうか? 専門家の方からアドバイスをいただけたらとても嬉しいです。
lemongrassさん ( 東京都 / 女性 / 47歳 )
回答:5件
田口 継道
建築家
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フローリングの方向
廊下は廊下の長て方向に貼って、部屋は部屋なりの方向に貼った方がベターとおもいます。
廊下の方向に直角に貼るのは、施工上も大変(長い材料をいちいち短くカットしながらの作業になり不自然です)となります。同一の材料で貼るのであれば、充分一体感は出るとおもいます。以上参考までに。 建築家 田口継道
評価・お礼
lemongrassさん
2012/12/13 17:22質問を投稿して一時間もしないうちに回答をいただきました。どうも有難うございます!
適切なアドバイスに感謝致します。廊下から居間に入る部分はドアはありませんがドア分程の幅しかなく狭いので、廊下から居間に入ってフローリングの方向が廊下に対して直角になっていても全然気にならないのではないかと思えて来ました。田口さまがおっしゃる通り、フローリングの素材が同じなので各部屋に合った方向にしようと思います。有難うございました。
田口 継道
2012/12/13 17:40さっそくの評価恐縮です。頭で考えると気になりますが、それほどの事でも無いとおもいます。同一の素材で貼るのであればよいと思います。
田中 徹正
リフォームコーディネーター
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悩みどころですが・・・。
はじめましてトーシンリフォームの田中と申します。
さて、ご質問の件ですが、確かに悩みどころではあります。
通常は長い壁に対して平行になるように張る事が基本です。
仕切り無しのフローリングの場合はどちらかに合わせて、妥協をして張る事が多いですね。
多くの場合は、リビングを優先すると思いますので、改修業者の言う提案は正解の一つだと思います。
私であれば同時に提案しますが、あえて仕切りを付けるという方法もあります。
ドアが閉まった状態で見えなくなってしまうところに、段差無しで仕切りを付けるのですが、
フローリングとは全然違う色にすることもあります。
例えばフローリングが薄い色であれば、アクセント的にこげ茶にしたりですね。
あえて目立たせる事で、泣く泣く仕切りを付けたのではなく、こだわって仕切ったと見せる事が出来ます。
あくまでもお客様側の感性により、賛否両論化と思いますので、参考程度にお聞き下さい。
満足のいく仕上がりになる事を願っております。
株式会社トーシンリフォーム 代表取締役 田中徹正
【塗装&リフォームはこちら http://www.ts-rf.jp】
評価・お礼
lemongrassさん
2012/12/13 20:20田中さま、ご丁寧なアドバイスを有難うございます。「あえて仕切りを付ける」という方法もあるんですね。
実は、現在住んでいる家は、以前住んでいた人たちがそれぞれ(何度か)中途半端な改装をしたらしく床に複数の種類の大理石(風の石?)が埋め込まれています。欧州の住宅事情の特徴で、古い建物に内装だけ新しくして何百年も(違う複数の)人々が(入れ代わり立ち代わり)住み続けている、その住まいの歴史が手に取るようにわかる家です(笑)。ここに昔壁があったんだ、クローゼットがあったんだ、とか。そのせいか、うちの家族みんなが、家全体を同一の素材で統一したフローリングに憧れています。
ですから、同一の素材でフローリングにするという点は譲れないようです。田中さまのご意見/ご経験を聞いて、改装の悩みに対する創造的な解決法があるのだとわかり、とても嬉しいです。どうも有難うございました。
花 仁志
ガーデンデザイナー
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re:フローリング
Garden Shop HanaHana の 花 仁志 です。
日本でも最近はドアの下に框<かまち>がないことが多いですね。
日本でも、かなり昔からそちらのほうが主流です。
フローリングは廊下にあわせ縦に張ることが多いと思います。
多いと言うより私の場合100%そうします。
細長い廊下に短い線が沢山入るのは避けたほうが良いと思います。
廊下にあわせた向きにするべきでしょうが・・・どうしても、気になる場合もあります。
LDKだけ違う向きにフローリングを施す場合は、扉や框を入れて材質を変えます。
框を入れないのでしたら、廊下にあわせるべきでしょうね。
廊下側に石材やタイルや細工を入れた木材などでデザインポイントとして框を入れて、床材を変えてみてはどうでしょうか?
LDKを石材やタイルにするのもいいかもしれませんね。またその逆もありだと思います。
評価・お礼
lemongrassさん
2012/12/13 20:57花さま、早速のアドバイス有難うございます。
やはり、細長い廊下に短い線が沢山入るのは避けた方がいいですよね。
ドア下の仕切り、框<かまち>と言うんですね。廊下と居間の間には框やドアを入れない方針ですので、廊下と同じ方向でフローリングを張ることになると思います。
「LDKを石材やタイルにする」というアイデアに言及されましたので、ヨーロッパで人気の「グレス陶磁器」(?gres porcelain tile/stoneware)についてお伺いしたいのですが(別の質問として投稿した方がいいでしょうか?)、ちょっと見では違いに気づきにくいほど木材に似ている、木材フローリング風合いの「グレス」をLDKやトイレや化粧室で、木材のフローリングを廊下で、というように併用するのはどう思われますか? こちらの業者には、並べると明らかな風合いの差が出るのでやめた方がいいと言われましたが、居間と廊下の間の通路が狭いことや、トイレや化粧室と廊下の間にはドアがあるので、(また素人の私には、色合いが似ていれば差がないように見えるため)それほど気にならないのではと思うのですが、石材やタイルに御詳しい花さまのご意見、あればお聞かせ下さい。よろしくお願いいたします。
花 仁志
2012/12/17 15:22私も『似せている物』は、やはり『偽物』だと思っています。
最近では木に似せた樹脂素材など、似せたものが沢山あります、又増えつつあります。
しかし、木は木の質感がいいのであって、樹脂や磁気では質感が違います。触って感じる暖かい質感がいいのです。
また、タイルや石材は、木材に比べ、冷たく感じるのですが、そのリンとした清潔感が魅力です。高級感も石材やタイルのほうがあるでしょう。
どうせ磁気タイルにするのでしたら、磁気タイル張りでオシャレにコーデするのが本質だと思います。
<木材の見た目とタイルの耐久性の両方をとる>というより、<タイルや石材で、高級感や清潔感をとる>か? <木材の素朴な温かみをとる>か? そういうコーデの方法がベターだと思います。
清田 直美
インテリアデザイナー
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廊下のフローリングを張る方向について
インテリアデザイナーの清田直美です。
フローリングの張り方向は、良く悩む問題です。
居間(LDK)のお部屋の形状は、どのような形でしょうか?こちらのお部屋がかなり広いようであれば、貼り方向が長手方向でなくても、イメージは悪くないかもしれません。
廊下部分は幅が狭いので、長い廊下ですと、短手方向に張ると違和感があるかと思います。
思い切って、廊下の素材を玄関のタタキと同じ(石とかタイルでしょうか?)にされてみるという案もありますが、いかがでしょうか?
廊下と居間(LDK)のフローリングの形状や敷き方をわざと変える、という案もあります。たとえば、広い居間の方を斜めに張ったりするのもお洒落ですし、クラシックなお部屋なら、ヘリンボーンという貼り方も素敵です。
ちなみに、廊下と居間のフローリングの張り方向を直行させる場合は、床に見切り材が入りますので、そちらの形状等は確認された方がよろしいかと思います。
廊下と居間の間にドアが無いということですので、同じ素材で貼り方向だけを直行させて、床見切りを入れてしまうのは、もったいない気がします。
以上、お役に立てば幸いです。
評価・お礼
lemongrassさん
2012/12/13 22:54清田さま、ご丁寧にアドバイスを有難うございます。
居間(LDK)の形状は、廊下に沿って(長い壁を挟んだ)長方形(8.5mx5m)で、長い面が廊下の壁に接しています。廊下から右に居間に入ると、大きい窓が二つ前方に(廊下と並行の面)にあります。居間は、窓から入る日光に向かう方向にフローリングを張る予定ですので、廊下で長い壁に沿ってフローリングをすると、居間への入り口で直角にぶつかることになります。「部屋が広ければ、貼り方向が長手方向でなくても、イメージは悪くないかも」とお聞きして、居間は長手方向にフローリングをして、廊下のフローリングの方向と統一することも可能かもしれないと思いました。
清田さまのアドバイスをお伺いして、いろいろな方法があるものだと感心しております。見切り材の問題も確認してから決めたいと思います。ご親切なアドバイス、とても参考になりました。ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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