対象:子供の教育・受験
回答:4件
脳が学習する効率は個人により大きく異なります
計画的に受験勉強をしている様子が伺えるご質問ですね。
丸暗記の受験勉強を押し付ける教育制度には絶対反対しています。 受身一辺倒の日本の教育制度には世界からも大きな「?」「なぜ未だに日本は。。。?」と疑問符が飛んでいます。このような教育の仕方は個々の能力を発達への悪影響があると、科学的にも証明されているのになぜまだ気がつかないのか不思議です。
しかし、現実問題としてその真っ只中にいる学生のみなさんは、その中で賢く生き抜くことがまず目の前の課題ですね。 残念ながら。
そのためのアドバイスです。
1. 個々の脳は、それぞれ能力が違います。 これは約70%遺伝子の影響です。 特に日本の教育制度の中で問われる「暗記力」などはDNAの影響がかなり高いと思われます。 その中で、自分はどの分野の理解力が高くでてどこが弱いかを、自分で考えて下さい。 この分析する能力も、生まれ持った知的能力の大きな部分です。
2. 何時間勉強するかは問題ではないと思います。 その時間の中でどう勉強するか、です。
3. 今までの試験の内容をじっくり自分で分析してみることですね。 どんな分野のどんな問題で足元をすくわれているか。 その部分を理解するためにはどうしたらいいのか、自分でじっくり分析すること。
4. それぞれ、理解レベルの高いところ、低いところにうまく時間を配分して勉強することですね。 勉強の仕方(暗記の仕方)も、また個々の脳により異なります。 自分が一番効率よく感じる方法を使ってください。
5. 3番、4番が自分で出来ない人たちが頼るのが塾です。 自分はある程度知的能力があると自信を持っているなら、まず塾には頼らないこと。 「ここを覚えて。」「ここをこう解いて。」「この問題をやって。」と与えられることを受身だけで勉強しないこと。
13歳~18歳くらいに、指示に頼るだけの習性がついてしまうと、この時期に一番大きく育つはずの「脳の問題分析力、解決力」が損なわれる恐れもあります。
自分で分析能力を身につけると、意味のない「暗記だけ」の受験勉強も将来の問題解決能力にもつながるはずです。
受験勉強に前向きな意味も持たせることが出来ます。
それに何より、自分の脳と対話しながら楽しんで勉強できると思いますよ。
Good Luck.
評価・お礼
ゆっくりさん
2012/11/26 22:34脳のメカニズムについてよくわかりました。短時間で効率のよい勉強をしたいと思います。
ありがとうございました
回答専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
大澤 眞知子が提供する商品・サービス
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後藤 高浩
塾講師
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勉強の効率を考えて
頑張っている様子が伝わってきます。
まず、時間で考えることはまったくのナンセンスだということを理解してください。もちろん、受験勉強は一定の時間を確保しないとならないわけですが、テスト(今は入試)で成果につながる勉強ができているのであれば、短い時間でもいいでしょうし、逆に無駄な勉強をしていたり、集中してできていないのであれば、何時間やっても意味がありません。
入試までの残り時間が限られているのですから、いかに効率的な勉強をするかがポイントです。そのためには「何をやるか」が重要ですが、この時期以降は「何をやらないか」も考え
る必要があります。
その視点で言うと、2つポイントがあります。まず、志望校(県立高校かな?)で出題されることを中心に勉強すること。極端に言えば、本番で出ないことはやらなくてもいいわけです。それをつかむためにも、過去問への取り組みが重要になります。過去5年分くらい解けば、だいたいの感触が掴めると思うので、出題されるもの(分野・形式等)に重点的に取り組んだ方がいいでしょう。
2つ目は、1問に時間をかけ過ぎないことです。もう、数学の難問をウンウン唸りながら解く時期ではありません。5分真剣に考えて解けなかったら、解説を読んだり先生に質問したりして、理解してしまうことです。次にそのパターンが出てきた時にできるようにしていけばいいのです。
これから2ヵ月やるべきことは、知識の総整理と、テストでの点数の取り方の訓練です。重要事項の暗記に時間をかけることが一番必要ですが、それと並行して、テスト(過去問)全体での点数の取り方の練習に時間をかけてください。
本番の時間より5分少ない時間で練習するのがいいと思います。時間配分や見直しの仕方、捨て問の選び方等を意識しながら取り組んでください。点数を出した後に、間違えた問題を復習すると共に、テスト全体を通しての分析して、「こうすればもう少し点数を取れた」という「1人反省会」をすると効果があります。
これからの時期は、勉強している内容について、「これが本番のテストで出たら点数を取れるか?」という視点で取り組むことが必要だと思います。
またまだ時間はあります。自分が合格した時のイメージをしっかり持って、頑張ってください。
山中 昇
英語講師
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時間数より、必勝の学力養成、視野拡大、体力作りが重要です
数十年前の高校受験を思い出しながら書いています
大学生以降、今日まで、家庭教師や英語専門学校で受験指導してきた(わずかですが)経験を元に返事しますね
・学校の勉強以外で家庭学習が4時間ということですが、物理的な時間は十分すぎるほどではないでしょうか
・それよりも、私のアドバイスは下記の点です
1.必勝の学力養成
・孫子の兵法にあるように戦えば必ず勝つ、必勝の体制を構築しましょう
(最近の回答であるID128996を参照願います)
・受験先の過去問を徹底的に研究しつくし(彼を知り)、過去問と練習問題を解く中で自分の力を確かめる(己を知る)ことが第一に必要なことだと思います
・1日4時間の家庭学習でこれができているならば十分だと思います
2.視野を広げる
・受験勉強のテキスト以外でも、テレビや新聞、漫画、映画などに興味を持って視野を広げることも大事だと思います
3.体力作り
・試験は体力も神経もすり減らしますので、勉強ばかりではなく、体力作りも怠り無くやりましょう
・私は、大学入試の日に風邪で熱を出して力を出すことができなかった苦い思い出があります
・体調不良で実力を出しきれなかった英検1級レッスン受講者もたくさんいます
・学力+精神力+体力(精神力の源泉)が3つ揃って合格を手中にすることができると思うのです
坪内 康将
塾講師
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二回連続で下がったときに考え直そう。
はじめまして、独学指導の専門家の塾屋です。
皆さんがすばらしい回答をされていますので、私は重箱の隅をつつくような点だけアドバイスをしたいと思います。
まず、質問者のあなたが【独学】という点で1つ良い点があります。
それは「不安があること」です。
成績が良い生徒ほど、勉強に不安を持っています。だから成績が落ちて行くこともなければ苦手な単元や教科もありません。
不安がでてきたときに、それを消したいと思って行動している時点で、塾や先生に頼らなくても成績を維持し向上していける資質はあると思います。
なので、あえて「こういう勉強をしたらいいよ」というのではなく
【二回連続で下回るまでは、自分を信じてあげてくれ】と言う言葉を送ります。
成績は必ず波をうちます。
一回のテストで一喜一憂するのはダメです。
それよりも二回続いた時点で【確定】と考えて欲しいです。
例えば 100位の生徒が、60位に上がり、次も63位だった。
これで、その人は、60位台の住人になりました。また100位まで下がっていきません。
逆に、100位の生徒が、140位に下がり、次も144位だった。
こうなると、100位に戻ってきません。気合いとかやる気の問題ではありません。
だから、合格目標点を二回連続で下回るまでは、今の試行錯誤を続けてください。
もしも、二回連続で下回った場合は、根本的な原因を考えるべきです。その原因はなかなか自分ひとりでは探せないので、第三者に指摘してもらうべきです。
今の勉強に自信をもっていいですよ!
もし二回連続で下回ったら、そのときまた相談してください!必ず原因を探し出します。
(現在のポイント:3pt)
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