対象:新築工事・施工
回答:3件
無垢材と突き板以外の、床材
dekameguさん、初めまして。
表面を0.2m程度天然木で貼った突き板と
天然木の無垢材では、見た目も肌触りも質感も全く異なります。
突き板は、天然と言えば天然ですが・・・・自然素材と言えるかどうか。。。。。
無垢材は、そりなどの狂いは出やすく、その為、工務店さんでは施工し辛いという事で、
使うのを嫌がる工務店も無い訳ではありません。
ただし、どんな材料を使っても、生活をしているうちに床は傷つきます。
突き板の場合、傷が出来ると表面の奧の合板が出てきて、異なる色の傷になり、
目だちます。
無垢材の場合、傷かついても、同じ材が出てくるだけですから、変化はありません。
両方も材の良いところを、持つ仕上げ材として、
3層無垢フローリングというモノをお勧めします。
表面を5mmほどの無垢材で、その下が合板などで出来ているため、
見た目、肌触りは無垢材と全く変わらず、傷がついても同じ無垢材が出てくるだけ。
その上、表面下に板を貼り合わせているので、突き板と同じく、そりや狂いが出ずらいです。
床暖房にも使えます。
株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所
http://www007.upp.so-net.ne.jp/spiritual/
回答専門家
- 小木野 貴光
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所 代表 一級建築士
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現するため、細やかな「収納計画」、「光と風」を取り入れ、「素材」と「間取り」の工夫で、心地よい住む方らしい家づくりをしています。住宅・デザイナーズ賃貸・クリニック・老人ホーム、東京都の建築設計事務所。
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三竹 忍
建築家
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突き板と無垢材について
dekameguさん
はじめまして、M設計工房の三竹忍と申します。
・天然木の突き板と無垢材とでは、見た目、表情、質感、全て違います。
・年数が経つと味が出てるかどうかですが、
天然木の突き板は、味がでません。
・天然木の突き板は、キッチンの水が掛かる所や、直射日射があたる所は、
メンテナンスで塗装をしないと痛みがひどく剥がれてきます。
・メンテナンスは、天然木の突き板でも、ワックス掛け程度はしなければなりません。
・リビングやこだわりの部分には、無垢材などを使うなどしてはどうでしょうか。
パイン材など節がありますが、比較的安価でもいい感じではあると思います。
参考になれば幸いです。
M設計工房 三竹忍
評価・お礼
dekameguさん
2012/10/19 00:11ご回答ありがとうございました。
とても参考になりました。
また質問なんですが、無垢材は反りや湿気によって収縮するといわれていますが、その場合繋ぎ目部分にかなり隙間が空いてしまうのでしょうか?
よろしくお願いします。
三竹 忍
2012/10/19 09:12dekameguさん
こんにちは、M設計工房の三竹忍です。
無垢材の反りや収縮についてですが、
1.少しあります。
冬場は、暖房している部屋で、0.5ミリ~1ミリ程度隙間があきます。
反りは、よほど湿気の多い所でない限り、気になりません。
2.塗装品と無塗装品とあります。
塗装品のほうが、反りや収縮は、ありません。
3.床暖房をするようでしたら、床暖房用の無垢材を選んでください。
床暖房用は、暖房による収縮がすくなるように裏にも塗装してあります。
4.無垢材は、多少の反り収縮はありますが、
木の特性であり、むしろ、それ以上に素材感や雰囲気が全く違います。
メンテナンスは、少し面倒ですが、
今は、ワックス付きの雑巾もありますので、
大掃除の時にでも、ワックス掛けされる感じでいいと思います。
参考になれば幸いです。
M設計工房 三竹忍
吉田 武志
建築家
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無垢フローリングと突板フローリングの違い
はじめまして。
栃木県宇都宮市で注文住宅とリフォームの設計施工を行う工務店ヨシダクラフトを経営しています。吉田と申します。
突板と無垢材の違いは、他の回答者がおっしゃっている通りです。
その他の違いとしては、突板フローリングは、下地がべニアのように接着剤で積層されている場合が多いので、接着剤の寿命が床材の寿命になります。
今では少なくなりましたが、根太等の上にべニアを捨て貼りせずに、直接接着剤で積層されたフローリングを貼ると、下地が無いわけですから、体重により接着剤がダメになり10年程度でフローリングがブカブカになりました。捨て貼りをすれば、無垢材ほどではないですが長く持ちます。
無垢材は、そのような心配はありません。
その代り、突板よりは隙間が空いたりすることがあります。
よく隙間が空くのは、暖房の温風が直接掛かるところ。
パインや杉などの柔らかい針葉樹も、固い楢材も隙間は空きます。
どちらも空いても2~3ミリ程度だと思います。あまり気にしないで生活できると思います。
隙間よりも無垢フローリングを貼った時に、施主との話題になるのはパインや杉の柔らかさから来る傷です。掃除機を掛けただけでも多少の傷にはなりますから、
傷をなるべく付けないようにするには、掃除機でなく箒で掃除するのが良いようです。
参考までに
私の知る床材の特徴です。
http://www.yoshidacraft.net/material-floor.html
評価・お礼
dekameguさん
2012/10/19 15:43ご回答ありがとうございました。
とても参考になりました。
吉田 武志
2012/10/19 16:21評価頂きましてありがとうございます。
よい家が建つといいですね。
(現在のポイント:-pt)
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