セントラルエアコンについて教えてください。

私は建築技術には詳しいつもりですが、セントラルエアコンと言う言葉を初めて聞きました。しかし、意味は分かります。中央制御方式のことであろうと思います。ですので、中央制御方式についてご説明します。

制御方式は通常巨大な建築のエネルギー費削減と空調管理のために電力管理と伴に制御する方式のことです。そこでは冷温熱源発生のために、大きなボイラーや冷凍機その他の機械類があります。ですから広い機械室や電気室、それに制御管理のための制御事務室が付属しています。
あなたが買おうとされているのは住宅です。機械室があって、大きな機械があるとのことですが、もしその住宅が先進設備を導入していたのであれば、電気式ヒートポンプ方式の貯湯タンクの間違いでは？、ただし、その場合には室外に空調機の室外機と同じものがあります。
値段は、機械の種類とその能力が分からなければ推測のしようもありません。
寿命については、10年から20年の間です。メンテについても機械が解っての話です。

蛇足ながら、輸入住宅とのことですが、我々専門家や文化人の間では、住宅はその土地や地域の文化に根ざしたものでなければ・・と言うのが通説です。個人の好みや価値観を縛るつもりはありません。

自宅で集中管理型のエアコンを使用しています。

使用しているのはアズビル(旧 山武)のシステムです。

拙宅は建坪で約42坪、2階建てです。
庭に室外機があり、2階の上のロフト部分に室内機が設置されています。

確かにどちらも巨大です。

ただ、生活する上において快適です。快適すぎるほど快適です。

というのは、建物内がほぼ一定の温度となり、トイレで汗だくになることもありませんし、脱衣所で寒さを感じることもなく、ヒートショックがないことは病気予防にもつながります。

セントラルエアコンという表現より、全館空調という表現の方が正しいと思いますが、確かに日本では普及していないので、こればかりは経験したことがある人が少ないので分かりづらいと思いますが、全館空調ほど良い空調システムはありません。


日本でももっと普及すれば良いのですが、導入費用として約150～200万円程度しますので、短絡的にひと部屋ごとのエアコン設置が多いのが現状です。


メインテナンス費用については年間3万円程度だったと記憶していますが、拙宅では導入後8年間メインテナンス契約を結んでなくメインテナンスを受けていません。

夏と冬のシーズン前にフィルタを自分で洗っている程度です。

もうそろそろスポットでメインテナンスを受けようと思っている状態です。

最近の情報をアップデートしていませんが、アズビルの機種は温度センサーが2階の1ヵ所のみです。

東芝(確か、もともとは米国GE?)のものは温度センサーが複数設置ができるものと記憶しています。

ちなみに、アズビルのものはもともとは米国ハネウェルの製品です。


上述のようにあまり導入者が多くないので不安な部分があるとは思いますが、絶対的にお勧めします。

とにかく、温度が一定になることによる恩恵が多いのが特徴です。

室内温度と病気あるいは健康というのは多く語られませんが、大きな関係を有しています。

そういう意味では、良い買い物になると思います。