対象:住宅設計・構造
吹き抜けがある空間の空調(冷暖房)をコンサルしてくださる会社はあるのでしょうか?もしあれば、お教え願えないでしょうか?
#拙宅には、約17畳(11畳+6畳)のリビングダイニングに4.5畳に
吹き抜けがあります。
#5KAのエアコン1台(6畳の長辺壁に設置)+シーリングファンを
設置しておりますが、冷暖房(特に暖房)が効きません。
(エアコンの設定温度を26度にしても部屋の温度はせいぜい20度前後)
#外断熱(基礎内断熱)ですが、リビングと6畳の窓が目一杯大きいので、
壁の部分が少ないかもしれません。従って、エアコンの設置位置も限られ
ています。
#無垢のフローリングなので、熱によるソリを防ぐため床暖房は避けたいです。
以上、よろしくお願い致します。
herculesさん ( 神奈川県 / 男性 / 50歳 )
回答:3件
吹き抜け空間の冷暖房
横浜の設計事務所です。
外断熱・基礎断熱の仕様で暖房が効かないのはちょっと解せない
部分はあります。
気密が良くないのか断熱材の厚みが足らないのでしょうか。
窓も通常はペアガラスを使うと思いますし。
エアコンの性能ということも考えられます。
ヒートポンプは外気温が下がると能力が落ちる傾向になります。
特に暖房は冷房より、温度を沢山上げる必要あるのでエアコン
にはより大きい性能が要求されます。
断熱・気密は補強するのは大変ですので、それ以外で考える必要
がありますね。
窓での断熱を高めるには、内窓を追加する事でできます。
また、暖房器具を追加する事が一番直接的な解決方法だと
思います。
暖房器具について何が良いかは、状況によります。
部屋に燃焼ガスを放出するタイプはオススメできないので、
電気以外のガスや石油、ペレット等の場合はFF方式が良いと
思います。
< あーす・わーくす http://office-ew.com >
評価・お礼
herculesさん
2012/09/27 23:17個別にメールをいただくなど、大変、誠実なご対応でした。本当にありがとうございます。特に、お知り合いの専門家の方にもヒアリングしていただくなど、私の拙い説明にも関わらず根拠ある(定量的な)回答で納得できました。別途、個別にメールさせていただきます。取り急ぎ、お礼の評価を書かせていただいた次第です。
回答専門家
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- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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平間 雅之
リフォームコーディネーター
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吹き抜けがある空間の空調方法(案)
初めまして ヒラマ ファースト 企画室と申します。
リクエスト内容を見て参考になればと思い 記入しておきます。
設置位置など不明なので 推定で書かせて頂きます。
1:17畳のリビングダイニングに4.5畳の吹き抜け
吹き抜け上部にシーリングファンといことで考えます
2:エアコンの設定26度で20度前後までの温度上昇
3:リビングダイニングに大きめの窓 2か所
4:床暖房の設置はしない
以上の条件で 考えます
この内容で拾える情報として
吹き抜けの位置など不明。イ:シーリングファンはUP&DN 風を両方使用できる物でよろしいですか。当然夏は風はUP方向で冬はDN方向で使用していますよね。
ロ:エアコンの設定温度は30度まで上がると思いますが、その時の状態はご確認されていますか。ハ:大きめの窓2か所ですが複層ガラスサッシですか通常の二重サッシですか、またアルミ製ですか樹脂ですか?または通常のアルミサッシですか?窓の性能でもかなり精度が変わります。ニ:家全体は木造で高断熱・高気密住宅ですか、鉄筋・鉄骨コンクリート造りですか?
いろいろ 確認しなければ一概には返答できませんが イとロはご自分でも確認できると思いますので、確認してみてください。ハで一般アルミサッシの場合、窓の変更などある場合費用が掛かります。ニの高断熱・高気密住宅等でない場合は床壁天井、全体を見なければなりません。この場合は全体のリフォームになりますので費用もかなり掛かります。
そこでイとロを確認され温度上昇ができない場合はやはり床暖房の検討とストーブ(熱源)の設置などを考えなければならと思います
以上確認してください。
補足
コンサル必要であれば実費はかかりますが、ご指導いたします。
たぶん30度設定すると考えた 温度になると思います。
評価・お礼
herculesさん
2012/09/22 23:30こちらの情報不足があるにも関わらず、様々な可能性からアドバイスをいただきました。
ありがとうございます。
平間 雅之
2012/09/22 23:51評価頂き ありがとうございます
これからの季節で確認をしてみてください。いろいろ工夫が生まれると思います。
よろしくお願いいたします。
竹中健次
建築家
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問題点の整理
1:循環器の性能/対流
・シリーリングファンの風の到達距離には限界があります。
・到達距離が,大きい物にはリジットスイング/エコシルフィーなどがあります。機種に応じて3m~7mの物がセレクトできます。
・空調の空気をしたにする方法として、手術室に使われているように床面近くに吸い込み口を付けることです。
日本の住環境かでは,床に寝転ぶ/座ることが普通です。暖気や冷気を床面まで降ろす工夫の再検討が必要です。
2:空調容量
・空調機の能力が部屋全体の体積に合っていない可能性があります。いくら空調機の温度を下げても,空調機の能力以上の性能は出ません。
3:暖房計画の見直し
・蓄暖の設置はいかがですか?現在は、性能のがよく大型容量の物が国産でも安価に手に入ります。結露対策にもなります。床材への影響はないです。
断熱工事は、現実には不可能です。エコシルフィー+蓄暖の追加設置が一番現実的で簡単に工事ができると思います。
評価・お礼
herculesさん
2012/09/22 23:32新しい視点(エコシルフィー+蓄暖)からのアドバイス、勉強になりました。
他の方々のご意見とともに検討させていただきます。ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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