歯軋りがﾏｳｽﾋﾟｰｽを使っても治りません。

こんにちは群馬県前橋市 歯科ラブアンドティース院長の袋 晃子です。

歯ぎしりの原因自体はストレスという説もありますが、否定的な見解も多く、メカニズムも含めて完全にわかっていないようです。噛合わせが原因という説も直接の原因ではないことが立証されています。その中でアルコールやタバコ、カフェインなどで悪化する方がいるようです。また胃で起こる逆流性流動炎との因果関係は認められているようです。

歯ぎしりが激しいことで、咬むときに働く筋肉や顎関節、歯への負担が大きくなり、目覚めたときに顎から頭にかけて、不快感や疲労感、痛みが出てきます。

歯ぎしりが起こるメカニズムがわからないため、歯ぎしりを完全になくす治療法がないのが現状です。いろいろな対症療法を組み合わせていくことが多く、歯科での対応は、マウスピースが主流となってしまいます。マウスピースも作り方によってはストレスを増してしまい、歯ぎしりにとって逆効果になる場合もありますので、一度セカンドオピニオン的に他の歯科医にマウスピースを見てもらってください。それでだめなら、薬や自己暗示などの方法もためしてみることをおすすめします。

長崎の堀内と申します。さてお問い合わせについてですが、歯ぎしりがなおらないということですね。
マウスピースでもなおらないということのようですが、マウスピースは基本的に歯ぎしりをしても歯に対して負担が少ないようにすることが目的で、治すまでは難しいようです。
また、本来、歯ぎしりをされるタイプの方はなかなかなおらないといわれています。実際、治療しましょうというご提案自体が少ないのではないでしょうか。
本来、噛みしめをするタイプの方や歯ぎしりをされる方は脳の中で右利きや左利きのように決まっているものでもあります。そういうタイプの顎の運動をするということですが、これは置いといて、、、
しっかり治されたいということでしたら矯正治療がおすすめです。かなりよくなります。それ以上によくするためにはプラスアルファの処置が必要です。
また、うつぶせ寝や頬杖をされる方はこの歯ぎしりが顕著に出てしまいますのでご注意ください。
薬物療法というのもありますが、一時的なものであったり、ずっと薬を服用しなければならなかったりしますのでそのあたりをご理解された上でならいいかもしれませんね。