住居敷地内の倉庫について

初めまして 不動産コンサルタントの矢崎です。


今回の契約の場合、明らかに相手方（不動産会社および大家さん）に落ち度があると思えます。


まず、契約前に「倉庫を明け渡す（利用できる）」との事で、契約を締結しているとの事ですので、倉庫を利用できなければ契約を締結しない可能性もあった事と思われます。


この様な場合、相手方（不動産会社および大家さん）に

１．倉庫を利用できる様に、再度請求する

２．倉庫を利用できない場合、賃料減額を請求する

３．倉庫を利用する事が契約の大きな目的となっている場合、相手方の債務不履行（倉庫を
明渡すという行為をしない）により、契約解除および転居費用等を請求する。

を、請求してみては如何でしょうか？




また、契約前に不動産会社担当者は「倉庫を明け渡す」との説明をあなたにしている事から、不動産会社にもある程度の仲介責任が発生するものと思えます。
よって、不動産会社に支払済みの仲介手数料の全部または一部を返金してもらう等の方法も考えられると思います。
※宅地建物取引業法第３５条に違反しており、説明があった倉庫の利用が出来ない為。


大変だとは思いますが、交渉頑張って下さい。

なお、今回の場合紛争性がある事案ですので、ご自分で解決できない場合は、弁護士等の専門家にご相談する事をお勧めします。


矢崎不動産オフィス株式会社
矢崎 史生
http://shakuchi.co.jp/