対象:遺産相続
初めてご相談いたします。
勉強不足の為、適切でない言葉使いや、内容がある可能性がございますが、
宜しくお願い致します。
今後の父の遺産相続対策についてお聞きしたいです。
父は長男で、妹2人と弟1人の4人兄弟です。 祖母は現在入院しており、痴呆も伴っており読み書きは難しい状態です。祖父は他界しております。
祖母は両親達が新居に移っても、自分の暮らしてきた家がいいと、1人暮らしをしてきました。その為、出入りは自由だったので、その間に叔母2人に、色々とお小遣いや祖母の必要なものを購入するという名目で、貯金はすべて使われてしまったようです。
しかも、今回の入院で私が知った事ですが、祖母の年金がいつから貰っており、いくら頂いているのかを長男である父は知らず、管理は叔母になっているようです。 入院費に当てたいからと通帳を見せてもらうと、納得のいかない金額だったようです。
両親が暮らしている家の名義は父ですが、その他の多くの土地は、祖母の名義になっております。
祖母の相続は父と兄弟の問題ですが、私が心を痛めているのは母の事なのです。
祖母が1人暮らしをしている時も、別に母は何もしなかったわけではなく、
ここ数年は食事を(朝と晩)作って持って行ったり、昼はお弁当を週何回か取っていたようですが、その代金は祖母の年金から叔母が払っていたようです。
それも、叔母が勝手に決めてしまいました。
その間、母は自由に出かけられなかったりしたのに、たまに来る叔母に文句を言われたり、色々と嫌がらせを我慢して文句も言わず、頑張ってきました。
母が相続の対象にならないのは、わかっております。
しかし父本人は遺産相続について、何も動こうとしないのです。
私は母が、嫁として一生懸命やってきたのに貰えるものも貰えず、悔しい思いをする事になるのではと、心配なのです。
なので、私が両親に協力出来る事はないでしょうか?
そして、叔母がしていることは、生前譲与の対象になりますか?
是非是非、回答を宜しくお願い致します。
補足
2011/09/19 14:42・祖母は現在満90歳です。そして10年以上会社勤めをしているので、厚生年金と国民年金を頂いているようです。両親がいくら頂いているか調べる方法はございますか?
・祖母が1人暮らしを長年しておりましたが、光熱費は父が支払いをしておりました、関係はありますか?
・冒頭にもありますが、祖母は入院しており、痴呆が進み、字を書けるような状態にありませんが何か両親に出来る対策はありますか?
sironekosanさん ( 埼玉県 / 女性 / 35歳 )
回答:3件
お祖母さまのサポートについて
sironekosan様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談内容、拝見しました。
私は、法律の専門家ではないため、詳しい解説はできないのですが、少し気になったので、回答させていただきます。
お祖母さまは、入院しており、痴呆が進み、字を書けるような状態にないとのことなので、おそらくご自身の財産管理をご自身でできない状態にあるのではないでしょうか。
もしそれであれば、「成年後見制度」の利用が考えられます。
「成年後見制度」とは、認知症などで、判断能力が不十分な方を保護・支援するための制度です。
この制度を利用すると、家庭裁判所が選任した成年後見人が、本人の利益を考えながら、本人を代理して契約などの法律行為をしたり、本人がした不利益な法律行為を後から取り消すことができます。
四親等内の親族であれば、成年後見制度の申し立てはできます。
成年後見人は、最終的には、家庭裁判所が、事情を考慮して、適切な人を選任します。
成年後見人になれば、お祖母さまの収入や財産状況を調べることもできるはずです。
ざっと概要を書きましたが、私も深いところは説明する自信がないので、具体的なことは、ぜひ司法書士など、法律の専門家に相談してみてください。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
評価・お礼
sironekosanさん
2011/09/22 17:02森本直人様
「成年後見制度」の件、早速調べてみたいと思います。
参考にさせていただきます。
有難うございました。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
相続対策等について
私の分かる範囲で回答いたします。
>祖母は現在満90歳です。そして10年以上会社勤めをしているので、厚生年金と国民年金を頂いているようです。両親がいくら頂いているか調べる方法はございますか?
祖母の委任状があれば、社会保険庁等(年金の支払い機関)の問い合わせに回答して頂けると思います。
万一、駄目だった場合は、同様に委任状を取り付け、銀行に振り込み明細書を発行して貰えば、金額は分かると思います。
委任状は銀行等所定の様式があったり、印鑑証明書の添付が必要だったりします。
具体的には、個別に必要書類を確認した方が良いでしょう。
>祖母が1人暮らしを長年しておりましたが、光熱費は父が支払いをしておりました、関係はありますか?
相続の際に、そのあたりの費用を考慮して、財産の上乗せは可能と思います。
あと、父親が祖母の住んでいた場所に住みたい場合、認められる可能性はあると思います。
しかし、所有者としてではなく、優先的に使用できるあくまで賃貸人の立場です。
よって、住むことが出来ても、賃料は相続人に支払う義務があります。
>冒頭にもありますが、祖母は入院しており、痴呆が進み、字を書けるような状態にありませんが何か両親に出来る対策はありますか?
公正証書遺言で、医師の立会いのもとで、遺言書の作成は可能と思います。
あと、母親については、遺言書で母親にも遺産を渡す旨の記載をして貰えれば、母親も遺贈を受けることは可能です。
また、祖母と養子縁組を結ぶと、父親と同様に相続人となれます。
>そして、叔母がしていることは、生前譲与の対象になりますか?
生前譲与とは用語的には違うのですが、仰りたいことはその通りです。
祖母の財産を叔母達が自己の為に使用していたのであれば、相続の際にその金額は差し引くように要求できます。
例えば、相続人が父親、叔母2名として、財産が1000万円とします。
生前に、100万円使っていたとすれば、相続財産は1100万円となります。
2で割ると相続分は1人550万円となります。
しかし、叔母は事前に100万円貰っているので550-100=450万円が相続分となります。
先ほどの、電気代は逆にプラスの財産となり、父親の相続分は増える計算となります。
色々な専門家の意見を参考に一番良い方法を選択して下さい。
以上です。
評価・お礼
sironekosanさん
2011/09/22 17:06松浦 靖典様
この度は、貴重なご意見ありがとうございます。
父親と相談し、最善な方法を見つけたいと思います。
有難うございました。
回答専門家
- 松浦 靖典
- (兵庫県 / 行政書士)
- 尼崎で交通事故の損害賠償請求および後遺症認定の代行手続きを行う 松浦法務事務所 交通事故専門・行政書士
交通事故専門の行政書士。無料電話相談でも誠実に対応致します。
自動車整備業の物損事故の相談を通じて、交通事故被害者の役に立ちたいと思い、資格を取りました。交通事故に遭遇したことで金銭的にも、精神的にも大きな損失を被っています。被害者をひとりでも多く救済していくことが、私の使命だと思っています。
松浦 靖典が提供する商品・サービス
交通事故の慰謝料は、後遺障害の認定で増額します。後遺障害の認定には「初期の対応」が重要です。
交通事故の慰謝料は、後遺障害の認定で増額します。後遺障害の認定には「初期の対応」が重要です。
小林 彰
司法書士
-
Re:遺産相続対策について
司法書士の小林彰と申します。
内容拝見いたしました。
お気持ちお察しします。ただ姪御であるsironekosanさんが色々と動き回ることはお父様の兄弟姉妹にとって好ましい事ではなく、それが原因でお母様が嫌な思いをすることにもなりかねないことに注意は必要ですね。
>>出入りは自由だったので、その間に叔母2人に、色々とお小遣いや祖母の必要なものを購入するという名目で、貯金はすべて使われてしまったようです。
民法には、一部の相続人が被相続人から相続分の前渡しにあたるような贈与等を受けた場合にそれを調整する『特別受益』という規定があり、計算上贈与等を受けた分を相続財産に加算して相続分を算定します。
この特別受益には、「遺贈」と「生前贈与」があり、後者の中に、A.婚姻又は養子縁組のための、B.学資、C.その他の生計の資本としての贈与があります。このお小遣いがCに入るかどうかですが、高額の贈与ならともかく、短期間で消費される金額の贈与は結果的に長期間継続してなされ合計額が多額になったとしても認められにくいようです。
>>祖母は入院しており、痴呆が進み、字を書けるような状態にありません
今後のことを考えると『成年後見制度』を利用するというのは一つの選択肢ではあります。
この制度を利用すると,家庭裁判所が選任した成年後見人が,本人の利益を考えながら,本人を代理して契約などの法律行為をしたり,本人または成年後見人が,本人がした不利益な法律行為を後から取り消すことができます。
ただ成年後見人は,後見が終了するまで,行った後見事務を定期的に又は随時に家庭裁判所に報告しなければなりませんし指導・監督をうけます。家庭裁判所に対する報告は,本人の判断能力が回復して後見が取り消されたり,本人が死亡するまで続きます。
これはこれで大変ですが、不明確な財産の流出はなくなります。
被後見人の法定相続人間で争いがある場合など、親族ではなく職業後見人(弁護士・司法書士など)が選任されたり、後見監督人がついたりすることもあります。
ちなみに後見の申立の際には、必要書類として、本人(祖母様)の財産目録及びその資料、本人の収支状況報告書及びその資料が必要です。申立人が調査をして申立をしますので、お父様が申立人となればその段階で調査することができますね。
いずれにせよお父様のご理解・ご協力は不可欠です。
評価・お礼
sironekosanさん
2011/09/22 17:12小林彰様
貴重なご意見有難うございます。
色々と大変そうですが、将来の為に色々と参考にさせていただきます。
この度は有難うございました。
(現在のポイント:-pt)
「相続税対策」に関するまとめ
-
事前の相続税対策で節税が可能です!相続に特化した相続税対策を行いましょう!
相続税っていくらからかかるのかしら?子供に財産を譲ったら相続税は減るのかしら?今住んでる家ってどうすればいいの?新築で家を建てるときに両親からの贈与で税金が節約できるの?贈与税と相続税、どちらも遠いと思っているかもしれませんが、税制改正によってあなたも対象になるかも。相続税はきちんと対策することで節税できるかもしれません!相続に特化した専門家たちがあなたのお悩みをサポートします!!
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング