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対象:住宅資金・住宅ローン

変動金利住宅ローン選択時の、金利上昇と返済額について

マネー 住宅資金・住宅ローン 2011/07/06 09:07

変動金利型の住宅ローン商品を選択した際の、金利上昇と返済額についてご質問です。

変動金利の場合、金利の見直しは半年ごと、返済額の見直しは5年ごと、その際の金額は直前の1.25倍まで、というルールがあるそうですが、例えば繰り上げ返済を繰り返して10年間で返済を完了してしまうケースにおいて、

仮に金利が毎年5%とずつ上昇(あり得ないと思いますが)した場合でも、返済額はそれほど大きく変動しないと考えて良いのでしょうか?


例えば元利均等返済を選択しており、
・当初の返済額が月10万円、金利は1%
・毎年繰り上げ返済をして、期間を短縮していく
・金利が毎年5%上昇

というケースにおいて、初回の返済額見直しの際に金利が26%ととんでもない数字になっていたとしても、6年目以降の返済額は12.5万円でよい、ということになるのでしょうか?

それとも返済額自体は変わらなかったとして、未払い利息が増え続け、返済が永久に終わらないということになるのでしょうか?


どうぞよろしくお願いいたします。

sonaeruさん ( 神奈川県 / 男性 / 28歳 )

回答:2件

渡辺 行雄

渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー

12 good

変動金利住宅ローン選択時の金利上昇と返済額について

2011/07/06 16:30 詳細リンク
(5.0)

sonaeruさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、
渡辺と申します。

『仮に金利が毎年5%ずつ上昇したば合いでも、
返済額はそれほど大きく変動しないと考えてよいのでしょうか?』
につきまして、

sonaeruさんがご記入されているとおり、
返済額を5年間据え置きとした場合、

例え金利が上昇していったとしても、
5年間は返済額が増える心配はありません。

sonaeruさんmご記入されているとおり、
金利が上昇する局面では、
1.25%ルールが適用されますので、
例え、ローン金利が5%ずつ上昇していっても、
毎月の返済額は変わりませんが、

5%と1.25%との差としての3.75%につきましては、
決して、免除されるという訳ではなく、
再計算されて、
借り入れ元本に充当されることになります。

その結果、金利が上昇する局面では、
幾ら返済していっても、
思うように元本が減っていかない事態も考えられます。

よって、変動金利や短期固定金利を選択する場合、
ローンの更新が頻繁に行われますので、

毎年のように繰り上げ返済を行うことが可能で、
早期完済ができる方に向いているローン商品となります。

もし、繰り上げ返済につきまして、
3年に一回程度ということでしたら、
早期完済というわけには行きませんので、

多少ローン金利が高くなってしまっても、
フラット35sなど、
長期固定金利で住宅ローンを組むことで、

返済の途中からローン金利が上がってしまい、
毎月の返済額が増えてしまう心配がありませんので、
将来のマネープランが立てやすくなります。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/

個別
相談
ルール
商品
プランナー

評価・お礼

sonaeruさん

2011/10/19 12:20

大変に遅い御礼となりまして申し訳ございませんでした。

金利の上昇に伴う返済額の上昇は、総額という形で常に反映され続けているのですね、大きな勘違いをしておりました、本当にありがとうございます!!大変分かりやすくよく理解できました。

渡辺 行雄

渡辺 行雄

2011/10/19 13:34

sonaeruさんへ

お返事いただきありがとうございます。
また、多少なりともお役に立てて、何よりでした。

これからもマネーに関することで、
分からないことがありましたら、ご相談ください。

リアルビジョン 渡辺行雄

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中原 秀樹

中原 秀樹
不動産業

11 good

返済額は変わりませんが、ローン残高が増える場合も

2011/07/06 10:42 詳細リンク
(5.0)

はじめまして。《中古マンション売買専門》ホクセツホームの中原です。

sonaeru様のご質問についてですが、

返済額の見直しは5年ごと、その際の金額は直前の1.25倍まで、というルールについて
間違った理解や認識をされている方って結構いらっしゃいます。

「返済額が増えないのであれば安心」と考えられるのですが、
まったく安心ではありません。金利負担のリスクが存在します。

もしも金利が上昇した場合、

返済額は変わりませんが、実は、負担する金利の金額が上昇します。

例えば、

借入3000万円 35年返済 金利1% とした場合
月々の返済金額は、約85,000円(金利負担約25,000円)となります。

ですが、

金利が3.5%まで上昇すると、ローン開始後すぐであれば、
金利負担の金額だけで、約85,000円となります。

さらに、金利が上昇して5%までになると、
金利負担の金額が、約120,000円まで膨らみます。

そうなると、月々約35,000円金利負担の方が多くなってしまうことから、
結果、ローン残高が増えていくことになってしまいます。

つまり、どれだけ返済してもローン残高が減らない状況です。
逆に増えていってしまうという結果にも・・・

金利が低い時期がずっと続くならば大丈夫ですが、30年・35年という
長期にわたって、ローンの返済を予定する訳ですから・・・

常に金利上昇のリスクを背負うことになります。

だからこそ、できるだけ長期返済の予定にて購入計画を立てている場合には、
変動金利ではなく、固定金利にて返済プランを立てることをお勧めいたします。

少しでも参考になりましたら幸いです。


ホクセツホーム 中原 秀樹
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評価・お礼

sonaeruさん

2011/10/19 12:18

大変に遅い御礼となりまして申し訳ございませんでした。

分かりやすいご回答ありがとうございます、どうもとんでもない勘違いをしていた様で、大げさではなく人生においてピンチを迎えかねない所でした、本当にありがとうございます!!

固定金利のメリットをそれほど大きく感じていませんでしたが、考えを改めたく思います。

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