対象:一般歯科・歯の治療
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友達なんですが…
幼い頃から、虫歯になりやすく…
今、30歳にして、上の歯全てが差し歯と言う事を今日聞きました。
歯磨きを手抜きしていた訳でも無いようです。
下にも、何本か差し歯があるようです。
ほとんど自分の歯は残っていないようです。
話を聞いてびっくりしました。
虫歯になりやすい体質とかってあるのでしうか?
そう言う体質のは治りませんか?
そして…今後、5年後10年後先には 40歳にして
総入れ歯って事になるのでしょうか?
今後、気を付ける事ってありますか?
楓さん ( 大阪府 / 女性 / 41歳 )
回答:4件
まずは安心してください。
たしかに虫歯になりやすい体質というのはあります。しかし、それだけが原因でもないと思います。
日本では、どちらかというと歯医者に虫歯の治療でいくという患者さんがほとんどです。北欧のように歯医者を予防で使ってください。虫歯は痛くないものです。痛みもなく進行していき、痛くなったときはかなり進んでいることがほとんどです。定期的な歯石クリーニングなど予防さえしておけば、40歳でも総入れ歯なんてほとんどありえません。
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総入れ歯なんて、そう簡単には!
楓様、こんばんは。
ご友人のお話を聞いて、驚かれたようですね。
確かに、虫歯になりやすいかた(乳幼児の時期に、母親の口に触れた食べ物などから口腔内の常在菌バランスが早期に決まってしまったりetc.)はいらっしゃいます。30歳でほとんどが差し歯という方も、中にはいらっしゃいます。逆に考えると、差し歯になってからはとても気をつけていらっしゃるのではないでしょうか?(^_^)
総入れ歯になるなんて、ご心配しすぎかもしれませんね。
歯科医院を上手に利用して、クリーニングや正しい歯ブラシの仕方を身につければ大丈夫です。そうすれば、歯に対する意識が高くなりますから、安心度は高まると思います。
回答専門家
- 亀卦川 博仁
- (歯科医師/医学博士)
- きけがわ歯科医院 新横浜インプラント矯正クリニック 院長
眠れるほど安心して受けられる歯科治療
"For Patients"~患者様のために~ きけがわ歯科医院 新横浜インプラント・矯正クリニックでは治療は当然のこと、歯科医院が怖い方にも対話の時間を設けて患者様に優しい治療を目指して日々努力しています。
虫歯を防ぐには多角的アプローチが必要です
30歳にして上顎すべての歯が差し歯であるという音は虫歯になりやすいタイプであることが、ある程度疑われます。本当に虫歯になりやすい人のコントロールは、歯科医院にいって、掃除をしてもらったり、歯ブラシを一生懸命に行うだけでは十分ではないことが分かっています。虫歯の予防に関しては、やはり北欧が実績と研究では飛びぬけた存在です。イエテボリ大学名誉教授のボー・クラッセ先生が、国を挙げて取り組むことにより、虫歯は激減可能で、将来の医療費が大幅に削減できることをスウェーデンの国会で述べられ、国もその意見を取り入れて、スウェーデンからほとんど虫歯がなくなったことはいまや伝説になっています。その内容は、歯ブラシの指導とともに、徹底したおやつなどの食餌管理とフッ素による歯質の強化です。
その後継者である虫歯学(カリオロジー)の世界的権威ドーベン・ビルケット教授(写真)は虫歯の原因を多角的に調べる必要があることを発表されています。
要するに、細菌学的な検査とプラークコントロール(歯ブラシによる口腔清掃)、食餌指導(簡単に言うと、甘いもの、特に粘っこいのは良くない)を頻繁に摂らないことです)、フッ素の応用(フッ素入りの歯磨きの使用や、フッ素入りジェルの塗布、フッ素タブレットをなめるなど)が柱になります。こうした多面的な注意をしないと、虫歯になりやすい人の管理は難しいのです。数年前にお会いしたとき、虫歯の管理は歯周病ほど単純ではないよ、といたずらっぽい顔をして、私にウィンクされたことを懐かしく思い出します。
しかし、ご友人はもしかしたら、それほどリスクが高い人ではないかもしれません。例えば、下顎前歯に虫歯がないなら、体質的に大きな問題を抱えているわけではないことが知られています。まずは、こうした多項目のチェックを行ってくれる歯科医院に相談に行かれることが大切です。
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山内 浩司
歯科医師
1
差し歯も大切なご自身のお身体の一部ですね
確かに我々は様々な個性や個体差をもって生れてきます。お口の中に関してでも、唾液のpHや分泌量、歯並び・噛み合わせ、歯の形や、歯や骨の結晶密度などにより虫歯や歯周病に対する抵抗力にも個体差があらわれます。また、相対的には“虫歯体質”の方と“歯周病体質”の方に大別される様に思います。
楓さまのご友人は前者の“虫歯体質”の方かもしれませんね。だとすると、淵の合った適合精度の高い差し歯で、噛み合わせなども安定していれば、ご自身によるオーラルケアなどで歯を守っていく事は可能です。
むしろ総入れ歯になってしまう方は後者の“歯周病体質”の方が多いものです。
ただし、差し歯はあくまでも人工物ですので、時間の経過と共に劣化をしてしまったり、接着が脆くなってしまう事も考えられます。適切にオーバーホールしていく必要はあるでしょう。写真は、以前の差し歯を、オールセラミックスを用いて再修復させていただいた術前術後のものです。
【今後、気を付ける事ってありますか?】
ご自身で歯を大切に思う事、愛しむ気持ちが一番大切なことだと思います。また、長期的な予防も含めてご自身と合ったホームドクターを見つけられるとよろしいと思います。
(現在のポイント:-pt)
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