素材感と光の演出で、大人の雰囲気を・・・・。

【紫】と【黒】ですね、いいですね。
というのも、私の自宅のゲストルームが
鉄のままの生地にクリア塗装したH鋼材の柱と、
グラファイトカラーで塗布した
リベット留めしたＣ形鋼の梁を巡らし、
天井は、
杉板をすこ〜しだけ薄いオレンジ塗装しました。
天井の一部は、石膏ボードにマットな白色を塗布しました。
（ここにピンスポットを埋め込みました）

テレビ台は、（前記）H鋼の柱と、
オレンジ身を帯びた濃い茶色の塗装の上に
トロトロにクリアを掛けた米松の無垢板を付けてあります。
書棚には、もちろん洋書がバッチシッ！です。
バカラの花瓶も、さらに美しく観えます。

壁は、少しだけ明るめの紫を吹き付けてあります。
（凹凸のでる吹き付け塗装です）
壁の一部は、杉板でできたパレット（フォークリフトなどで荷物を運ぶ台）を
解体して、痛み、朽ちた感じの表現をしました。
釘なんかも、わざと錆びさせて打ち込みましたね。

クローゼットの扉は、ラワンベニアにテレビ台と同じ色です。
しかし、ここはクリアでなくてマット（拭き取り風）です。
照明が反射しなくて、予想通りで正解でしたね。

床は、土間コンクリートをむき出しにし
その上には樹脂ワックスを幾度も塗布しました。
以前に敷いてあったタイルカーペットの
接着剤の跡がさらに怪しい感じ？を醸し出しています。
夜になり、その照明が床を照らして、
とても美しい、ムードある空間ができました。

窓には、ワインレッドの木製ブラインドです。
こちら側が暗めなので、
昼間の太陽光線がブラインドの羽の隙間から差し込み、
まるで映画の中に居るようです。
もちろん、照明類はシャンデリアや、ピンスポットです。

飾ってある、【風神と雷神】のゴールドが【紫】に映えます。
また、クスんだマンハッタンに建つ【クライスラービル】の額装も
朽ちた感じの杉板壁に合いますよ。

長くなりましたが、参考にしていただけたなら幸いです。
とにかく、【紫】や【黒】は、大人の雰囲気が醸し出せますよね。
素敵なお住まいが完成する事を祈っています。