対象:ペットの医療・健康
Re:軟口蓋過長症について
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質問の内容から短頭種症候群による、呼吸困難および睡眠時無呼吸症候群の状態であると考えられます。短頭種症候群の患者は4歳を超えると喉頭虚脱を起こし、ひどくなると咽頭虚脱も起こしていることがあります。虚脱とは内腔がへこんでしまい重度に狭くなること。この場合、軟口蓋切除だけでは改善が見られない場合が多く、永久気管瘻設置術(頚部腹側の皮膚に穴を開けて頚部気管をつなぎそこから一生呼吸をする)が適応となります。適応の判断と術後管理には気管支鏡と豊富な知識・技術が必要になりますので、大学や一次診療施設で呼吸器科のあるところを受診してください。短頭種症候群は時間がたてばたつほど悪化し、突然死のリスクや麻酔の危険性も増加しますので早めの受診をお勧めします。気を付けることと言えば、体重管理と、涼しい環境で興奮しないようにすることです。
評価・お礼
おさんぽ さん
ありがとうございます。「永久気管瘻設置術」という方法があるのですね。
自宅は栃木県の宇都宮市で、受診のために都会にまででていくとしても、そのあいだの移動時間にたえられるかどうかも不安だったのです。
おしえていただいたことをふまえて今後どうしていくのがよいか、家族とはなしあいます。
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この回答の相談
フレンチブルドッグ(オス・6歳)を飼っています。常に息がしずらく、特に暑い日などは苦しそうです。夜、寝ているときには無呼吸状態になったりもします。軟口蓋過長症の手術をうけさせようか考えているのです… [続きを読む]
おさんぽさん (栃木県/29歳/女性)
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