対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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冬至での影の長さ
kobahideさん、こんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
南側の家は、2階建てでしょうか。
日当たりを考える場合、現在の環境で検討することも必要なのですが、南側の家はいずれ(10年後か20年後か)建て替えられるかもしれません。
今の家は、仮に余り高く建っていないとしても、建て替えられると、高さ規制一杯になるかもしれません。
従って、日当たりの検討は、用途地域、高さ制限の規制一杯に建てられたものとして考えておくのが良いと思います。
用途地域が、規制の最も厳しい第一種低層住居専用地域で、北側の高さが5mと仮定して考えてみましょう。
太陽高度は、冬至が最も低くなります。
冬至の太陽高度は、約30度、影の長さは、高さの約10/6倍となるので、
5m×10/6≒8m
地面レベルで、南側境界から約8mまで影となります。
1階床面は、地面より高くなるので、もう少し短くなります。
これは冬至での数字で、他の時期はもっと短くなります。
菜園では、植物種類により時期を想定して、計画できると思います。
日当たりだけを考えると、南側道路が良いこととなりますが、庭側が玄関アプローチとなるため、プライベートな庭を作るのが難しかったりします。
北側道路では、冬至の時の日当たりは悪くなりますが、プライベートで心地よい庭、心地よいリビングをつくることができ、私はお勧めしたいと思います。
参考にしていただけたら幸いです。
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この回答の相談
現在土地購入で悩んでいます。
立地がよくて広さも約70坪ありなおかつ高価ではなくて非常に気にいった土地があるのですが日当たりが気になり悩んでいます。
北側道路で東西に約14m、南北に約17mの土… [続きを読む]
kobahideさん (広島県/30歳/男性)
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