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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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債券の価格と金利の関係、外債の為替リスクについて
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ももんが2号 様
初めまして、ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
債券を対象とする投資をお考えの場合、インフレになれば、債券の価格は下がり、金利は上昇します。この関係からすれば、現況は債券の価格は高く金利が低い状態にあることをご認識の上、ご購入ください。
将来インフレになれば、保有する債券の価格は下がることになりますので、元本の確保のためには途中売却はせずに、満期まで待つ必要があります。
従いまして、現況では債券の購入は短期のものをお勧めします。同じ理由で定期預金も期間1年での運用をお勧めします。
ただし、老後に備えての長期投資として、毎月積み立ててで投信をご購入されるのでしたら、大きなインフレに対するリスクにはならないものと考えます。
なお、国内債券を対象とする投資信託では、先物や金利のヘッジをかけているものは少ないのですが、国内債券の投信でしょうか? 国内の公社債投信やインデックス・ファンドは行っていません。
海外の債券の購入、または外債を対象とする投信をお考えの場合には、むしろ、為替変動リスクをお考えください。為替変動リスクの影響が大きいため、リスクに比べリターンが低いことをご認識の上、分散を図る上で外国株式を対象とする投信の購入もあわせてご検討ください。
例えば、国民年金と厚生年金を運用しているGPIFが公表している外国債券の期待リターンは2.7%でリスクは14.05%です。
一方外国株式は、期待リターンが5.0%でリスクは20.45%ですから、リターンをリスクで除したパフォーマンスは株式が勝ります。
なお、国内債券の期待リターンは3.0%でリスクは5.42%としています。
補足
ご存知とは思いますが、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
国内債券、外国債券をご購入されるのでしたら、それぞれを対象とするインデックス・ファンドの購入、
インフレへの対応をお考えであれば株式を対象とするものもご検討ください。
評価・お礼
ももんが2号 さん
債券運用や金利変動型定期預金について、分散運用における重要なポイントや知識、常に心に留めておく・参考にしておくアドバイスを頂けて、とても幸いです。
吉野先生から教えていただいたことを含め、もう少し勉強して考えてみます。また何かありましたら宜しくお願いします。
ありがとうございました。
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この回答の相談
少し早いような気もしますが、老後への備えとしてとして毎月給料から少しずつ貯めた資金を使って資産運用を考えています。
その中で、資産運用の一つとして債券で運用(ここでは投資信託とします)… [続きを読む]
ももんが2号さん (神奈川県/26歳/男性)
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