対象:ペットの医療・健康
RE:雌犬の病気、治療
膀胱炎の治療としては、抗生剤としっかりと飲水をさせることが重要なので抗生剤は使用していく必要があります。しかし副作用として嘔吐や下痢が起こる抗生剤もあるので、その場合は抗生剤を変更した方が良いでしょう。もしも抗生剤の服用後に吐いてしまっているのであれば、しっかり服用できていないため膀胱炎が長引いてしまっているのかもしれません。
経口投与が難しい場合、一度注射を行えば2週間効果が持続する抗生剤(コンベニア®注)もあるのでそちらを試してみてはいかがでしょうか?
ただ、抗生剤の服用前に嘔吐、下痢がみられている場合は膀胱炎とは別になんらかの原因がある可能性があります。
慢性嘔吐の原因として、食道疾患、感染性疾患、代謝性疾患(腎、肝疾患、副腎皮質機能低下症など)、炎症性腸疾患(IBD)、閉塞性疾患、腫瘍性疾患などが考えられます。血液検査、便検査、尿検査、超音波検査、バリウム造影を行って問題がないということですので、制吐剤や下痢止め、整腸剤などの変更をし、それでも改善がみられない場合は麻酔下での内視鏡生検や試験開腹などを行うことも検討していった方がよいかと思われます。
一度、かかりつけの動物病院の先生と相談し、内視鏡生検や試験開腹が難しいようでしたら大学病院などの設備の整った動物病院を来院されてみてはいかがでしょうか?
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