人工大理石カウンターとシンク

naomi5322さん、こんにちは。

キッチンデザイナーの近藤壯一郎です。

リフォームで新しいキッチンをどうすればいいかお悩みとのこと。

自分の希望通りのキッチンを作ることはなかなか難しいものです。



さて、人工大理石カウンターについてですが、現在のヤマハの製品とデュポン・コーリアン、どちらもキッチン用カウンター素材として必要かつ十分な機能(性能)を持っています。

もともとデュポン社が1965年に創り出した人工大理石(英語ではSolid Surfaceといいます)は、それまで使われてきた天然石、木、タイルなどと違って加工性が良く、クリーンで、耐久性があり、メンテナンスフリーで、色柄が豊富などのメリットからあっという間に世界中でキッチンカウンターの主役となりました。

後にデュポン社の人工大理石の製法がオープンになってからは多くのメーカーが同様の製品を作り始めたのですが、製法の違うヤマハ以外のキッチンメーカーはそれら後発メーカーのOEM製品を使っています。

私個人としては、同等品の中ではデュポン・コーリアンが最良だと考えています。





また、キッチンについては、違ったメーカーの気に入った部材やパーツだけ集めて一つのキッチンにするのはまず無理だと思うので、そうなるとオーダーメイドで作るというのが現実的でしょう。

オーダーキッチンは細かい使い勝手や耐久性・予算が心配、とのことですが、逆にオーダーだからこそ細かい要望(家電タワーでも昇降棚でも)に応えられるし、より耐久性が高いものが作れるし、流通経費や宣伝販促費用がかからない分リーズナブルな価格にもなります。

限られた選択肢からしか選べないメーカー製のシステムキッチンだと不満のある部分まで一緒に買わなくてはなりませんが、オーダーメイド+コーリアンなら自分の希望通りのキッチンができるとおもいますがいかがでしょう?

台所計画工房　近藤壯一郎