対象:ペットの医療・健康
RE: 犬の膀胱炎
2007/06/23 13:20
尿が赤色になるときには尿中に血液が混入する血尿と尿中に血色素や筋色素が混入血色素尿があります。
血尿は一般に腎臓、尿管、膀胱、尿道の感染などに起因する炎症、外傷、結石、時には腫瘍などで認められ、血色素尿は溶血等で認められます。
また、雌では尿の性状は問題が無く子宮や膣等の尿道周囲の疾患に起因した自然排尿中の血液の混在も認められることがあります。
基本的には尿の性状や細胞成分、血液検査、レントゲンや超音波検査での精査により問題を明らかにします。
膀胱炎は血尿を認める疾病ですが、原因は様々です。代表的なものでは尿石や細菌性等の感染性、特発性、薬剤誘発性などがあります。
尿中のphが上昇するリン酸アンモニウムマグネシュウム結晶がみられることが多く膀胱炎を起すことがありますが、phが低くてもシュウ酸カルシウムなどの結晶は作られますし、原因により尿の性状は異なります。尿石等を認めず膀胱炎の所見が認められるなら他の原因による膀胱炎の可能性はあります。
また、尿のphは食事や体質にも左右され5.5は特に問題はありません。
今後もこのような症状が認められないか注意深く観察し、再発が認められるなら再度精査し原因を明らかにし治療をする必要があります。
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犬の膀胱炎
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2007/06/09 09:15
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