暴力的言動のサイクル?子供の心共有しストレス発散を
8歳の娘が意に反する行動をとった時などについカッとなって、傷つけることを言ったり足を蹴ったりしてしまい、しばしば自己嫌悪に陥っている模様です。頭では子供に悪いと分かっていながら、口や足が半ば自動的に出てしまうというパターンに陥っている様に見受けられます。
つまりいくら理屈で我が子が大切だ、可愛がらなくては、と考えても、自動的に手足が出てしまう状況そのものを何とかしないことには、このような仕打ちを繰り返すことになってしまいます。それでは、そのような自動的に手足が出てしまう原因とは一体何でしょうか?
厳しい事をいうようですが、先ず考えられるのは我が子への思いやりが不足している可能性です。頭で大切に考えるだけでなく、心や感覚レベルで本当に大切にしているのであれば、とっさの時に傷つくような事を言ったり手足を出すような行動には走らないものです。
真っ先に取り組んで頂きたいのが「我が子の立場にたつ」ことです。これも理屈で考えるのではなく、本当に我が子に乗り移ったように感覚や心を共有するのです。我が子の喜びや悲しみ、痛みも我が事のように感じ取ることです。足を蹴られたらどんなに痛いか実感してみましょう。
次の取り組みは「ストレス発散」です。言葉の暴力や手足の暴力はストレスが溜まっている事を示唆します。日頃からスポーツや趣味で気分転換やストレス発散を心がけましょう。またイライラした時などに八つ当たりできる枕などの安全な対象物を室内に用意しておくと役立ちます。
さらに「生活習慣」がきわめて大事です。暴力的な言動に出やすいのは、食生活や栄養バランスが乱れている可能性を示唆します。例えば糖質の過剰摂取は反応性低血糖を、アミノ酸、ビタミン、ミネラルの不足は神経伝達物質の欠乏をそれぞれ招き、神経機能の低下を通して暴力的言動の引き金になります。このQ&Aやコラムに頻繁に詳述していますので、参考になさってください。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
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この回答の相談
現在8才の娘と3才の息子を1人で育てています。
8才の娘に対してつい口うるさく言ってしまうことが多いです。
娘は私に何か言われると、わざと逆の事をしたり、私を困らせる行動をとったりします。
冷静… [続きを読む]
にこにこまるさん (群馬県/38歳/女性)
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